QBOOKSトップ

第240回詩人バトル


※今回は1作品なので、チャンピオンの選出は行いません。投票はいつもどおり受け付けます。

エントリ作品作者文字数
1妹日向さち668




 


 ■バトル結果発表
 ※投票受付は終了しました。



詩人バトル読書会
詩人バトルの感想・批評用掲示板。投票の参考にもどうぞ。
※QBOOKSのコンテンツではありません。



掲載ミス、送信時の文字化けなどございましたらご連絡ください。
その他のバトル開始後の訂正・修正は受け付けません。
あなたが選ぶチャンピオン。お気に入りの1作品に感想票をプレゼントしましょう。

それぞれの作品の最後にある「感想箱へ」ボタンを押すと、
その作品への投票ページに進みます (Java-script機能使用) 。
ブラウザの種類や設定によっては、ボタンがお使いになれません。
その場合はこちらから投票ください
→感想箱




エントリ1  妹    日向さち


妹が受験勉強を始めて
僕が家にいても、前ほど顔を合わせなくなった

昔、たまに
僕の塾とダンススクールが無い日を見計らい
お兄ちゃんとカレーを作ると言って
妹が母親に材料を用意させていた
僕もやぶさかではなかったのだけど
約束していた日に
友達に誘われるまま遊びに行ってしまったことがあって
大泣きされた光景を今でも覚えている

そういう時期を過ぎた頃
僕は、親が応募したオーディションをきっかけに
芸能事務所に所属することとなった
妹にとって、そんな僕は何かと厄介だろうに
先生が格好いいと言っていたとか
友達から応援の言葉をもらったとか
そんな話しかしてこなかったし
ライブもよく観に来てくれていた

僕が、高校の時に
卒業したら芸能活動に専念したい
と言ったのに対して、親は
頭も良いのだから大学に行ってほしいと説得してきた
勝手に芸能界に入らせておいて、都合が良すぎる
妹が親に、そんなことを言ったらしい
当時、妹は反抗期で
ほとんど口を利いてくれていなかったから
驚きつつ、LINEを送ると
また断り切れないんだろうなって思って。
早く、誰にでも自慢できるような兄になってよね。
って返ってきた

頑張ってるな、って声を掛けたら
好きでやってるだけ、と笑顔を見せたものの
以前は部活に夢中だったし
カラオケも大好きだったから
それらを犠牲にしてまで勉強しているのは
きっと、僕のせいであり、親のためなのだろう
でも、本当に好きでやっているかもしれないと思うと
少なくとも今は、謝るタイミングではない気がした

これから更に知名度を上げれば
もっともっと迷惑を掛けるはずだけど
とりあえず、合格したら絶対ライブに来てほしい