おめでとうございます! お2人が栄光のチャンピオンです。
『キリサキジャック』ヨケマキルさん
『真っ黒い炭酸水』佐藤yuupopicさん
| エントリ | 作品 | 作者 | 得票
|
| 15 |
キリサキジャック |
ヨケマキル |
4 |
| 18 |
真っ黒い炭酸水 |
佐藤yuupopic |
4 |
| 19 |
立体 |
植木 |
3 |
| 20 |
バス停 |
空人 |
3 |
| 22 |
ない日 |
大覚アキラ |
3 |
| 7 |
SEEKING YOU,BABY |
鈴矢大門 |
2 |
| 30 |
午後 |
日向さち |
2 |
| 31 |
たまご |
葉月みか |
2 |
| 8 |
無題 |
香月朔夜 |
1 |
| 11 |
さくら |
陽 |
1 |
| 13 |
暮らす人 |
狭宮良 |
1 |
| 16 |
咽頭炎 |
麻葉 |
1 |
| 17 |
命綱付き |
小松知世 |
1 |
| 21 |
日蝕 |
檸檬 |
1 |
| 23 |
斜輪 |
さと |
1 |
| 24 |
睡眠病 |
橘内 潤 |
1 |
| 26 |
タイム・マシーン |
深神椥 |
1 |
| 27 |
彼岸花 |
凛 |
1 |
| 29 |
まなざし |
詠理 |
1 |
| 32 |
鳥取砂丘 |
ながしろばんり |
1 |
推薦作品と感想
キリサキジャック ヨケマキル
感想:
さよならキリサキまた来てジャック、が気に入った。それだけ。だが、それだけというのはそこにほかの詩全部を蹴落とす力があったということなのかも。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
怖いです。でもここまで来るともう芸術ですよ。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
前回の基準で言えば、今回のチャンピョンはまちがいなくさとさん「斜輪」だった。32回にぽっ、と「斜輪」があったらば、文句なしで入れていたのである。小生の全感想に頂いたレスポンスに、「語りかけは自分に対して行われる」とあって、ああ、なるほどな、と。そう考えると、ここまで作家の人柄に溢れた作品もないよなぁ、と。
ぢゃあ、今回は何かちゅと、「キリサキジャック」なんである。感想は一言に尽きる。ワクワクした! と。これ以上の賛辞はない。
よって、時点はさとさん「斜輪」、切り口に彼岸を見た植木さん「立体」、意図的なんだけど男ならすすんで騙されよう葉月みか「たまご」にて。(M)
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
この文調、このテンポ、どこか心地良い。
難解で読めない漢字があったけど、
それでもこの雰囲気に呑まれて、良い感じだった。
投票者:QBOOKS登録作者
真っ黒い炭酸水 佐藤yuupopic
感想:
今回、読めば引っかかるモノがある詩が多かったような気がして、もっと、なにかこう、きっかけとか、雰囲気とか、何かが違えば他の作品を選んだのかもしれないが、佐藤yuupopicさんの「真っ黒い炭酸水」に一票。
最悪の状況で発見する、飼い馴らされてしまったような自分に、愕然、落胆。その先にある、暖かさを感じられる自分に少しほっとしつつ、こんな最低なことでも起きなければ、起死回生出来ない程だったのか、俺……とか、そんなことも思いつつ……。でも、きっと、逆転ホームランまではいかずとも、「俺」は取り戻して、ちゃんと、生きて行けるのだろうなと。それなりにでも、必ず。助けてくれたのが、男の恋人同士なのもいい。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
長い。長いけれど、一気に読ませてしまう文章力に脱帽。現代人の悲しさのようなものも感じた。同性愛のカップルが手を振ってる。たとえ他人でも、いい愛をそこに見ると、いい気分になる。明治生命のCMみたいに。
「俺、生きてんだな/運転手さん、暖房上げてくれて有り難う」ここが、好き。生きてんだよね、みんな。
次点ニ作品。
「腕枕」長田一葉さん
ほんとうにこんなニュースが毎日のようにあるから嫌になる。自分だけこんなに幸せでいいのか、と言う気分になったりもするが、幸せなときは思いっきり幸せになった方がいい。最後の一行、いいなぁ。
「琥珀の魔法」木葉一刀さん
ただの文章のはずなのに、匂いというか、空気を感じさせるのはさすが。グイグイ詩の世界に引っ張りこまれる。それで最終連が来て、やられた。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
後半部分の言葉の走り方(踏みしめ方?)に只々脱帽。
心の中で何度も繰り返しています。魂込めて起死回生図れ、自分。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
読み終わった瞬間、ゾーッてなった。
なんだろう、こういう感覚なんていうんだろう。
とにかく印象的。
死にかけても、大事なことって人それぞれで“社会的にどうなの?”って思うようなことが自分にとっては一番だったり。
普段当たり前だと思ってた少しの優しさが、最高の幸せだったり。
好き というより 共感したので、この詩に一票。
投票者:QBOOKS登録作者
立体 植木
感想:
鳥肌。涎。冷汗。悪寒。
脳の裏側が、ジィィィEゥゥゥタと音を立てる感じ。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
投票、本当は、「真っ黒い炭酸水」にほぼ決めていた。
それくらい、いい、と思ったし、好きな空気の詩だったから。
でも。
昨日感想へのレスを書いていて、読みこめなかった「立体」を
作者のヒントを交えてもう一度読んだ時、(そのもう一度読んだ時の解釈があっているにしろいないにしろ)この短いへんてこな形の詩の中に押し込められているあまりにも多い情報(?)に驚くと共に、詩の可能性を、見たような気がしたのだ。
この作品が、詩らしいか、そうじゃないかは、また別な問題としておいておいて、
詩でできることはまだある、もっと変化を遂げられる、
感情のゴッタ煮などではなく、普通の人が読んでも気持ち悪くもなく、
込められる言葉はいくらでもあるんだ、やり方はまだ、もっと探求の余地はあるんだ!とそうういう感じを受けたのだ。
現状に甘んじているわけではないが、これといった変化も遂げられない私自身の詩も含め、言葉と詩に、真剣に向っているんだ、という気持ちになった
「立体」に、今回は票を投じようと思う。買収に乗ったわけでなく(笑)
……というわけで、ごめんね、ユポさん。
詩を書くものとして、言葉を生かすものとして、植木さんの作品に敬意を表しつつ、また私も書くぞ〜という思いも確かにしつつ、檸檬、でした。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
ヨケマキルさんの「キリサキジャック」か、植木さんの「立体」か。一度は感想票を書いている最中に迷いが生じて取り消してしまった。ヨケマキルさんはご自身の持ち味を発揮されているし、植木さんは新しい手法に挑戦して成功している。リズムがあるものと、簡潔にまとまっているもの。どっちも良い。
行長が変わる部分で強く心に響くものを感じたので、植木さんに一票。メリハリの付け方によって、言葉の重みを上手くコントロールしているのだと思う。全くタイプの違う作品との比較としては間違っている気もするし、「キリサキジャック」のフレーズが頭にこびり付いているけれど、やはり短い作品のほうが爆発力が感じられる。リズムで魅せる作品も好きなのだが。
(日向さち)
投票者:QBOOKS登録作者
バス停 空人
感想:
長い長い詩より、短い詩が好きなのでEゥ%タ。自分が書く詩は、大抵短いものが多いのですが、自分よりもさらに少ない文字数で、そして奥が深い。いいですね〜。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
いろいろと状況を考えられる、上手い詩だなぁ、と感心してしまいました。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
醍醐味だ!スペースの使い方に背筋がぞくっとなったんだ。
投票者:QBOOKS登録作者
ない日 大覚アキラ
感想:
くっはーー。何でこう何の変哲もないようなものを何の変哲もあるように出来るのかしら。
↑
これ、読んで本当に言ったセリフ(笑)
と、いうことで今回は大覚アキラさんに1票。こーいう詩がかけるようになりたい…。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
最後の二行に惹かれました。二人称のような語りかけが効いています。
読み返してみて改めてタイトルもいいなと思いました。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
−−−−− なとこと
(−−−−−) なとこのやりとりが気に入りました。
独り言で突っ込んでるコトって、そ〜いや多いよな〜とか思いながら。
あと、日向さちさんの「午後」も気に入りました。
多分猫の気持ちなんでしょうねぇ。
でも、ウチで飼ってる猫は自分にだけ撫でられない(撫でようとすると全速力で逃げる)んですよ(;;)
さてはてそーゆーコトで、今回は大覚さんに一票っ!
投票者:QBOOKS登録作者
SEEKING YOU,BABY 鈴矢大門
感想:
一番印象深かった。
『HY』の曲の感じに似ていて、これに音とリズムがつけられれば・・・。と思い、出来ない自分が、悲しかった。
投票者:純粋読者
感想:
テンポがとても気に入りました。「あれ」とか「あそこ」とかの指示語を多用しているところも好きです。一区切りのブロックがすうっと心に入ってきて良かったと思います。
投票者:QBOOKS登録作者
午後 日向さち
感想:
あ、ねこさんだvって、ちょっと笑顔になってしまいました。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
ふっと自然に湧いた感情。甘い感情。
見せられない気持ち。オモテとウラ。
短い中にさまざまな気持ちが凝縮されているような詩でした。
投票者:QBOOKS登録作者
たまご 葉月みか
感想:
何というか、ほんのり。
ひとりの葛藤と、たまごとの会話。うん、好きですこういうの。
投票者:QBOOKS登録作者
感想:
リズムがとても心地よくて
聴いているうちにわくわくしてきました。
その反面、たまごに話しかけているようで、
実は自分に対して言い聞かせているのかな…
というような表現もあってどきっとしました。
投票者:QBOOKS登録作者
無題 香月朔夜
感想:
読んでいて美しい情景がイメージできるこのような詩が好きです。
投票者:QBOOKS登録作者
さくら 陽
感想:
読んでいて、『わたし』にも『あなた』にも同調する感覚が持てたので、選びました。
個人的には、第4段落以降が好きです。
投票者:QBOOKS登録作者
暮らす人 狭宮良
感想:
この時期にぴったりで、とても切ない空気に浸りました。
投票者:QBOOKS登録作者
咽頭炎 麻葉
感想:
懐かしいなぁとか
確かに苦しかったなぁとか
実は中学生の頃には好きになってたんダヨなぁあの味
とか
懐かしい物を思い出させてもらいました
最終連
4行目と5行目は改行あった方が
1〜4行目が際立ったかなぁなんて思いつつも
この1〜4行目のパワーが私には好みだったので
此処に一票投じます
投票者:QBOOKS登録作者
命綱付き 小松知世
感想:
今回は小松知世さんの『命綱付き』が一番印象に残ったので、この作品に一票。
実は小松さんの作品は何度か次点に選ばせてもらったことがあるのですが、チャンプに推すのはこれが初めてかも。でも、私が選ぶ作品はチャンプになれないっていうジンクスがあるからなぁ……(大迷惑)
この作品は、いわゆるSNRIと言われる抗鬱剤を固有名詞で出しながらも、薬剤の固有名詞を出した詩にありがちな薬に縋った甘ったれた暗さがない。薬はあくまでも自分が這い上がるための道具とわかっている健康な強さがある。そういう強さがある人は大丈夫。濁りの無いものを読ませていただきました。
投票者:QBOOKS登録作者
日蝕 檸檬
感想:
エントリ21檸檬さんの「日蝕」を推薦します。
二連目に用いた変に作為的ではない、「シャッター」の手法が視界を奪い、
それ以降の連に、奪った以上のモノを持ってきて、ずしんと残していく。
詩人自身の「その先」が期待出来る、見事な一作。
次点はエントリ29 詠理さんの「まなざし」です。
全てが自然に脳みそに直接入り込み、感覚を再現させた。
とても身体全部に、静かにずっしり響き渡りました。
心地よいとかとは別の、詩と受け手としての自分との一体感を覚えました。
他に好きなのは植木さんの「立体」と大覚アキラさんの「ない日」です。
「ない日」はローテンションだけど、そこに見える普通の「ない」けど
本当はある日々が好き。
「立体」は最後の二行から様々なものが見えました。もっと書いて読ませて下さい。
投票者:QBOOKS登録作者
斜輪 さと
感想:
鈍い感性が一段と鈍って選考に難攻しつつも、
さとさん『斜輪』へ投票。
「がむしゃらに」には真直さがよく似合う。
がしがしと力強い生命力を感じた。
でも一方、文の推敲に対する姿勢が気になった。
次点、
・ヨケマキルさん。これぞ本性という感じだけど、もう一変化ありそう。
・ながしろばんりさん。妥協の行方さえ思い切り良くいけばこれだった。
投票者:QBOOKS登録作者
睡眠病 橘内 潤
感想:
彼女の事が詳細に描かれていながら、それが全て伝聞であると言う表現が面白い。また、「夢」と言う単語が連続して使用され、内容の説明が入れ子構造になっていくのと相まってスピードが増していく感じが心地よかった。
投票者:QBOOKS登録作者
タイム・マシーン 深神椥
感想:
悩みました。他にも幾つかあってどれにしようかすごく悩みました。
今回は深神椥さんに一票。
決め手は(I%%%%%。の一文でした。
投票者:QBOOKS登録作者
彼岸花 凛
感想:
悲しい詩ですが、わりと好きです。
彼岸花の姿はほうとうにもの悲しく見えることがあります。
その感じが十分に伝わってくる作品だと思いました。
投票者:QBOOKS登録作者
まなざし 詠理
感想:
1000%これ。
1000%、愛してる。
投票者:QBOOKS登録作者
鳥取砂丘 ながしろばんり
感想:
ゆるくて、摩訶不思議で、
ちょっとリアルで、面白かったです。
これに曲をつけて、
第2回音楽バトルをやって欲しいなぁ。(笑)
投票者:QBOOKS登録作者
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