
おめでとうございます!
今回のチャンピオンは「実存」石川順一さんに決定です。
エントリ |
作品 |
作者 |
得票 |
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5 |
実存 |
石川順一 |
3 |
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2 |
「死にたい」のカイシャク |
はなもとあお |
1 |
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感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」…… 掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。
推薦作品と感想
■実存 石川順一さん
感想:「ウエディング」
一連めはああ、面白いなぁ、と好感をもって読んだが、<みんな隠れて楽しんでるから>が正直なんだかわからなかった。
終わらせ方がわからなくて力技でねじ伏せようとした……ようにも見えるが、真意は果たして。
「『死にたい』のカイシャク」
言いたいことは色いろあるんだろうが、あれもこれも、あちらの人こちらの人へ言いたいばっかりに混線を起こしている感。カタカナで記された「カイシャク」も「イヤラシサ」も詩の最後の方ではさして意味を持たなくなっていて、ただ、なんだか分からなくなったのでそのまま読者の前に差し出しました、みたいな。
つまり、「なんだか分からない」というのが作者にとってのウィークポイントで、ちゃんと分けないと読者は付き合わないし、本来読ませようとしている言葉よりも、分ける気のない作者の方に焦点が合ってしまう。強い感情で押し切るのではあまりにも芸がない。もっと工夫が見たい。
「分岐」
で、本作は分かってる。読む側に何を見せるかをちやんと分かってて、分けてる。
「縮小阿片戦争」
かっこいいことを言おうとして大きくはずしつんのめっておる。
「実存」
二行目まででグッと掴んでパッと離す、読者は点々と終わりまで坂を転げていく。面白ーい。
「実存」「分岐」どっちだろうなぁ。「分岐」にゃドラマがあり「実存」にゃテクニックがある。どっちかというと今現在の気分としては「餌をくわえたまま放心している」という感情移入がハマらなかったので「実存」に入れる。
投票者:その他のQBOOKS参加作者
感想:時間にリアルさを感じました
とても上手です
投票者:このバトルへの参加作者
感想:あきないあじがある。
実存、という、言葉に、弱い。
なんか、うまく言えないけど、
投票者:このバトルへの参加作者
■「死にたい」のカイシャク はなもとあおさん
感想:昔ある人の詩で
「私は言葉に呪われているんです」
という一節を思い出しました。
私も疲れていた頃、言葉の解釈が滅茶苦茶になり
一つの言葉が多数の意味を持って苦しんだことがあります。
忘れていた経験を思い出しました。
投票者:このバトルへの参加作者
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