第195回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは「この駅を出る電車」サヌキマオさんに決定です。

エントリ 作品 作者 得票
2 この駅を出る電車 サヌキマオ 2
1 トマトと制服 咲本らら 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■この駅を出る電車  サヌキマオさん
 
感想:朝日や夕日を乗せた電車が
2億年後に発見されたとき
東京駅や河豚問屋の猫の通り道の匂いが
柔らかく辺りに匂えばいいなと思いました
投票者:このバトルへの参加作者



感想:サヌキさんの方が出来は良いと思うけど、内容の好みにおいては咲本さんかなあ。
ただ、咲本さんの作品において「いつまでも」という単語は何を表すのか分からないので、そこはどうしても納得がいかず。永遠の十七歳でも無いだろうし。

自分が11年以上ぶりに投稿できたことが大きすぎて、それでちゃんと感想が出てこないのかも。申し訳ない。
ただ、作品と呼んでいいものなのかは疑問。そこの判断が、昔から投稿後でないと出来ない。
今度は伝わるものが書けた時に投稿したいと思う(けど、そうでなくても投稿してしまいそう)。
投票者:このバトルへの参加作者


■トマトと制服  咲本ららさん
 
感想:「トマトと制服」
 なんだろう。「青春の危うさ」が書かれてあるにはあるのだが、みょうに取り繕おうとしたあたりに違和感が残る。

 おそらくは語り手を「17歳の少女」を想定しているであろうのに、その少女がトマトを喩えて「少女の肌のよう」と書くだろうか。
 自分の心を「熟れきらぬ心」と書くだろうか。この辺の主観と客観の混在した感じ、もっと云えば17歳の主観と思しきものと、もっと年齢が上の、おそらくは詩の作者の持ち物であろう客観的な語彙のチョイスが継ぎ目縫い目を露わにしてそこにあるような感じ。補正しようとして、却って異様になっていると思う。

「この駅を出る電車」
 がんばってかきました。

「享受」
 ブワーッとしたイメージをぞっとしない語彙力でまとめてある。
 これをひっくり返すと「具体的な物事の記述に気の利いたフレーズがおいしい」となるのだろうが、言葉の力を試すのであれば、後者の方を目指したらいいんでないかと思う。毎回そう思うんだけど、相変わらずだな。仮にこの作品でモチーフにしている存在が絶対唯一の神であったとしても、もうちょっとシズル感というか、そうした「良さげに見える工夫」があってもいいんじゃなかろうか、と思ってしまう。

 どっちもどっちだが消去法で「トマトと制服」。
投票者:このバトルへの参加作者