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第15回詩人バトル Entry43

自由になりたい。ずっとそう思って居ました。

あたしの存在を感じている総ての人々の記憶からあたしの名前を消してしまえたら、どんなに良いか。

なんかそんな事を思いながら今までずっと生きて来ました。

頭の中を廻るのは、毎日毎秒同じ言葉ばかり。

あたしを取り巻く総ての柵を取り払うにはあたしが此処から消えれば良い。
あたしみたいに小さな人間が唯一人消えた所で世界は何も変わらない。
消える。此処から。今すぐに。

其れこそが、あたしにとって真の自由。

でも今此処に居るあたしは弱くて臆病で、其れに気付いて居ても何も出来ないのです。

消えたい。消えたい。消えたい。消えれない。消えられない。消す事は出来ない。
あたしだけの力では。

此処まで来て今更他力本願も有り得ないけれど、もう判らないのです。
あたしを此処から消す方法。教えて下さい。出来れば今すぐに。

否、其れより消して下さい。其の方が早いから。

駄目ですか?
あたしみたいな人間は、死ぬ事すら許されませんか?
このままずっと同じ事を繰り返しながらあたしは生きて行かなければなりませんか?
あたしが犯した罪は其れ程迄に大きく深いものなのですか?

誰か、答えてくれませんか。答えて下さい。今すぐ。どうか。
自分の罪の重さも解らない愚かなあたしに。
どうか…

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