第167回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは「20141231-20150101」サヌキマオさんに決定です。

エントリ 作品 作者 得票
7 20141231-20150101 サヌキマオ 3
6 ベゴニアの鉢 Tsu-Yo 2
1 駄々 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■20141231-20150101  サヌキマオさん
 
感想:今回のバトルでいちばん引き込まれた作品。
というか、この詩以外に引き込まれるものはなかった。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:長くても飽きさせない。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:強烈に映像的。というよりも、視覚情報以上に、温度や湿度が伝わってくる、という印象。情報量の密度が高い。これは、テキストを“書ける”人の書いたものだ。詩としてのクオリティ云々以前に、テキストとしての精度の低さを露呈しているものが、特にネット上の詩には多くみられるが、この作品はそういう次元とは無縁のレベルにある。
投票者:このバトルへの参加作者


■ベゴニアの鉢  Tsu-Yoさん
 
感想:美しくて、しっかりしているな、と思いました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:「壁」
 あっすごい。典型的な(日本の)詩っぽいスタイルなんだけど、書いてある文字列がアレルギーなく頭に入っていく。出色。

「インアウト・インアウト」
 ちょっ、と複雑なのでよくわかりませんでした。概略としては出たり入ったり出たり入ったり、を詩の形式に置き換えたんだと思うんですが。「あのセックスは良かったなぁ、あれでまだゴハン三杯いけちゃうよ」的な。
 全然間違っている気がしなくもないけど。

「僕が僕で有る限り」
 夜ナハト、というお名前は寺門ジモン的な。芸人らしい名前でやんす。

 作者付記でシリアスも何もかも自ら台無しにしておる。かつ、「思い付きでーす」というシリアスというものがこの世に存在するのかいな。
 どっかの電話屋の「ホワイトプラン」みたいなもんで、自称シリアスほどダウトフルなものはねーってことですYO!

「もうふ」
 書いてある情景ほど寂しいとか切ないとか、そういう空気でないのが少し不思議。最後の「ひかり」ひと単語で全体の重心がぐぐっと上向きになったあたりが言葉の力だなー、と思います。

「ひかりかがやく涎の海をこえて」
 この情景を「涎の海」に集約させるところが詩人力よのう、と思います。そんな力がほんとうにあるのかどうか知りませんが。ただ、いい。安心感のモチーフとして涎を持ってきたあたりがさすがであります。

「ベゴニアの鉢」
 いーなー。本文に書いてある以上のことはないんだけどいーなー。
 こう、短く切り取ってすっと出されたものが素敵なのがいーなー。

「20141231-20150101」
 試行錯誤する楽しみを味わっております。

「寒烏(かんがらす)」
 おお、俳句のコラージュだ。とうぜん癒着させるために作者独自の咀嚼が入ってくる。仕掛けが判るとなんかこの、作者の涎にまみれた感。
 やってることは斬新だと思います。もちっと綺麗だと嬉しいですが。

「壁」か「ベゴニアの鉢」かで迷っております。
 どっちも好きだけど、どっちが書けるようになりたいかと云われると「ベゴニアの鉢」なので、そっちに入れます。
投票者:このバトルへの参加作者


■壁  駄々さん
 
感想:およそ5年振りくらいに詩作を再開し、久しぶりに詩人バトルに参加したわけですが、自作を含めあまりピンとくる作品がありませんでした。大覚さんも椿さんもTsu-Yoさんもセンス・テクニックは一定以上あるものの、心をざわつかせるようなテーマや描写、フレーズがなかったのが残念です。駄々さんの作品は彼らに比べると拙さはあるんですが、最も詩想を感じました。(トノモトショウ)
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