| Entry No. | 題名 | 作者 |
|---|---|---|
| 1 | ありきたり | 花 |
| 2 | テーマパーク | 有機機械 |
| 3 | 夏の遊び | Metolo |
| 4 | 曲がり角 | jill |
| 5 | Accident | カーム・トゥルース |
| 6 | やまない雨はない | 麻貴香音 |
| 7 | さようなら | 氷月そら |
| 8 | あのころ | 沙汰 |
| 9 | 北へ | 西沢政則 |
| 10 | 2400個の正方形(あるいはQBOOKS詩人バトル作品規定の純粋な視覚的表現) | 大覚アキラ |
| 11 | (作者の要望により掲載終了しました) | |
| 12 | 空に誓う | 小松知世 |
| 13 | 言葉を一つ遺して | 五月原華弥 |
| 14 | みち | 香京 |
| 15 | おれはごりら | ごりら |
| 16 | 詩 | 七威 |
| 17 | 手帳・手紙・紙飛行機 | ぶるぶる☆どっぐちゃん |
| 18 | 遠い場所から | 秋月 |
| 19 | 罪と罰 | 瑠宇 |
| 20 | 約束の指輪 | 芽萌里 |
| 21 | Bleeding | 風早瑞樹 |
| 22 | 私達 | 植木 |
| 23 | (作者の要望により掲載終了しました) | |
| 24 | 『Honey bunny darling』 | 橘内 潤 |
| 25 | 日常恐怖 | 瑞松花 |
| 26 | ざわめき | 深sachi |
| 27 | はかり。 | 果歩 |
| 28 | 横たわる。 | 佐輔 |
| 29 | 受験生どもへ | 棗樹 |
| 30 | 秋は生きる希望を喪失する残酷な季節 | 春九千 |
| 31 | そのモノとしてのサガ | 木葉一刀(コバカズト) |
| 32 | 炎を纏った恐竜は、全てを紅く染め尽くす | てこ |
| 33 | 帰り道 | 下圭 |
| 34 | 時のスピード | xei |
| 35 | クレッシェンド | カイヱ |
| 36 | 期限切れ | 佐藤yuupopic |
| 37 | 涙 | Goldie |
| 38 | ちょっとした恋の悩みin仕事がてら | HAJIKO |
| 39 | 言葉のマジック | やすらぎ |
たかくとおい空がみえるよ
それよりもとおい場所で
なにがカナシクってそんな風にわらっているの
ありきたりだけど
そこに空はひろがっていて
アオや雲や星がみえて
時に雨に濡れることも出来て
そんなありきたりに
救われることもあったりして
そんなありきたりが
沁みるときもあったりして
だからそれでよかったんだと
だからカナシクないんだと
ナミダを出してわらうのも
ぜんぜんアリだと云っておくね
きらびやかな花火が弾ける。
ラグーンに水柱が立ち上がる。
ダンサー達が一糸乱れぬ動きを見せる。
巨大な空気人形が立ち上がる。
そこは夢の国。
日常を忘れる場所。
それを僕は美しいと感じ、この世界の希望を見たような気になる。
それを今このとき、餓え苦しんでいる子供達に、戦火にさらされている子供達に見せてあげたいと思う。
でも彼らはそれを見て喜んでくれるだろうか。
この飽食の街に生きる僕達と同じように喜んでくれるだろうか。
うすくちぎった
はなびら
くき
はっぱ
みずのうえに
ならびうかべて
ふりはじく
ひかりのなか
はながつくる
ひかりのいろに
めをふせて
なつのおわりをうたった
あっという間に、飲み込まれてしまった
あの角に見えるものは
わたしの想像を 遥かに超えて
どうしようもないほどに
深い霧に包まれている
身体は鉛のようで
意識は 深い海の底
幼いわたしが 見たものは
全て 消え去り 手に残る闇
角を曲がると なにがある?
もしも、私があの日と会っていなかったら・・・
もしも、私がこの本に出会わなかったら・・・
もしも、私がこの場所にいなかっら・・・
今の私は、なかったと考えていい。
そんな、偶然に出会ってきたから、私は今ここにいることが出来る。
1分違えば・・・1秒違えば・・・この偶然に出会うことも出来なかったかもしれない。
そんな偶然の中に、私達人間は、生きている。
これからも、いろいろな偶然に出会うのだろう。
それがいつ来るかはわからない。
それに、偶然は、知らぬ間に来て、知らぬ間に去ってゆく。
今、思えば私はさまざまな偶然に出会ってきたのだなぁ。
もちろん、私の知らない偶然も・・・
一人でいいから本当の自分を
見せられたら 見せてくれたらいいと思う
そう一人でいいから
向き合って
素直に話せたら
こんなにも苦しい
日々は少しずつ
消えてゆくのだろう
ナゼ生まれて...
そして明日死んでしまうかもしれない
考えるだけで不安になってしまう世界に
ナゼ僕らはいるのだろう?
誰も気付かぬまま
きっと何も知らぬまま
過ぎ行くのかもしれない
長く降り続いた雨の中
僕らは新たな光を見つけ
答えを導いてゆく
空は日々 青をやわらげ 高さを増してゆき
雲は白い主張をあきらめはじめる
太陽はかろうじて強さを保ち
時の流れに逆らって必死の抵抗
しかしそこにはやはり
逃れようのない体力の衰えを感じる
アスファルトに転がる蝉の死骸
いつの間にか
公園からは子どもたちの姿が消えた
さようなら
また来年会いましょう
妖艶な月の光の下
気の早いこおろぎが鳴いている
屋上に行こう
そう思って 階段を上ると
そらが
近づいてきて
思わず
近づいてくるなと 叫びたくなる
ああ きれいだな
なんて 思いたくねぇのに
近づくそらに 寒気がする
アイツと見たそらもこんなんだったかな なんて
昔の友人 思い出して
そんな 自分の思考に吐き気がする
そらなんて
そのときの気分で ころころ色を変えて
そんな 優柔不断な性格のくせに
勝手に
人の気分を変えるくらいの
わけわかんねぇ 影響力を持ってて
「馬鹿みてぇ」
はき出すように呟いて
寝っ転がって 目を閉じた
寂しい北の国 北に北に行きたい 雪に埋もれたミサイル基地
太陽が北へ沈む 朽ちた船が飛び上がる 白い建物のカテーンコール
寂しそうな海へ二人 寂しそうな曇った雲アホウドリの鳴き声
二人がたたずむ時 時を忘れそう 曇った雲に永遠を
海につながる太陽たち 見えない時間永遠 見えないものを愛と呼び
見えないものを神と呼び 見えないものを憎しみと呼び
見えないものを善と呼び 見えないものを全てと呼び
見えないものを悪と呼び 見えないものを
見えない全て 見えない全て 見えない全て
見えない全て 見えない全て 見えない全て
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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「一体全体どういう事なのよ!!!」
あたしは空のその上の方を睨み付ける
「あたしが一体何したって言うの?」
空は青く輝き
雲は軽やかに流れてるっていうのに
あたしの人生ってばなかなか上手くいかない
「どうしてこんな苦労が押し寄せて来るのよ!!!」
ダルマじゃないんだから
そう何回も転んだり起きたり出来ないの!!!
何度目かの障壁にあたしはちょっと参ってて
恨めしく空を見上げる
それは何度も救いを求めた空と同じ色で
尚更腹が立ってきた
空が青く高く広いのだって
太陽が大きく光り輝くのだって
星が微かに力強い瞬きを見せてるのだって
別にあたしを慰めてるわけじゃないし
そのために存在してるわけじゃない
なのにあたしってば
そこに何度も救いを求めてて
しかも神様に祈ってた
「神様どうか上手くいきますように」って
でも神様は見守ってるだけで
何かしてくれてるわけじゃないし
助けを出してくれるどころか
めちゃエコひいき
これが怒らずにいられますかっちゅーの!!!
さんざん文句を言った後で
あたしは再び空を見上げる
何度も見上げては希望を見出していた
そんな青い空を見上げる
あたしがどんな状態でも
空は相変わらず色んな表情で広がってるから
悔しいあたしは空に宣言した
「ここに誓う!!!人生へのリベンジを!!!」
どんなに上手くいなかい時だって
決して人生を諦めたりしない
何もしてくれない空だけど
そこにあたしの復活の呪文があるから
空に手を伸ばして希望を見出す
そして誓う
心の故郷がある空を味方にして
彼女は死んだわ
あなたに一つ言葉を遺して
「いつまでも好きよDarling」
それに嘘はきっと無いけど
結果的には嘘になる
あなたの愛した彼女は消えた
あなたに一つ言葉を遺して
長い長い幸せな夢を見ていたと
諦めるのはあなた次第
だけど忘れないでいて
あなたの愛した彼女は
実在していたことを
いつも夢を描いて遊んでた
まるで小さな子供のように笑ってた
気が付けばもう大人になっていく
笑ってられない自分が居た
怖くもないし何でもない平気な顔しているよ
人に流される前に自分のやりたいこと貫こうよ
いつか話してたことを絵にしていきたいな
すっきりした楽しい世界を
思いっきり描こう!
思い出の宝石箱崩す前に 忘れたくないよ
君達や多くの人々を
道は開くんじゃないよ
自分から作って歩こう
時間は流れるけれど
過去と未来、変えて見せたい
人のものまねばかりしてたって何も変わらないから
一人ずつの物はたくさん出来るんだから
誘惑に負けずにちゃんと進んでいこう。
おれはごりら
ゆかいなごりら
はんぱじゃないぜ
じまんの毛がわ まいにちブラシ
晴れた日はぴんぴん
曇りの日もそもそ
雨の日ははごわごわ
おれはごりら
つよいぞごりら
どうぞよろしく
夜の都会を彼の窓から眺め
ため息混じりに見渡す自分の部屋
テレビから溢れ出す陽気な光り
知りもしない最近の歌を無理矢理口ずさむ
運命に縛られる運命
大河の流れに逆らった一匹の魚
一つ形の悪いリンゴ
それを捨てることができる人の自由
ありきたりのルールで埋められた日常
傘もささずに雨の中を走こと
誰もがどうしようもない不安や迷いの中でもがき生きながら
たくさん笑えることを たくさん泣けることを
追いかけているんだ
君は何とか言いたいことをうまく言いたくてそれでそんな手帳を持ち歩いているけど
手帳に色々なことを書いているけど
でもそんなものは全く役に立たないから捨ててしまった方が良いよ
そう言って彼はあたしの手帳を奪い取ると、紙飛行機にして投げてしまった
あたしはあたしなりにそこに色々なことを
例えば日記だとか例えば虫の死骸だとか
例えば彼への秘かな恋文だとか
例えば世界の終わりだとか
そのようなことをあたしなりに書いてきたので
二年もかけて書いてきたので
だからさすがにキレて
彼をぶん殴って彼に馬乗りになってそしてまたぶん殴って涙をぽろぽろ流しながらぶん殴って
馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、死んじゃえ、馬鹿、この馬鹿野郎
そんな感じに怒鳴った所へ
ほら、うまく言えたじゃないか
と、彼は鼻血を出しながら言った
思った通り、君の声はなかなか良い感じだよ
彼はにこりと笑った
あたしは彼から離れ
そして礼を言うべきか憤慨すべきか決めかねて
だから空を眺めた
紙飛行機はふらふらと低く
もう落ちている
そう言って良いような高度で
でもどういう具合か、書き付けた文字の重さがバランスを取っているのか落ちなくて
地上すれすれを
這うように跳び続けていた
昨日あなたの夢を見ました
なんだか ふと あなたに会いたくなりました
一つの罪と 千の罰
許されることでないと 分かっていたのに
決して犯してはならないと 知っていたのに
それでも 僕は罰を受けることを選んだ
君の笑顔を見るために
君に笑っていて欲しかったから
大好きな人から指輪をもらった
銀色の光が手の中で踊る
「どうして?くれるの?」
前から欲しかったのに
意地悪く聞いた私と
全部知っててその唇をふさいだ彼
−この人とならずっと歩いていける−
うれし涙こらえ指輪をはめて
「後悔しても知らないよ」
彼は微笑んで私の手をとり歩き出した
約束の指輪は少しだけ大きかった
手首を深く切って
肘まで流れる血の描像を
写真に撮ってメールで送るの
傷つけるより 傷つく方がいい
心配されたい 最低な私だから
涙なんか流れない
流れるのは真紅の血
痛みなんか感じない
感じるのは心の傷み
双腕はすでに傷の嵐
胸の谷間と 額には
堕天の証の 逆さ十字
貴方は私を 天使と呼んだ
それは本当 私の左肩には
見えない片翼がついている
流れた血で 黒く染まった
もう天には帰れない
私のたった一つの望みは
貴方に…… 殺されること
永遠の無の暗黒に
どうか私を沈めて下さい
私は人を不幸にします
消して下さい
消して下さい
私の 存在を消して
すべてを否定して
闇に 私を捧げて
薔薇の香りが 貴方を包む
貴方はBLUE BLUE ROSE
存在しない刃で
私の心臓を突き刺してくれた
しあわせです
しあわせです
I am free
I am nothing
虚無へと
私は還る
かつて何物も存在しなかった世界で
魂を捨て
私は消えた
貴方に 深く感謝します
ありがとう
ありがとう
ありがとう……
そしてさよなら 永遠に
泣き止むきっかけを
失った私達は
バス停脇の塀に寄り掛かり
夕暮を味方に引き込もうとする
一匹の蝙蝠だったのだが
醜悪な面相の私達の叫びは
家路を急ぐ私達の耳になぞ
届くはずがなかった
三日三晩しゃっくりが
止まらなかった私達は
コンクリ橋の欄干にもたれ掛かり
回遊する稚魚に生臭い息を吐く
一羽の鴎だったのだが
嘴から漏れる私達の長い溜め息に
足を止め意味を探す私達なぞ
いるはずもなかった
あたしの右足と左足 彼を求めて争っている
“あたしが先よ”
“いいえ あたしが!”
あたしの右腕と左腕 彼を求めて争っている
“あたしが先よ”
“いいえ あたしよ!”
あたしの唇 それ見て笑った
“走りも 抱きしめもできないけれど 彼のkissはあたしのものよ”
いいえ 違うわ
彼のはみ〜んな あたしのものよ
ね darling
例えば、どうしても食べすぎることとか
肌荒れが、気になりすぎてしまうこととかが
積もって 積もって 爆発物になる。
睡眠が起爆剤
足りなさすぎて、わけもなく怒り。
眠りすぎれば、満ち足りた頭が
理由の無い恐怖を、引き出すよ。
あたしの胸の奥では
熱を帯びた言葉たちがざわめいている
目の前にあなたがいて
昨日見た映画の話で笑い合う
細めた目 目尻のしわ
いちいち気になって仕方ない
大事なことは 伝えられない
外は少し寒い
湯気の立つカフェオレを
あたしは一気に飲み干した
だけど
胸が熱くなるだけで
どこかへ追いやるのは無理だ
平気な顔して
強がっているしかない
冷えたベッドに 寄りかかる
あなたがいてくれることに
一言のお礼も言えない
ちっとも 素直じゃないね
黙っているあたしを見て
あなたが ほほえむ
胸の奥が ざわめいている
一人の自由と
独りの不自由と
それを知るために
ダレカが秤になることも。
俺は残酷な生き物だと言うことを暫し忘れていた
所詮拠り所の無い侭に漂って居られるのも夢の内
淡い温もり抱え込んで醒める頃には鈍い痛み
揺れる逃げる指の先に壊れた壊した昔色の骸
揺り起こす指の先から熱を持とうが今は幻惑
繋がれた身体は冷ややかな狂気を以って依然
上手く立ち回れないと言い訳はまるで空の色
吐き出す息は熱くけれど離れなでと掴む髪筋
哀しがった眼も今は催眠剤
…一握りのリアルをどうか
されど放たれることなど望んで居無いからこれ以上
ふと月夜を眺め遣り其れが綺麗なら以って瞑すべし
「…愛してる」
受かるさ
そして狼煙をあげろ
一億四千万光年背後の暗闇に沈む
俺に届くように
次々と
好きなアニメが最終回(T^T)P
誰か俺に生きる目的をくれ!!
今日こそきっと波が来る
大きな大きな波が来る
それに僕は君と乗る
二人で波を迎えよう
君が僕の雄を指先で
優しく愛撫するだけで
僕には痺れるような
小刻みな波がやってくる
口に含もうとするものならば
ビリビリと激しく振幅を繰り返し
僕は振り切れてしまいそう
僕の雄が君の雌の口に軽く触れるだけで
君も振り切れんばかりに激しく
波を迎えるから
きっと今日はいつもより良い波を
受け入れることが出来そうだ
君が僕の雄を君の雌に導き
それを直列に繋げば絶頂にも似た
大きな波がやってくる
そして僕は振り切れんばかりに
波を受け入れて
やったイケるぞ
大きな波を迎えたから
今日の君は少し疲れた風で
でも満足気に僕の後始末をしてくれる
でも最後の最後だけは少し切ない
僕は単なるオシロスコープ
やることやったら電源切られて即萎える
でも一つだけ大事なこと
ビリビリ来るのは最高だけど
口に含むのは危ないからね
良い子は真似しちゃいけないよ
今日もまた
炎を纏った恐竜は闊歩し
なにかを燃やし尽くそうと存在している
それがいったいなんなのか
それは誰にもわからなくて
炎を纏った恐竜がそこら中を紅く染め上げていくのを
見ていることしかできない
炎を纏った恐竜はいつか
母なる海まで燃やし尽くしてしまうだろう
そんな気がして
目を覚ますと
夢の中の存在であった
炎を纏った恐竜が
僕の部屋の窓から
僕の部屋を覗いている
僕を覗いている
ああ
わかった
宿題も
怒りっぽいお母さんも
酒飲みで乱暴なお父さんも
みんなみんな
燃やし尽くしてくれるなら
炎を纏った恐竜よ
僕を燃やしてもいい
感性を鋭くとがらして
カタツムリの夢を見る
そんな夜が今日のこの帰り道の
結末でしょう
決して幸福でもなく
しかしそれでいて
全く毛嫌いするわけでもない
そんな夜がこの帰り道の
結末でしょう。
過ぎ去りし、日々は過去となり果てて…
時が走らないことを知っていますか?
時が歩む音を、知っていますか?
幼い頃は時など感じることもなく、
子供の時分は時の遅さに歯がみするばかりで、
けれど大人の今、感じる時は速すぎて、
だから願うのでしょう。
時よ止まれ、と。
陽(ひ)と月が、駆け足で空を巡ります。
目を戻せばめくれているカレンダー。
目を落とせば指間をすり抜けて消える無くし物の記憶。
目を返せば、別れを告げる濡れた、瞳…
時の歩みがもっと遅かったなら。
せめてあの日を留めてくれたなら。
他に何もいらなかったと、思えるのに。
それでも時は流れてゆきます。
止まることなく歩み続けてゆきます。
誰のためでなく、
何のためでもなく、
ただただ、進む時の速度を思うのは、
何かを無くしてしまったとき。
何かを忘れてしまったとき。
そして誰かとの別離のとき…
そんな時、きっと人は泣くのでしょう。
そしてまた、笑うのでしょう。
もう、時の流れにさらわれまいと。
もう、手にした宝を奪われまいと。
もう…大切な人の、記憶を落とすまいと。
重なり続く時という粉雪。
降り積もるそれを踏みしめ人は歩むのでしょう。
時の速度に歩みを合わせ。
時の雪道に足跡を刻んで。
過ぎ去りし、今を過去とし置きながら…
法則のツイタテから抜け出して
深呼吸でダイブ。
溺れても 笑っていよう
この世界を超えていこう
ねぇ。ずっとそうしてきたじゃない。
海藻よりも味気なく喉いっぱいふさぐ思い
飲み下せず
ただ ぎゅむ、
と
噛みしめている
もう
俺の魔法は効かない、のだと
目くらましにすらならぬの、だと
とろけるような日々をくれた
同じくちびるから
お前は云った
膝を突いて向かい合った25センチ
深くて暗い25センチ
お前にとって
すでに、
賞味期限切れだそうだね
俺は
降りしきる雨
誘われるように涙
すべてのものは
移ろう
幸せの芳香が
残っているうちに
少しの時間でもいい
あなたのそばに
いたい
内面の安定が大切だと分かっていても
とわに響き続ける発信音は
ドロドロとした キリキリとした ムカムカを呼び起こす
いま どこで なにを どうしているの
内面の安定が非常に大切だと分かっていても
とわに響き続ける発信音は
ソワソワとした ジリジリとした モウソウを広げてく
なんで なんで なんで こたえてくれないの
内面の安定がと〜っても大事なんだって分かっていても
とわに響き続ける発信音を
イヤだイヤだと思いつつも 率先して 聞いてしまう
ああ 私を呼ぶ発信音は
私の大好きなメロディだから いつでも聞いていられるけど
ああ あなたに伝える発信音は
他の誰に伝えるものとも同じで 乙女心は 社会心と 変貌してく
「ベル3回までに受けるのが基本でしょ」
君の瞳の中にどんよりとした翳りが見えるのは何故なの。
いくら強気な言葉で飾り立てたって、僕には君の心が見えるのさ。
さあ、その厚いベールを脱いて僕の所に駆けてごらん。
少女の時のように、初めて出逢った日のように。
君は、はにかみながらそっと僕に微笑んだよね。
あの日のあの輝いていた笑顔のように。
君の使っている言葉の中に誤魔化しが感じられるのは何故なの。
いくら愛しそうな言葉で武装したって、僕には君のサインがわかるのさ。
さあ、その気取った口振りをやめて僕の方を向いてごらん。
子供の時のように、『嫌いだよ!』って嘘ぶいた時のように。
君は、くるって僕に背を向けて微笑んだよね。
あの日のキラキラしていた瞳のように。