第15回詩人バトル Entry46
星空を 見上げて涙を堪えた
背中に映る 醜さの痕が あたしの姿形 変えていく
変色し切った 波間の砂が
あたしの事を 要らないと言った
こんなになるまで どうして放って置いたの?
傷跡が醜くて 掻き消したいのは分かるけど
血が出るほど 掻き毟ったって
何にも ならない
生まれるのは 人間だけで
あたしは生まれない
あたしは人間だけど
人間じゃない
こんなになるまで 放って置いた
あたしの方がどうかしていた
体中が溶けて行くのに
残酷があたしを その場に取り残した
今は もう無い あの 砂場で
一人砂を掘っていた 醜いあたし
醜いあたし 醜いあたし
背中の傷跡が 醜い