| # | 題名 | 作者 |
|---|---|---|
| 1 | 檸檬の木 | 浅倉香音 |
| 2 | Who? | nina |
| 3 | 共に | マオ |
| 4 | リアル | あおい |
| 5 | 『恋』 | 空っぽ林檎 |
| 6 | 平和のうらがわ | 空人 |
| 7 | リボン | 高橋 雄一郎 |
| 8 | 光り | 七草 姫蝶 |
| 9 | モラル顔 | ダイナマイト煩 |
| 10 | 眠れない夜 | アキラ |
| 11 | きずな | あおい |
| 12 | 風に 〜for千草貴子〜 | 庵 |
| 13 | 星の未来 | たるみ |
| 14 | ライン | 有機機械 |
| 15 | 誕生 | Lapis |
| 16 | 無題 | 咲良(さくら) |
| 17 | 単純にそれだけの | 花 |
| 18 | 雨音 | 菊池ヒカル |
| 19 | ポロメリア | 沙汰 |
| 20 | 嘘 | willow |
| 21 | 思い出の頁 | 木葉一刀(こばかずと) |
| 22 | family | PIERO |
| 23 | 願い | 瓜生 遼子 |
| 24 | 桜色 | Franky, bit silly... |
| 25 | ハチミツ | choina |
| 26 | 私的内容 | HAJIKO |
| 27 | 聞 | 半蔵 |
| 28 | 茜さす夜は紅に燃えにけり | 楽太郎 |
| 29 | 売名故意 | plusfuck |
| 30 | 冒険者 | AKI |
| 31 | 貝殻と海月。 | カイヱ |
| 32 | 午前8時のブルース | フォニックス |
| 33 | 音 | クマクマ |
| 34 | 星屑の心 | ミッチ |
| 35 | 2002”JAPAN | チロル |
| 36 | mecha | RINA |
| 37 | 夕岸 | 狭宮良 祇簾 |
| 38 | スイカ中毒 | ユキコモモ |
| 39 | 恋愛 | うなぎ |
| 40 | 果てしなき道 | 渚 |
| 41 | 矛盾 | wata |
| 42 | アジサイ イチマイ | リッテ |
| 43 | 未来予想図 | ちあきひかる |
| 44 | いつかまたあいましょう | すけあき |
| 45 | 青春小僧 | ビオラ |
| 46 | 日々の想い路 | YamaRyoh |
| 47 | どこかの少年へ。 | リリィ |
| 48 | フットボール アンド サンセット | イグチユウイチ |
| 49 | 愛と匂い | マツモト |
| 50 | GOOD NIGHT | 佐藤yuupopic |
| 51 | プロフェッショナル | 氷月そら |
| 52 | 落下する僕達 | ぶるぶる☆どっぐちゃん |
| 53 | 展翅 | てこ |
誕生日が来た...
そう18の誕生日
やっとこの距離が1つだけ縮まる
あたしは5月あなたは1月
この数カ月のあいだ
もどかしい気持ちでいっぱいだった
声も顔も手の温もりも
目の奥の深さも...
あたしの心のすべてを
あなたは掴んで放さなかった
爽やかな風に
檸檬の香が鼻をくすぐった
今一番気持ちを打ち明けたい人は、誰ですか
「ただいま」を言いたい人は、誰ですか
コーヒーを一緒に飲みたい人は、誰ですか
好きな音楽の話をしたい人は、誰ですか
大親友は、誰ですか
髪をくしゃくしゃ撫でて欲しい人は、誰ですか
遠くまでもついて行ける人は、誰ですか
メールの返事を待ち焦がれている人は、誰ですか
新しい靴を誉めてもらいたい人は、誰ですか
手を繋ぎたいのは、誰ですか
声が綺麗だと思う人は、誰ですか
助けてあげたくなる人は、誰ですか
目を見て話せる人は、誰ですか
世界で一番やさしいと思う人は、誰ですか
センスが鋭いと思う人は、誰ですか
あなたを一番気にかけてくれているのは、誰ですか
一緒にビデオ映画を見たい人は、誰ですか
「大丈夫だよ」といつも励ましてくれる人は、誰ですか
今あなたの心の中の大部分を占めている人は、誰ですか
まだ、全てがあなたに当てはまるわけじゃないけれど
いつかいっぱいに…
今一番大好きな人は、誰ですか
それは、あなたです
へこんだ缶が落ちていた。
涙流して泣いていた。
へこんだ私が歩いてた。
涙流して泣いていた。
缶と私が知り合った。
互いのへこみをなで合った。
缶も私も疲れてた。
己の人生を疑った。
缶はすぐに諦めた。
私は既に死んでいた。
2人は居場所を求めてた。
愛する人を愛してた。
けれど缶はへこんでた。
2人で笑って転げてた。
君はおぼえているだろうか
そっとそっとあのひとのくちからあふれてとけていったあのうたを
焼けた空の色
散っていく小さなあしあとたちにまぎれて、
二人手をつないで聞いたあのうたを
すぐ横で光った君の目と、
ただひとつつながった手の感触だけを、
ぼくはいまも、
何のきっかけも欲することなしに思い返すことが出来る
とても、素敵な恋をした事があるんだ。
とても切なく、とても寂しく、とても美しい恋だった。
海を見つめては、何度あの人を想い、泣いただろう・・。
空を見ては、何度あの人が居ることの幸せを感じただろう・・。
とても愛しく、とても狂おしく、とても、とても悲しい恋だった。
あんなに激しく、あんなに強く、あんなに惹かれた人はあの人だけ。
いつまで経っても忘れられない恋。
いつまで経っても愛しい人。
いつまで経っても美しく心に残りその鮮やかな思い出達が、ふと現れては、私の胸を締め付ける。
とてももどかしく、とても不器用で、素直にあの人が好きだった。
あの頃の私はとても若く、とても輝いていて、とても幸せだった。
本当に、本当に、幸せな恋だった。
とても、素敵な恋をした事があるんだ。
とても切なく、とても寂しく、とても美しい恋だった。
狭い部屋の小さな箱に映し出された
地球の裏側の人たち
真っ黒な手をして 僕が思う不幸よりも重い蒸気機関車を 運転する男
汗まみれになって 僕が思う幸せよりも広い荒野を 駆けぬける牛追い人
彼らには 僕と同じように家族がいて
友達がいて 愛する人がいて
同じように 食べ物を口にして 転がって夢をみて
泣いて 笑って
テレビの向こうにいる人たちへ
僕はあなたに触れることはできないけれど
あなたの名前も知らないけれど
小さな国の小さな部屋で
ちっぽけな悩みを抱いている僕と 同じように考えていてくれたらな
たとえば僕が ブラウン管に映っていたとしたならば
真夜中の象は 鼻を巻く
くるくるくるり
深い 眠りの 中へ
鼻 くるり
リボンをそこにつけたいな
真っ赤なリボン
お鼻の お花 くるくるくるり
大きな目は ぴったり閉じていて
何故か少し 淋しげで
目の縁に 涙を堪えてる
この乾ききった世界に一人孤独に降り立って…
いらない感情ばかり転がっている
この世界の正しい事はみんなあたしに体に決して消えない傷をつけた
この乾ききった世界で…
何を願おう?
何を祈ればいいんだろう?
あなたという光すら失くして
こんなあたしに居場所なんて無い…
こんな姿になるために、あたしは産まれてきたんじゃない…
冷たい手、感情のない手、次はどれに身をゆだねよう?
あなたという光すらなくして
今にも心臓が罪悪感に握りつぶされそう…
こんな事をするために、あたしはここにいるんじゃない…
くるおしさに足を絡まれて…あたしは今にも倒れこみそうだ
まるで周り全てがあたしにナイフを向けている様…
こんなに悲しむために、あたしの存在はあるんじゃない…
まだあたしは終わりじゃないの
このままじゃ泣き疲れて消えるだけ
絶望になど手を伸ばさないで
早く自分を救い出して
幸せになるために…この世の全ては産まれて来たから
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間
松葉杖左手、裃ユニーク&クロース、駅前ストリート陳婆引きたるところ
嫌悪の眼したオトコは自惚の顎でヒャヒャ冷笑
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間
ビール券右手、裃青山礼服、隣家玄関ノックしたるところ
屁面の口したオトコは卑屈の背中でイチイチ礼
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間
ビール缶右手、裃BVD猿股、隣家ベランダに侵入したるところ
臆病の鼻したオトコは保身の指で110
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間は笑ってる
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間は笑ってる
ノート型パソコンに向かう陳婆引きの人間は笑ってる
会えない夜を重ねて
静かな時がただ
通りすぎてゆく
会えない夜にひびく
コドクという海の
静かな波音に
慣れてしまいそうで
指先が冷たくて
眠れない
そばにいることを
あたりまえと
思う前に
会えない夜のあとに
安らぎという朝が
静かにあけていく
光が射しこんでくる
そして あなたに
会いに行く
時として
真実は
愛という名の
雲にかくれり
風が気持ちいい
あたしは風になるわ
どこまでも走り抜く風に
どこまでも どこまでも どこまでも あなたの前も走り抜く
いつのまにか、あなたが通り過ぎるのも気付かず
あたしは走った
でも、ちょっと立ち止まってみたの そうしてやっと、あなたに気付いた
でもやっぱり走ったの
あなたに風は必要ないから
あなたは花を探していたから
風が気持ちいい
あたしは風になるわ
どこまでも走り抜く 風に
Ⅰ
地球を壊し
火星を壊し
古き良き縄文人が
いつか 新しい脳を携えて
戻ってくる日まで
Ⅱ
整列した兵隊さんは
整列したまま
整列した50音は
君が見つめるだけで
生き生きと踊り出す
Ⅲ
日陰の石が
寒いといったので
日向に移してあげた
日向の石が
暑いといったので
日陰に移してあげた
ぼくはとんでもないことをしたのかもしれない
…・・
Ⅳ
いろいろだから
ぼくもいる
笑いたい気分だ
しかも 無表情に
Ⅴ
地球儀に『故障中』と落書きした日
満月の夜
七年ぶりにきいた
受話器越しの君の声は
不器用にお互いを手繰り寄せあっていた
僕らを電話線が繋いでいたあの頃に
僕を連れ戻した
けれども今
そのラインは存在せず
僕の言葉も
彼女の想いも
波となり
粒子となり
夜空の彼方に霧散する
そのことに気付かずに
僕は只々はしゃいでいた
自分をゴミ箱に捨てたとき
新しいノートからは強く書いた文字だけが浮き上がった
その文字は誰もが知っているなんの変哲もない文字
そこからゆっくりと始動し始めた
握り締めた手の中には「弱い」と言う文字が
新しいノートからは「強くなりたい」という言葉が
一枚引き千切って、テープで引っ付けた
いま、それが落ちそうだ
また、くしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てようか
新しく買ったノートには何を強く書こうか
誰でも知っているなんの変哲もない文字
着飾りのない言葉
そして私は生まれ変わる
そして私は生まれ始めた
何を信じて?
これから私は何を信じて?
あなたを失った私はこれから何を信じて?
言葉で表せない感情を、なんとか言葉で表そうとしても、あなたの名前しか浮かんでこないの。
ときどき無意識につぶやいてるの。
こわいよ。行かないで。
「・・・・」
ダレニ?
ナニヲ?
あなたに。
愛を。
一緒にあそぼう。
あたたかく満ち足りて
くたくたになって
おだやかに満たされて
眠りにつくまで。
目がさめたら
思い出して。
私は そこにあなたがいることを
あなたは ここに私がいることを
思い出して
また あそぼう。
また 愛そう。
ダレニ?
ナニヲ?
何度でも、
あなたに。
愛を。
幾ら手を伸ばしても届かない空に
嫌気が差して あたしは落ちた
痛みは無かった
只 濡れた体が冷たかった
あたしを繋いでいたその腕は弱かった
守りきれずに手を離した
冷たい雨が降っていた
知らない顔が沢山有った
あたしに意味は無い
全ての事が霞んで見えた
岬が近づいてくる。
いや、私の方が近づいてるのだろう。
「あなたは彼女のクローンなのよ」
母が云った。
「あなたは、彼女が病気になったとき取り替えるために作られたの」
「腎臓を一つ貰ったわ」
母−いや、もう母じゃない−が云った。
「右腕が欲しいの、いいわね?」
なにか 得体の知れないモノが云った。
「彼女は優しいわねクローンなんかに自由を与えるんだから」
何処か遠くから聞こえてくるような声で目の前のモノが囁いた。
何故、自由なんて与えたの?
自由なんてない方が良かった。
初めから無ければ、失う辛さを味わうこともなかったのに。
岬の先端についていた。
小雨が私の髪を濡らしていた。
まだ残ってる左腕で勢いをつけた。
海面が近づいてきた。
『繋がれた風さえ動き始める
岬にやさしい雨の跡
強い光は 影を焦げ付かせて冷えた
愛から 覚めるように』
『』の部分は、「ポロメリア」作詞作曲こっこからの引用です。
そして
抱き締めて欲しいときは抱き締めるよ
ねえ
今
僕は大きくなった
確かに大きくなった
それは間違いないけれど
この頁を開けば
記憶にないあの頃と
変わらない自分が居る
太陽の下で目を細めたり
涙の出る直前全身に鳥肌が立つ
今も23年前と変わらない僕を
母子手帳の中にみた
ありがとう
ただその言葉を伝えたくて
でも、声に出せなくて
ごめんなさい。
私という存在を
私という人間を
私という世界を
創ってくれて
ありがとう
月に一回哀しくて
年に一回消えたくなる
でも
毎日が楽しくて、幸せで――。
ありがとう
ただその言葉を伝えたくて
でも、声に出せなくて
ごめんなさい。
ありがとう、ありがとう。
今、伝えよう
私の大切な人たちに
大切なfamilyに
ありがとう、ありがとう。
素直に言えない私の気持ち
今、伝えよう。
6歳のころの
冷たい雨の日だった
ばぁちゃんが死んだ
真っ白な肌と薄い木の棺
白い服がよく映えていた
想い出はいいことばかり
浮かぶ顔は笑顔ばかり
一つだけ願いが叶うなら
あの人に会いたい
もう一度あの人の笑顔が見たい
もしも一つだけ願い事が叶うのならば
星が願いを叶えてくれるなら
もう一度想い出を
あの人との想い出を
あなたと歩いた 雨の日の傘の色
思いっきり婦人物で 僕らには似合わない
何もかも全てが何だか不格好
それでも自分なりに 精一杯うたった
はるか遠くに 飛んで行く鳥が
妖艶で綺麗な 月に重なるとき
無理やりに 唇に
吸い付いたら怒った
乱れ髪 月明かり
あなたの後ろ姿
何度拒まれても ひたすらあなた欲しかった
あたかもそれが IDであるかのように
信じるべきものが 何であるかもわからない
ただ本能の おもむくままに走った
誰もいない夜 毛玉まみれの天使は
靴下の破れた ナイトに密かに打ち明けた
無理やりに 唇に
吸い付いても怒らない
乱れ髪 月明かり
桜色のあなた
手をにぎり 目を閉じて
からだを重ねた
がむしゃらに からんだ
劣情にまみれた
がむしゃらら らるれろ
唇 大人色
乱れ髪 れろれろ
桜色のあなた
胸に 穴が あいていた
深くて 均等で
宮大工の仕事みたいに 美しく
でも
私は その美しさよりも
そこを 吹き抜けていく風が
痛いことに 耐えられずに
だから
その穴を ハチミツでふさいだ
体の後ろ側から 溜まっていって
温かくて くすぐったくて
でも
穴は確実に 埋まっていった
やがて ハチミツは
私の穴をふさぎ
体を流れ始め
後から後から
かれることはなく
私は それが こぼれないように 横になった
体中 ハチミツだらけで
甘い匂いに 気分が悪くなって
重たくて
やがて体のほとんどが ハチミツの中に沈んだ
とうとう口の中にも 流れ込んだハチミツに
窒息しそうになりながら
私は考えた
もうすぐ
口の中がハチミツでうまって
私は その圧さに
気が狂う もしくは
それならば
あの時 ハチミツで穴をうめようなんて
思わなければ よかったのか、と。
けれど
私の胸にあいていた穴が
ちょうど ハチミツでいっぱいになった
あの瞬間は
私は これまでにないくらいに幸せで
あの瞬間を想うと
立ち上がることなど
したいとも 思わなかったのです。
やっぱりわたしは空港が好き
やっぱりわたしは飛行機が好き
どんなに年をとったって あの光景は大好きです
私的すぎて ごめんなさい
だけど今 本当に伝えたい事は
やっぱりわたしは空港が好き
やっぱりわたしは飛行機が好き
だからもっともっと年をとったって
おばあちゃんになったって
月に1度はショータイム
月に2度は手をつないで
ああ、今からいってきまーす!
聞こえる?
蒼い蒼い海も
この凍てつく寒さ
夜に包まれて
今は黙って
黒く
じっとしている
それでも
聞こえる?
かすかに かすかに そっと
聞こえる?
それは、貴方の叫びよ
月があったか
それとも雨だったか
誰も記憶しちゃいない
静かだった
それだけは
間違いないはず
灯火管制
隣組の
茜さんは
ひとりきりだというのに
ラヂヲは
しゃがりざじゃりと
雑音しか撒かず
ちりちりと
夜は更けている
隣組の
茜さんは
まだ若く
空襲警報
ひっくりかえった
道は人が走り
あなぼこに駆けこむ
私はといえば
そんなことは
どうでもよく
なにやら騒がしい
空の音にも
我は感せず
隣組の
茜さんは
影絵のまま
佇んでいることを
ひそやかに
じいいと確認しているのだ
めらめらと
降る紅い光が
隣組の
茜さんを照らし出し
美しく映える
もう
ほかの誰もが
あなぼこで
息を潜めて
わたしたちをしらない
だから
いまだ
革命だ
隣組の
茜さんへ
突進だ
庭を駆ける
何やら灼けるように熱い
そうだ、焦げ臭いほどに
心がめらめらと燃えているのだ
隣組の
茜さん
あと10歩で
ああ、
あかねさん
あと襖1枚で
ああ、
ああああかねえええさああああんんんんんんんんん
あともう一尺で
あと、もう、一寸で
どかんと。
空回るのにも疲れた濃青色の梅雨 突然ふっと全てが虚しくなる 君とも何だか切ない面持ち 両想いのはずなのに・・・
YO俺がPLUSFUCKこんこんと濡らすガール
「NO SUCKS NO SEX」掲げる
腰浮かすテクMAXに導くMADMANさ
性器の味方「廃るラップ」スパルタる うだつ上がるマイクテストで
腰抜かすワナビー腐るそのまま墓に
新しいオリエンタルH・H(HIPHOP)ほのかなナンバー
愚かなあんた等 言葉の乱用に少々戸惑い血圧上昇 「担架まだか?」お大事に。
なかなか理解され難いのかな この急進的スタイル
「本心でぶつかれば分かり合える」とぶっちゃけトーク お互いの探求心奪ったのはこれのせいか! 理想に追われ君には不可能な期待 今では罵声の吐き合い
よく陽が射す今日は、森にでもいって本を読もう。
緑や緑から差し込むたくさんの小さい白い光が本を読む明かりとなるだろう。
その明かりの下でゆっくりと本のページをめくり、見つめ、次第にその世界へ入り込む。
いつしか、吹きつく風は大嵐になり、ざわざわと揺れる葉は大波になり、
座っている大木の根は海の上でうねる一艘の船となる。
私は航海者。
私が荒波で揺れ動く船上で必死にマントを下ろし、
帆柱をささえ、仲間と必死で荒波と戦っていることを
私のママは知らずにいまごろ、洗濯物を干していることだろう。
私が仲間を海の中に失い、悲しみに濡れ、それでも涙を流す
暇はなく、綱を帆柱に巻き付けていることを
私のパパは知らずにいまごろ、客人と談笑していることだろう。
ようやく嵐は去り、船は海をしっかりと進み始めた。
海の中に散った仲間を生き残った仲間と弔い、涙を流し、その涙とともに
船は小さい島へ着いた。
ほっと胸をなでおろす。よかったと。
いつしか、吹きつく風はやさしい海風になり、ざわざわと揺れる葉は
見知らぬ島にたどり着いた仲間とのささやきになり、
座っていた大木の木は島についてはじめて休むための枕となった。
私は探検者
私が島で名も知らぬ果物や木々を集めていることを
私のママは知らずに台所で林檎のタルトを焼いていることだろう。
私が仲間と星が輝く夜にたき火の明かりを頼りにぼろぼろの航海図をみていることを、
なにより、星がきれいであることを
私のパパは知らずに葉巻の手入れをしていることだろう。
十日ほどたったある晴れた朝、私は仲間に言う。「脱出しよう」と。
新たなる航海、私たちはあくまで目的のグリーンランドへつかねばならない。
そのための食料が足りないために、魚を釣り、日に干して、干物をたくさん作らねば。
また、果実を薄く切り、乾燥させておこう。
船に食料を詰め込み、気持ちが引き締まる。
いつしか、吹きつく風は私のお腹に吹き、ざわざわと揺れる葉の音は
私のお腹の中からも聞こえたようで、座っていた大木の木は自然と足を離した。
私は冒険者。
すくっと立ち上がる私の手には一冊の証。
白いシャツに黒い半ズボン、白い靴下に皮の靴。
私は手を上げさけぼう「いざすすめ!」
もはや航海は簡単だった。
私はあの荒波を乗り越えた。
どんな状況でも食べ物を探し、生きていく勇気もある。
仲間を失う悲しみからも立ち直った。
だから、こんな航海はもはや単々たるものだ。
ようやく、見えてきた。目的の島が。
緑をでると、それまでの小さな光が急に集まり、
まばゆい光となった。
冒険者にふさわしい、この光。
しっかりと足を進め、私は光の先を行く。
威厳を持って進め!
やがて見えてきた、二つの影。
二つの影がいう。
「よくぞ帰ってきた、冒険者よ」
「さあさあ、こちらにお座りなさい」
やさしい光だ。
いつしか、吹きつく風は心地よい微笑みであり、ざわざわと揺れていた葉は
私の大好物のタルトであり、座っていた大木は白いベンチだった。
私は帰還者
私が荒波を乗り越え島に着いたことを
私のママは知らずに、「今日もおいしく焼けたわね」と言った。
私が島で仲間とどうやって海を進むかを思案していたことを
私のパパは知らずにエヴィリデイタイムズに目を通していた。
いくつもの危険を乗り越えた最高の褒美である林檎のタルトを
私が口いっぱいにほおばると、私のママは「あら、そんなに食べたら、貴重な
食料がなくなっちゃわ、グリーンランドまで持つかしら」と言い、笑った。
私が速やかに本を背中に隠すと、私のパパは「はは、いつ海賊が
現れるかわからないものな」と言い、笑った。
タルトの中の林檎の、その林檎の赤い色がわたしの頬の色となった。
私のママもパパも冒険をしてきたのだろうか。
その冒険者の子だとしたら、やはり私は冒険者なのだろう。
やがて、ひとときの時間が終わる。
少しだけの大切な冒険・・
明日も晴れていたら、私はまた冒険の旅へ出かけよう。
なんとしてもグリーンランドを目指さなければならない。
いやいや、たとえ雨でも私は冒険するのだ。
いざすすめ!
うつ伏せの夜に 紅い月
耳元に 君の唄を
鋭い刃が 崩れたら
きっと取り戻してあげる
君の脳裏に焼きつく 哀しみが
いつかは擦り切れますように
人間には 体温と鮮やかな深紅のエナジィ
こぼれおちるのは 罪深い性-サガ-
眠っておいで
まだ夜は明けない
まだ 明けないから
ヘッドホンから漏れる音
独特な言い回しのアナウンス
ときおり人の頭が波のようにうごめき
よろめくサラリーマンに非難の視線の女子高生
新聞片手に何食わぬ顔のオヤジさん
色あせたキャップの下、競馬の欄で顔色を変えた
香水を漂わせ、化粧を濃くしたスーツの女性たち
昨日の疲れと目の下のクマまでは隠せないみたい
オーデコロンの猛襲にすっかりダウンした僕は
旅行会社の広告に惹かれている
誰もが口を開かない、沈黙の三次元空間
電車の振動音と人々の呼吸音が奏でる、限りなく無音に近いブルース
夢と希望と現実のせて、満員電車は今日もゆく
カタ、カタ、 カタ、カタ、・・。
パソコン打つ音・・
ドクッ、ドクッ、 ドクッ、ドクッ、・・・
生きている音・・・。
こんな夜には、君の横顔を思い出して
ふと寂しくなる
いつの日かまた、君と出会える日を
思い描きながら
この大地から見える星とともに永遠と宇宙を
さまようだろう・・。
あぁ、いつのひか・・・。
愛してるって言葉の意味が今頭の中を
駆け巡る、君はどこへ行くのだろう・・
僕は、どこに行くのだろう・・・。
たどり着く先に君は、待っているのかな
この広い世界に僕らは
出会うために、愛し合うために、生まれてきた。
この宇宙を駆け巡る
星達が偶然姿を見せるように
僕らは出会った。
そして、君はまた、この宇宙を駆け巡る
僕のそばには、ずっといられないのだから
スタジアムに広がる歓声は
ニドトナイイマノタメ
歴史を刻んでゆく戦士たち
たったひとつの大きなヒカリをてにするために
大きくのしかかるプレッシャーをふりきりながら
走る 走る 走る
自分のために 日本のために
愛国心がたりないとウワサされる若者は
タカラを手にするたびに盛り上がり
まるでお祭り騒ぎ
日本中がウェーブしてるみたいに揺れ動く
4年に1度のワールドカップ
歴史をかえたワールドカップ
雨の中 ボールを追いつづけるまなざし
声かれるまでエールを送る 12人目の選手たち
心はひとつに重なり合い チカラは大きくふくらんでゆく
夢と願いをこめた最後のシュート
一瞬ひろがる静けさは
「アリガトにっぽん」の声援にかわり
悲し涙は 感動の涙へとかわってゆく
4年に1度のワールドカップ
歴史をかえたワールドカップ
夢の続きは4年後までオアズケ
powerをいっぱいいっぱいためてスタートしよう
ホイッスルは鳴ったばかりだから
・・・・・アリガト、にっぽん・・・・・
・・・・・がんばれ、にっぽん・・・・・
何も持っていない人がいた
あるのは体だけだと
言い聞かされて
思い込んで生きてきた
生きてきた?
違う
生かされてきた…
気付いたときには恋をしていた
やさしくされたかっただけなのかもしれない
そのあたたかいものを手に入れたかっただけなのかもしれない
だけど
あなたに伝えておきたいことがある
何もない空っぽだけど
私はここにいたのだと
聞こえないぐらい小さな声で呼んでは
聞こえないあなたに嫉妬し
わけもなく辛くなったときには
あなたに八つ当たりしてみる
それでも精一杯恋したんだよ
何もないことがダメだったなんて言いたくない
こんな私でもあなたのことを愛せるのだと
与えることが出来なくても愛せるのだと
そう大きな声で言いたかった
私はあなたに恋したんだよ
精一杯恋したんだよ
だけど
ごめんなさい
やっぱり 私は私でいなくちゃいけないんだ
出来ないって言葉は 好きじゃないんだけど
やっぱり不可能ってあるんだと
ちょっと切なくなりました
あなたは覚えていないかも知れないけど
さよなら 私のいとしい人
power off…
河原に石を拾えば
それは角のとれて小さな
頼りなく確かな重み
御前の向こうに山が見えるか
神々の棲んでいたその山
御前が抱いてきた山並みが
其処には未だ 生きているのか
水際を上の橋へと歩けば
川を挟んだ岸のさき
次々にあかりが灯りはじめる
石に染みた記憶に
それは強固だと皆云うが
聞く程確かではない
彼等も夜には夢を見るだろう
数多の眠りのなかに沈み
彼等の無機の仲間に潜んで
その日一日を 盗んでいくだろう
御前は今も繋がっている
神の代の絶えたのちにも
地をくぐる脈をとらえ
全てが移るさまを知るのだ
水際に足先のつく近さで
てのひらに強く握り
流れの中へさざなみをつくる
愛づるべきその眺め
終わりゆく入日に照り 波は波を追う
知り得ない智恵の幾千の積層
そのうえを長良の鵜飼いが行く、
明日をまた迎えるために、
ほうほう と鵜を呼ぶ声がする。
今日、この夏通算 五玉目のスイカを食べた
人に言わせりゃ「あんた異常だよ」
だから本当は秘密にしなければならないのだが、ついつい口からこぼれてしまう
今年のスイカは出来が悪い
雨が多いからだそうだ
美味しいスイカの見分け方で選んでも素晴らしく美味しいスイカには出会えない
雨が多いからなのか 見分け方が間違っているのか
出会えないから、また求めている
まだ見ぬ素晴らしく美味しいあなたに愛してる!
人に言わせりゃ「なんでそんなにすきなの?」
それは、一言では答えられないけれど、とにかくメロンよりは好きだな
あの木綿豆腐のような タオルケットのような
画用紙でいえばざらざら側のような感触が好き
メロンは絹ごしで、スカーフで、つるつる側の画用紙
(鉛筆の2Hだと書きにくいの 消しゴムで消すとぼろぼろになっちゃうの)
それより、なんてったって スイカで一番すきなのは赤い色!
外側は緑なのに なのに、なのに、中にあんなに鮮やかな赤が隠れているなんて
厚い壁に閉じられた暗い密室に みずみずしい赤がひっそりと監禁されている
だけど
スイカを食べているところなんて、なんて! 恥かしくて誰にも見られたくない
包丁を入れる時は
ちゃんと赤が隠れていますか、と どきどきしちゃう
本当は少しずつ少しずつ、削ぐようにこっそり覗いてみたいのだけど
なんだかそれはかわいそうなのでやんない
今日もスーパーの店先にはスイカが山積みされていた
(もっと売れろ! 販売促進委員会開きたい)
出来ることなら誰が買うのかじっと見ていたい
そして家まで付いていって、どれくらい美味しく食べられてるかをずっと見ていたい
人に言わせりゃ「あんた、スイカ中毒だよ」
そうかもしれない
いいじゃないかそれで
まだ見ぬ素晴らしく美味しいあなたに愛してる!
恋は突然訪れる
散歩の途中で雪が降るが如く
帰り道に雨があがるが如く
それは何の予兆も見せずに突然やって来る
愛は育まれゆく物
雪が積もりゆくが如く
雨に濡れたアスファルトが乾いてゆくが如く
二人の想いで時を刻む
恋はしようと思って出来る物にあらず
怒りに打ち震えるが如く
悲しみに打ちひしがれるが如く
それは心より涌き出す激情なり
愛ははかない物
いつ消えるともつかぬ虹の如く
常に変わりゆく事海の如く
憎しみがとこからともなく顔を覗かせる
恋は誰にも止める事叶わず
大地より芽が伸びるが如く
花の開きゆくが如く
それは自然のことわり事
愛は誰にも止める事叶わず
それは春の訪れの如く
世界が回るが如く
愛が終わる時 世界も終わる
果てしない道を越えて
待っているものは
何だろう
愛?希望?勇気?
果てしない道と言う
時間を越えて
待ってるものは
「生」
何度も繰り返され
生きていく
回帰していく
命
永遠に
続く
未来へと
果てしない時を越え
永遠に
続く、、、。
夜の海ってきれいだな
なんて色をしているんだろう
それは無限の暗闇
まるで真夜中の空
空はやがて日が昇る
そして暗闇は青色に塗り替えられ
それと同調したかのように海もまた、青色に塗られる
どうして海も色が塗り替えられてしまうのだろう?
不思議だな、不思議だね
子供の頃は不思議がいっぱい
そう、あの頃は世界が不思議でいっぱい
では、今は?
なぜ不思議だった事が不思議でなくなったんだろう
不思議って悪い事?
不思議は忘れてしまわなくてはならないもの?
そうか
大人になっていくたび僕達は不思議を減らしていくんだね
ではなぜ大人になるの?
不思議だな、不思議だね
きっと
不思議を減らすために大人になるんだね
でも不思議は悪い事じゃない
不思議だな、不思議だね
これが、僕達が今生きている世界なんだ
紫陽花の雫はまるで
魔法の飲み物のようでした。
花びらはまるで
魔法の匂い紙のようでした。
私はボトルに少しずつ
こぼれないように溜めました。
左に右に小さく揺らすと
雫と一緒に紫陽花の花びらが
ぐるぐるまわっています。
そして花びらは雫をいっぱい
その身に染み込ませたのです。
私は人差し指で丁寧に取り出しました。
今にもちぎれそうな花びらは
ずっとずっと綺麗でした。
そして 私は
もう片方の人差し指の爪に
そっと薄紫の花びらを
いちまい、貼り付けました。
子供の頃の精一杯の、お化粧です。
6月終わりの霧雨の午後でした。
展覧会に出展する絵
アナタは何を描くの?
真っ白なキャンパス
そこに 赤を塗れば
大きな太陽が生まれる
アナタを暖かく照らす 太陽が
そこに 青を塗れば
大きな空が生まれる
アナタを優しく包み込む 空が
そこに 黄を塗れば
たくさんの星が生まれる
アナタを限りなく導いてくれる 星が
そこに 白を塗れば
色は変わらなくとも
デコボコができる
それは 雲になる
アナタの表情を表す 雲に
アナタの真っ白なキャンパス
そこに 何を描く?
アナタだけの真っ白なキャンパス
それは 未来予想図
あらかたの仕事をおえての家路
だれもいない車両にのりこむ
けれども座席につくと、目の前の席にはいつのまにか
あなたが座っている
もしも、わたしがあなただとしたらどうだろう
どんなきもちがするだろう
わたしのやりのこした仕事はたいしたものではないし
そもそもたいした才能もないのだから
べつにやりのこしたからといって
なにかがおこったりするわけではないのですよ
きっと
と、あなたはいう
あるいは、わたしがいう
いずれにしろ、たいしたことにはならないのですよ
わたしたちはサルだった時代から数えて
何億回も父親と母親がせっくすをかさねたけっかなのですよ
地球の自転周期は24時間なんですけれども、じつはそれより
ほんの少し短いのですよ
あなたとわたしが入れ替わったところで
なにかがおこったりするわけではないのですよ
おそらく
おそらく、ね
と、あいづちをうつわたしたち
わたしたちを乗せた列車は長いトンネルにさしかかる
わたしたちは立ち上がり、抱擁を交わし、たがいのほほにキスをする
やがて列車は名も知らぬ駅に到着し、そこであなただけが列車を降りる
あるいはわたしだけが
別れぎわには
いつかまたあいましょう
といいましょう
閉まるドアを挟んで、わたしたちはいう
いつかまたあいましょう
いつかまた
あいましょう
数学の問題より
ナスカの地上絵より
生きてゆく事より
君を理解する事の方が
遥か彼方の惑星の様に
難解である
ジャックナイフより
冷たくひかるつららの先より
シャーロック・ホームズより
なかなか鋭い君を
裏庭に呼び出そうとしたけど
なかなか上手くはいかなくて
海の底より
底を通り越して
ブラジルでサンバを踊るほど
悲しみにうつつを抜かす僕だけど
オーロラよりも
ハレー彗星よりも
雪男よりも
なかなか見られない
君の笑顔は
なかなか素敵であることを
知ってしまった僕には
もうどうしようにもできない
少しだけ つらく想える 朝の景色
流れてる 涙はきっと 眠気覚まし
空を見て 湿めやかな風 僕に励まし
雨の降る 朝もやけ 僕は今日も憂鬱に
家を出る 雨の音 傘にしたたる滑稽な粒
駅に着く 未だ眠る 中途半端な町並み見下ろす
傘に付く雨粒を払って 床はうるおい
羽を閉じ 縛り付ける 傘とココロを
少しまた 無情に過ぎる 車窓の田園
いつもより たくましく見える 田圃の稲穂
渡る川 鉄橋から見る 少しの雲漏れ日
雲は多く そして厚く そして儚い いつだって
空は儚く そして広く そしてしぶとい いつだろうと
僕はしぶとく そして賢く そして優しい? …そうありたい
少しだけ どうでもいい 時間が過ぎ
帰り道 雨は止み 傘をしまう
そして見た 西の空 懐かしい太陽
明日はある 僕は生きる そして感じよう
いつまでも…
骨も残らなかった少年は
今一体、
何を想うのだろう
何を想い
何を願い
何を望み
何を祈って
海に沈んで
絶えなき歌を、口ずさむのか
夢に抱かれて
そしてもう帰っては来ない
二度とその顔を見ない
あの少年は今頃
自分の骨を 探し歩いて
遠き故郷と愛しい母に
送ってやろうとしてるのだろう
見つかるはずもないのに
本当はもう
魂すらも、粉々なのに。
誰もいない練習場に行こうぜ。
フォワードになれなかった俺と、
ゴールキーパーになれなかったお前と。
みんな試合に行ってしまって、
クズみたいな俺達だけが残る練習場に行こうぜ。
ユニフォームは恥ずかしいから、
ジーンズとスニーカーのまま。
だらしなくコートの中央に立ち、四隅までの広がりを感じる。
今日は空さえも遠い気がする。
転がっていたボールを適当に蹴って、
ダラダラと時間をつぶそう。
ブラジル代表の真似をして、
華麗でデタラメなドリブルをしよう。
くだらない事をいろいろやって、
空しさが満ちてきた頃に、
座り込んでしまおう。
いつも思い通りにならないのに、
いつまでもそれに慣れないのは、
なんでだろうな。
PKをしようぜ。
お前がキーパー。
俺がキッカー。
次も、その次も、その次も俺が蹴る。
陽が落ちるまで、俺の順番。
文句あるか。
そのうち、
どいつもこいつも黙らせるような、
強烈なのを撃つから見とけ。
必ず見とけ。
私の恋人の好きなもの
ブルーチーズ たまねぎ キムチ 海 ウィスキー
にんにく 夕方 納豆 ぎょうざ 花火
みんな匂いの強くするものばかり
私にも匂いがあるのだろうか
私は一体どんな匂いがするのだろうか
ブルーチーズ たまねぎ キムチ 海 ウィスキー
にんにく 夕方 納豆 ぎょうざ 花火 私
チーズやにんにくや花火と私は同格でいい
私の匂いが薄くなったり濃くなったりしつこくなったりしなければいい
日は暮れて
今日も一日終わるらしい
せまくて寝苦しかった部屋をガランとさせる
夜を連れてくるのだろう
お前は一人なんだよと耳うちするために
闇を連れてくるのだろう
考える前に
沈むみたいに
眠ってしまおう
両目をつぶれば
世界は消える
ある昼下がり
のんびり進む各駅停車
窓の向こうの空は まっすぐに青い
ガラスごしのあたたかい光と
かたたん、かたたん という音は
車内の空気をゆるめ
人々の眠気をさそう
向かいのおばあさんが あくびをひとつ
だけどあたしは、あたしの体の中は
黒くて どろどろしたものが
ぐるぐる、ぐるぐると渦巻いていて
ひどく 気分が悪かった
ああ 奴がやってきた
のどのところに鉛
目の奥がゆるもうとする
これ以上 気を許したら、負けだ
まばたきをすばやく数回
鉛を飲み下し
深呼吸
目を閉じて ゆっくり開けたら
…もう、大丈夫
あたしはプロフェッショナル
涙を止める、プロフェッショナル
小さいころ ママが言ったの
「泣き虫はキライよ」って
だからあたしは泣かなくなった
そしていつの間にか
涙を止める術を身につけた
さわやかな風
健康的に青い空
降り注ぐあかるい光は
容赦なくあたしを切る
だけどあたしは負けない
絶対に、負けない
だって私は、
私は、プロフェッショナルなんだから
「帰りたいの」
君はそう言って泣いた
「もう少しで何とかなるから」
僕はそう言ってなだめた
君を追いかけていたらこんな所にまで来てしまった
西日が強く輝いていて
街の全てを赤く染めていた
手を伸ばしても空は
他人事のように、遠く眩しい
ああ、やはりそうなのだあと思う
遠くのあの青い空は、まるで赤いスーパーカーみたいだ
「帰りたい」と泣く君が
帰る場所は何処にも無いのだ
だから
だから僕は、君をケーキ屋にでも連れていこうと思う
甘い物を食べれば、きっと一時間くらいは泣き止めるものだし
その後の事は何も解らないけれど街は無意味に広く色々あるし
何なら僕が一つ歌を歌ってあげても良い
きっとどうにかなるはずだ
君の手が、ふと僕に触れた
こんなにも冷たい風の中で、君は悲しいくらい暖かかった
生きていた
生きていた生きていた生きていた
生きていた
僕は君を抱きしめた
君はきょとんと首を傾げた
地面はすぐそこだった
「それがどうした」
僕はそう呟き
遠ざかる空に背を向けた
あなたの薄汚れた洗礼を聞いて、
私の翼のような爪は、
羽化して飛び立ってしまった。