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第12回詩人バトル Entry23

ある飛行士の詩

この瞳から
桜が散るのを見届けたい。

遠き過去を想い出せば
空の青さと
むせかえる程の、あの愛情。

夢を見ているようでした。

また春が終わって
また向日葵は凍え死んで
また葉は酷く、愛を落とし
全てを惜しんで 冬が来る。

そしてまた春だ。桜が咲くね。

どんなに人が 朽ち果てようと
花は咲き続けるもので
あぁそれは狂おしいほど
愛しく愛しく、憎しみのこもる

何も変わらない。
変わるはずもない。

僕が散るのに花は咲く。
悲しみも見せず 空は青く

あぁなんて
つらい運命なんだろうか。

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