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第14回詩人バトル Entry36

花弁

よろめきながらとは言え 
歩くのなら 

宝物ように何気ないように捨て置いたように
積もるもの  

抱えては行けず消しては行けず
振り返ればそこに
辛酸だとか哀慕とか

呼び切れない程ないまぜに
累々と

睡夢に似た反芻の滞留
振り返ればそこに
懐かしく果ては無く

ともすれば衝動も霞む引き金 
深々と

まだだ、と
振り切り振り返らず

歩いていると言えなくても
迷い引きずったその後に

降り積もるだろう?

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