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第11回詩人バトル Entry24

歩いてゆく、こと

    泣いたり 笑ったりして 歩いてゆくあいだに
    絶対に触れなければならない もの

    泣いたり 笑ったりして いつか辿り着く見知らぬ地で
    それでもなお 触れた事のない もの

    多分、全てを数えあげるには
    全人類両手両足指 何もかも足しても
    まだ 足りない 足りない


    強く映った あの黒い瞳
    僕の 僅か数歩前を 踏みしめる様に歩く あの人
    二人が向かう道 ひとつづきではない けれど

    嘆くことはない

    歩みをとめる場は同じ
    例え 今は その瞬間を夢に見ることすらなくても

    二人が向かう道 どちらも同じ
    ひとつづきの 運命
    歩いてもいい 走ってもいい 転がってもいい

    けれども 立ち止まっては いけない と

    その虚しさ 哀しさ
    それから ほんの少しの安心感、

    
    それらを抱えて、
    泣いたり 笑ったりしながら


    僕等は 未だ見えない終着点へ 歩いてゆく

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