第165回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは「いちねんの終わりに」大覚アキラさんに決定です。

エントリ 作品 作者 得票
3 いちねんの終わりに 大覚アキラ 5
4 学芸会 駄々 1
5 緑の魔物 サヌキマオ 1
6 てぶくろ 待子あかね 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■いちねんの終わりに  大覚アキラさん
 
感想:「いみのないいみのあること」
 「いみのないいみのあること」と書いてしまうことで具体的に何、と言及することを避けてしまっていて、説得力をもたないように思う。比喩として示される「呼吸すること」はいみがなくないものなぁ。

「泡沫」
 吉本隆明が死ぬ前に「現代の詩は無を書いてて」てなことを申しておりまして(quo.日本語のゆくえ)これもまた個が無に向かってくモチーフ。ただ、最後の方の「あ、」とかは自己陶酔だよなあ。無じゃないン。無を希う個であって、そのへんがウソっぽい。

「いちねんの終わりに」
 物事の「終わり」に関する皮膚感覚。概念としてうっすらしているところをようもこう優しく、かつ濃度を高めて書けるもんでやんす。「あるある」でなく。空気を圧縮させて。

「学芸会」
 最後の辺でモヤッとする。幸せになるために変わっていったの? で、それは、書き手の事情はいいとして、それは「君」もそうだったのか。そうなんだと云うならば、それは詩の書き手が解かるよーなことなのか。
 ちょっと勝手じゃね、という印象。読み違えてたら謝ります。

「緑の魔物」
 ややがんばった

「てぶくろ」
 前半のレコードの針飛びのような展開は面白いと思ったけど、最終行であしたからの道を見つけにいかなくてよくね? 無理に前向いて歩いていかなくてよくね? と思いました。どっかで強迫されているのではないかと、却って不安になりました。

 というわけで「いちねんの終わりに」がシュッとしてた。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:年明けの爆発までは息を潜めて片付け片付け。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:駄々さんの作品の最後の2行がストレートに好き。
でも全体で評価するなら大覚さんかな。
色々と想像ができて、そのときそのときの読み手の心情に添える詩だと思います。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:終わりのはじまり、年末年始にしみじみ、とよかったです。
投票者:このバトルへの参加作者



感想: 黙示録の後は、何だかんだで別に人が滅亡する訳ではなく、新しい人が反映するらしい。いや、そもそもが、最初の人の前に、楽園の外には割と人がいたと考えた方がしっくり来る描写があったりする。
 終わりというのもまあそんな感じのもので、そこにはちょっとした悲劇寄りの喜劇があるだけなのだ。

 お祭りのようだった時代が終わり、と、書き出される物語が、最初も最後もさしたる区切りなく終わったのと似てる。
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■学芸会  駄々さん
 
感想:最後の二行に。
投票者:このバトルへの参加作者


■緑の魔物  サヌキマオさん
 
感想:今回も全体的に低調。まったくピンと来ない。
消去法で(ごめんなさい)、この作品を選ばせて頂きます。
投票者:このバトルへの参加作者


■てぶくろ  待子あかねさん
 
感想:待子あかねさんのは、最終連が説教くさくなってしまったのがちょっと。
「みんな忘れて」「見つけにいこう」というのが、周囲に向けての言葉であると感じてしまった。最後で自分一人だけをフォーカスできなかった感。

大覚アキラさんのは、各連の最後の一文だけ丁寧な言葉使いという法則を最終連で活かしきれなかった。「時間がありそうです」で突然法則をくずすのなら、この後もっとたたみかけるべきだったのでは。

上記の2作品で迷ったが、
漠然とした物事の移り変わりより、具体的な失踪をうたった待子あかねさんに一票。

投票者:このバトルへの参加作者