エントリ1
Fuga 871 金河南
昨日は揺り籠の中で空を見上げ
明日は棺桶にて微睡の底へ逝く
鳥も
草木も
泣くフリをしては
高く飛び
または枯れ落ちて
今日(という思想//SISOU//)は何処へ零時の鐘
鳴る
鍵
亡くす音
静止室
無垢の果て
硝子壜
「あ ふれていく」
指を絡めて詰め込む欠片たち(あれは紫蘇//SISO*//)
何故かも解らずに 無機質の戸棚へ仕舞う
昨日は揺り籠だった人形は古い綿に包み
可否も知らせずに
火をつけ道ばたに捨ておく
または
朽ちて咲くまで
目隠しを
――旅人よ!
(あの異装//*ISOU//)
「外套は羽根のように軽く、風をみてひるがえす陽炎
足音は影を追うように遠のいていきました……」
明日使用
予定である
棺桶をなぞる指
に降る
弔いの声色が
染み込みもせずに今日を終える
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