第15回詩人バトル Entry73
雪が降った朝、表に出てみると寒くなかった。
東京にも雪が降るので結構うれしい。この調子で今年も過ぎていけばなーっと想う。この調子というのはこのぐらいの天気と言うことだ。雪は降るけど寒くない。異常気象。だらんと壊れながら進む地球。今年も後1ヶ月。1年は早い早い、やばいやばい。コロがそろそろ起きだそうとしていた。この柴犬はホント寝ぼすけだ。世間では子供が刃物で刺されているのに。血が流れてグランドに染み込んだのに。地面は昔から血を染み込ませている。戦国時代の阿鼻叫喚。アスファルトになって染み込まなくなった悪い血が悪いことを仕出かしているそんな世の中、2001年。亜希子。白亜紀の希望の子。ティラノザウルスの子。血を流せ。
スーと庖丁を持ってパパを刺す。なぜ今まで大人たちはこんなに簡単に人を殺せることを教えなかったのだろう。包丁。刺せばいい。今は毎日TVが教えてくれる。後はやってみるだけ。ついでにママも刺す。コロ、コロ。コロを便所座りで頭を下げて呼ぶ。私は恐竜になったよ、白亜紀の獣に。早く起きて。雪が降る日に恐竜になって染み込まない血が私を単純に襲う。パパの血は畳からあふれ出ている。コロ、コロあなたの獣を早く見せて。今は平成、恐竜は滅んだのよ。コロと名付けたあなたの人が見たい。御願い早く起きて。犬、犬コロ。