第12回詩人バトル Entry30
いってきますとはずかしく
すりガラスの向こうの人影に
ころがしてしまいました
ころがっていました
ぶるぶると震えながら
その熱の交換を
めがねとこつん
ちょっと酸っぱくて
ちょっと苦いかも
それでもとてもあまい
のです
そのやりかたは
ママに教わっていないのだもの
空中を時速二〇キロで前進中
ガラスに残った口紅の跡に
リップクリームお土産にして
あなひとくちびるささくれすぎて
どんな秘め事よりも
きもちがいいかもね
生涯の忠誠を誓うよ
そんなに証拠が欲しいなら
ああ! なんと卑劣で悪辣な兵器である事か!
その髭が痛い
その髭がいとおしい
90点をとった御褒美
何で
レモンの味が
しないのかなあ
気道を確保してしかるのちに
しろい
しろい
しろいうなじに
さくらんぼの茎を結んだり
あ
いたた噛まないで
ほんのさようならの
あいさつがわりに
ちゅ。