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第12回詩人バトル Entry8

ありふれたイメージ

夕暮れ
街灯
蝉の鳴き声

二度と来ない物?

枕を並べて語り合った日


校舎
渡り廊下
図書館

今はもうない物
どこまでも続く校庭
他愛のない会話に
大切な喧嘩

ため息
揺れた
季節は

とても
大切な
物だった

あの
暑さは
もう、どこにも
見出せない

もう、どこにも見出せない
(そしてそれはありふれたイメージになる)

雨の降る午前3時
無くした鍵
帰り道

とても
とても
大切な物だったのに
もう
どこにも見出せない

すべてが既視感に包まれて、
すべてがありふれたイメージになる

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