第16回詩人バトル Entry16
…毎朝
君がぼくの前を通り過ぎる度に
ぼくは君に声をかけようかと迷う
君はぼくが知らない幸せで笑い
ぼくは幸せそうな君を見て微笑む
ぼくは君のことが好きだ
心の中で君のことを想うのは簡単だけど
君の心の中にぼくを刻みつけるのは難しい
勇気を出そうか
雨がぼくを通り過ぎると
君がぼくを通り過ぎると
何故だか舞い上がってしまう
好きなんだよね
その一言で尽きてしまうのが悔しいけれど
僕は君のことが好きです
用意していた着飾った綺麗な言葉たちは
告白を目の前にして綺麗に消え去ってしまう
雨が全てを浄化するように、僕の心も同じように
真っ白になって、
赤面になって、
雨が降って、
君を想う
悲しい結末なんて、考えない
怖がっていたら、きっと君を手に入れられない
勇気を出してみようか?
君を想う
ぼくの火照った熱は
雨が優しく和らげた
君の髪は濡れている
ぼくは震える声を抑えた
想う気持ちは
甘い恋人達のように
激しく燃えてはいないけれど
全てを包み込むような
ゆりかごのような温かさは持っている
君を想う、…雨が降る、…涙が流れる。
happyendじゃ終わらない
Badendでも終わらせない
想いにendは存在しない
ぼくが君に傘を差し出すと
君はぼくに笑いかける
君を想う
果てしなく、永遠に