第204回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは「赤い手」待子あかねさんに決定です。

エントリ 作品 作者 得票
6 赤い手 待子あかね 3
2 音楽 大覚アキラ 2
3 No.204 サヌキマオ 2


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■赤い手  待子あかねさん
 
感想:「浮影」
 文脈から二通りの読み方ができると思うのです。<人差し指の向こう>がスマホの画面の中なのか、窓の外の風景なのか。
 ヒントになるのは三連目の「彼は消え」ですが、これもまたトンネルに入った、とも、別のページにジャンプした、とも読めると思います。で、ここの差が、

>手元に開いたままのニュースなんて
>ほんとはどうでもいいことだった

 のニュアンスに関わってくると思います。うーん。地下鉄が「ゆるり」と進むあたりがリアリティの抑制になっているのだとすると、読みとしては後者のほうが正しいのかなぁ。どっちにせよ、タイトル通り「浮き彫り」には違いないんだけれども。

「音楽」
 わりとこう、過去の作品にあった説教臭さが鳴りを潜めているのがいいんでないかとは思いますが、「音楽」という主語の大きさをどうすんだろうなぁという気持ちはします。もうちょっと昔は丁寧に丁寧に作ってなかったっけ。言葉に無駄のない緊張感を売りにしてなかったっけ。
 それに比べるといかにも急ごしらえな感じがする。

「No.204」
 イメージの断片を積み上げて、「作品」としてのパッケージを意識しないで「これは書き手の脳内そのまんま!」という姿勢をよしとするのか、テーマのために言葉を、モチーフを厳選して並べたほうがいいのか、という問題はずーっとついて回ります。つまりは、詩に形式を託すのか、詩という形式にとらわれずに己を託すのか、という問題です。
 まだどっちにもなりきれていません。

「生きていれば」
 四連までは比較的頷いて読んでいたのですが、五連で一般論に広げたあたりから「およ」と思うのです。詩の展開として、なんらかうまいことを言おうとしてうまく広がらなかった上に着地に失敗している感がある。無理にかっこよく広げなくていいんじゃないかなぁ。

「我慢とわがままと」
 なんでしょう。「一般論」としていわれていることに振り回されている感じ。

>どんなに好きでも
>ふたりだけでずっと居たら
>傲慢や慣れで
>これまた毎日の暮らしが苦しくなってしまうというのに

 そればっかりでもないよ、というところに目が向くと、もうちっと詩としても重さが出てくると思うのです。
「人の言葉」とか「NAVERまとめで言ってそうなこと」じゃなくて、自分の身の回りの観察で描くと、たぶん面白くなるんではないでしょうか。

「赤い手」
 うまく出来てると思います。一枚の絵画っぽい。まっとう。

「モットロックを」
 普段の詩バトルだと「モットさんがロックして居る」とかくだらなくて大好きなのですが、まっとうな人がいる場合はまっとうな方に投票せざるをえんのです。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:赤い手が何を意味して居るのか。それが分かる時にこの詩の中の首は報われるのだと思います。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:これしかない!
投票者:このバトルへの参加作者


■音楽  大覚アキラさん
 
感想:カッコエエ強いやさしさ。
 
投票者:このバトルへの参加作者



感想:大覚さんのだけ、作品がちゃんと成立してたように思います。
最後、切ない。耳が痛い。穴があるなら入りたい。
他の作品も何度か読みましたけど、やっぱ終わり方は大事かしら、と。
自分のも含め。

余談ですけど
「一面の草原だ」
私生活でパクらせていただきます。
なんか、千鳥みたい(笑)
投票者:このバトルへの参加作者


■No.204  サヌキマオさん
 
感想:普通の年なら半夏生といえば東京は梅雨なのに、今年は梅雨明けしてしまい
そんな東京へ行くことになって「はりはり」を体感したので、感覚的にすごく分かります。
地元は緑が多く移動手段といえば主に自家用車なので、普段は味わうことのない「はりはり」。
熱だけでなく悪臭も湿気も逃げ場がなくて、よくあんなところで生活してるなと思います。

いろいろ書いてみましたが、ざっと読んでぱっと決まりました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:夏ですよね。
投票者:このバトルへの参加作者