第32回詩人バトル結果
最多得票者の数がチャンピオン枠を越えたため、残念ながら無効試合となりました。
投票を怠っている参加作者はルール違反ですので、必ず投票するようにしてください。
エントリ作品作者得票
17 グルグル 大覚アキラ 3
22マーブル模様に溶けても 〜French Blue Walking空人3
26 アンモナイト 詠理 3
28 月と群雲 棗樹 3
1 消去願望成れの果て 五月原華弥 2
2 経験値 有機機械 2
11 DEAD END 鈴矢大門 2
18 音のない旅 佐藤yuupopic 2
27 スロウ ランナー 8148(略)ソラン 2
30 豊穣 葉月みか 2
3 風 香月朔夜 1
4 葡萄 陽 1
6 白昼夢 椿 1
14 胎児落下スル時 ヨケマキル 1
23 70km/h超えの黄昏 木葉一刀 1

 推薦作品と感想

グルグル  大覚アキラ

感想:
まあわたしが推薦する必要も無いでしょうけれど。チャンピオンはこれで決まり。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
「グルグル」は、いつもは目に見えないけど日常とほんの境目の所に実は在って、気を許すといつでも心だけ入り込んでしまう国。それも国境しかないような、その上夜と昼の区別も無いような場所。
誰のか知らないベッドで目覚めた日曜の昼過ぎ、付き合いで夜通しいる他無かった喧しい店を出て、空明けかけて白む中、始発を待つ駅のホーム、仕事だからギリギリやってなんだかなあ、こんなんばっかって、苦笑いで毒吐きながら、でもやる真夜中、そんな時に噛みしめたり投げやったり唾吐いたり泣きたかないのに泣いちまったりする、感情を、高速かつスローモーションで想起させられる。胃の上辺りがひねられるみたいにすげえ苦しい。でも何度も読みたくなってまた読んじまう。チキショウ何なんだこれは。
こんな事いってても、きっとその実書かれている事なんて何にもわかっちゃいないんだろうけど、わかってる気がするんだ、全部。
で、読む毎にやたら、旅に出たくなる。で、もうじき出るんだけどね。
この詩すごく好きだなあ。てゆうか大好きだなあ。書いて読ませてくれてありがとう。本当にありがとう。大覚さんやその他いろんな偶然に感謝。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
整っていて、塊が見えて、いい感じです。
投票者:QBOOKS登録作者


マーブル模様に溶けても 〜French Blue Walking  空人

感想:
五連目、歩くテンポから走るテンポに移り変わるところの素晴らしさ。
とつとつと刻むように進んでいた思考が、走っている身体の感覚と移り変わる風景に刺激されて、どんどん広がりをみせるのが楽しい。
語り手の自分自身に向ける視線、しなやかでけっこう図太い性格も好きです。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
ちょっと説明的すぎる部分もあると思いますが、
短いドラマを見ているように映像が浮かびました。
どこかコミカルで、でも強くなれなくて、寂しい感じ。
良い意味で空人さんらしくない雰囲気が新鮮でした。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
「彼女」の視点で周りの景色を見てしまいました。
投票者:QBOOKS登録作者


アンモナイト  詠理

感想:
今回はあまり引っかかる作品がありませんでしたが唯一心に残った作品はこれでした。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
タイプの違う2作を最終候補とした。鈴矢さんのほうが難しいことをやっているようにも思うけれど、結局は好みで決定。

11 DEAD END  鈴矢大門さん
テンションの高さが切なさを強調している。「put off だっけ」という辺りから、英語に長けていない印象を受けるため、「dead end」という表現は、細かなニュアンスを受け取らずに済む、軽い存在なのだろうと思う。故意に軽くして、ごまかしている感じは健気で良い。くだけた言葉遣いや室内の状況が、いかにも若者の1人暮らしという雰囲気を出していて、身近に感じられるところも良い。3、4行目の、深く考えないようにしようとしている感じも生々しかった。

26 アンモナイト  詠理さん
太古から繋がっている遺伝子を受け継いで「私」として生きていることの「ガラス玉のうちにいる」ような感覚。冷静な感じはするものの、「私」にとってはかなり衝撃的なのでは、というふうに受け取った。個性的な比喩は、作者がよく考えて、これしかないと判断して使っているのだろう。
漢字が多めになっている中で、きれいに平仮名を用いているように思う。「やわらかい」とか。あまり難しい漢字を使うといやらしいし、平仮名が多くなるとあざとい印象になってしまったりするが、この作品は感じがいい。以前は「この」とか「そんな」とかが多かった作者だけれど、ずいぶんと無駄がなくなってきている。
(日向さち)
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
 流れの気持ちよさ、イマジネーションとメタファーの歯車がかっちりあって、生まれるべくして生まれた作品と思う。純粋にすげぇ、と思ったので今回は、文句無しにコレ。
 次点は鈴屋大門、ヨケ;マキル、空人。(M)
投票者:QBOOKS登録作者


月と群雲  棗樹

感想:
死に対してすごくきれいな感情で接してあって、「ああ、いいなぁこういう関係。」と素直に思えました。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
すごく悩みました。
といっても、豊作だった訳ではありません。
ごく限られた選択肢の中で悩みに悩んだのですが、
棗樹さんの作品を推すことにしました。
なぜなのでしょう。自分でもよくわかりません。
改行位置は問題が多々有りそうだし、
語句の選択にも疑問有りだったりするのだけれど、
この作品には、そういうものを超えた何かがある。

自分の中にあるセンチメンタルに餌をくれてやるのは、
とても簡単なことです。詩を書く、という行為は
ややもするとそれに終始してしまいかねません。
棗樹さんの作品はセンチメンタルになりかねない主題でありながら、
ギリギリのところでそれをコントロールしている、
そんなストイックさを感じます。

ということで、一票献上。お見事。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
今回、全体的に詰めこみ(身)が多かったんではなかったろうか。

中で、棗樹さんは身が浮いていなかった上にしつこくなかった。
とても自由で、こういうのも何だが、楽しそうにキてる。
言葉の移り変わり、よく効いている。

次点:
ヨケマキルさん。漢字にはじめ息詰まりするが、速度と音で壊れて感情を起こす。
MAOさん。痛い感じに締まっている。が、何分我が痛すぎて。
投票者:QBOOKS登録作者


消去願望成れの果て  五月原華弥

感想:
好きな雰囲気の詩です。何となく自分が書きそうだなぁと思いました。と言っても私にはまだまだこのような奥の深い詩は書けませんがEゥ%‚タ。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
こんかいはあまりこれといったものが自分にはなかった。
該当者無し、とはやはりしたくないのでこちらにしました。
素直な気持ちが現れていたし、こんな風に誰しも思うだろう、と感じたし分かったし。
投票者:QBOOKS登録作者


経験値  有機機械

感想:
最近作品からクールさを感じられないこの方の作品
有機機械の経験値に一票
人間臭さを感じたから。
でもまた涼やかな作品が読みたいな。
淡々と語る一切の感情を排除したような作品が。
憧れだから。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
雰囲気が気に入りました。あと、テンポ。無理なくすらすらと頭に入ってきました。
投票者:QBOOKS登録作者


DEAD END  鈴矢大門

感想:
何度か読み返してこの詩が一番心に残りました。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
リズミカルな詩で、歌詞のようで面白い。
所々に入る英語が、今、な感じで、弾む。
都市の中、孤独な群集の一人の日常のようで、現代そのまま。
なにも変わりはしない毎日。
それでも明日は、と祈らずにはいられない。
そんな感じ。
投票者:純粋読者


音のない旅  佐藤yuupopic

感想:
アウラ体験ってやつですね。
そこまでいかなくても、立ち眩みだけで結構気持ちいんですよね、これ。
あー、ぜんぶ忘れてフワフワしたい。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
敢えて多くは語りません。
このテンポ、リズム、感じ
に、
ぐっと来るセリフ。
これしかないでしょ! はい、一票っ!
投票者:QBOOKS登録作者


スロウ ランナー  8148(略)ソラン

感想:
やさしい語り口で、こころに染みわたるようだった。
良かったです。

次点

豊穣 葉月さん

どんな風景でも葉月さん色にしてしまう。すばらしい魔法です。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
最後の最後まで、小松さんとイグチさんとどっちにしようか迷った。
どっちも、とってもやさしい詩だ。
ほんとうに、ほとんど差なんてないくらい、どっちも、良い作品だと思う。
「また、走ろうかと思うんだ。」
この、一言に、痺れた。なので、票は、イグチさんに。
小松さん、ごめん。でも、これからも、がんばって。
投票者:QBOOKS登録作者


豊穣  葉月みか

感想:
幸せなイメージ、ドラマチックなイメージ、ついついそんな場面想像してしまいますよね。何かそういう自分の内面と現実の世界とのコントラストが短い文で劇的に表されていて、とてもうまいなあと思いました。深いです。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
読んだ瞬間、その光景がぱっと目の前に浮かぶようでした。
長い詩じゃないのに、その言葉に色んな想いが交錯して…
よかったです。
投票者:QBOOKS登録作者


風  香月朔夜

感想:
最初の一言目から、この詩に決めていた。
投票者:QBOOKS登録作者


葡萄  陽

感想:
瑞々しい感性、とは安直になってしまうが。
作品全体にまさしく旬の葡萄の芳香が染みている。
言葉の選択が完璧でないのも、いい。
最後の6行が特にいい。

次点は、香月さんの『風』。
ゆぽさんの今回の作品『音のない旅』は、わかる、そういう感じ。
投票者:QBOOKS登録作者


白昼夢  椿

感想:
 言葉の選び方がうまいと思う。
その選び方によってさらにイメージが膨らんだ。
投票者:QBOOKS登録作者


胎児落下スル時  ヨケマキル

感想:
こんな祈り方もあるのか、と。

理由は色々ありますが、読後、舞城王太郎氏の『九十九十九』を思い出しました。
投票者:QBOOKS登録作者


70km/h超えの黄昏  木葉一刀

感想:
 黄昏、赤信号、パトランプ、赤が見事なほど美しく映えた。「ならばいっそ……」の後はやっぱり赤いんだろうか。滅びの美しさを感じた。追い詰められる心理的な圧迫感、密度の高い作品。

 次点は3作品。

「葡萄」陽さん
 最終連がいい。「紫の花びら」とか、「葡萄の骨」と言う比喩はお見事。全体的に控えめなのだが、心惹かれる作品。

「マーブル模様に溶けても 〜French Blue Walking」空人さん
 強さを感じる。やり場のない悲しみから溢れる涙。マーブル模様に溶けても、あたしはしつこく生きてやるんだ。印象的。キャトルはやっぱり青いんだろうなぁ、なんて、ちょっと思った。

『リヴァイアさん』橘内潤さん
 いいツッコミ(笑) ピーター・セラーズの「博士の異常な愛情」のように、きな臭い世の中に笑いはつき物なのかも知れない。あぁ、嫌だ嫌だ。
投票者:QBOOKS登録作者




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