第35回詩人バトル結果
『躍動』檸檬さん
おめでとうございます。
辛くも接戦を抜け出した檸檬さんが今回のチャンピオンです。
これでグランドチャンピオンにリーチがかかりました。
あと1勝、ぜひ頑張ってくださいね!

※参加作者の皆様へ
投稿したバトルには必ず投票してください。

エントリ 作品 作者 得票
13 躍動 檸檬 4
2 僕は深海魚 小笠原 寿夫 3
20 結晶 大覚アキラ 3
4 巡礼者 有機機械 2
17 衛星中継 佐藤yuupopic 2
19 天内日月 2
25 スーパーマーケットへ行こう 8148(略)ソラン 2
5 LIVE 児島柚樹 1
7 キミドリミドリ症候群 ヨケマキル 1
9 レディ・エフェメラ ヒヨリ 1
12 20’04” ぶるぶる☆どっぐちゃん 1
14 目の裏 手の果て 鈴矢大門 1
21 掘り起こしてみたらば ながしろばんり 1
23 情熱 木葉一刀 1
24 砂と草 詠理 1


 推薦作品と感想

躍動  檸檬

感想:
決定的なフレーズがなかったのが残念ですが、ところどころ、そして感覚的に引っかかるものがありました。
次点は20’04” ぶるぶる☆どっぐちゃん。
とっても粋で好きでした。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
今回、該当作品なし、、、といきそうだった。なんていうか、自分があまりにお粗末過ぎてよくわからなかったのですよEゥ%‚タ。そんななか、ようやっと心に引っかかったのが、檸檬さんの「躍動」。これ読みながら夢枕獏の「上弦の月を喰べる獅子」を彷彿とさせ、また読もうかなという気にさえさせられ。(あぶないあぶない。)
その狭くて無限大のスケール感に一票。
次点は大覚アキラさんの「結晶」。残念ながら若輩者の私にはこの曲聞こえませんでした。でも聞いてみたいのよ、いつか。。。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
今回は良いと思った作品が多くて、しかも甲乙つけがたく、相当迷った。
推薦作は、水飛沫の中のいろんな光が開放される光景が鮮烈で、言葉の紡ぎ方も丁寧で、素敵な作品だと思う。面白い表現がいくつかあった中で1番気に入ってるのは「それぞれ思い出して/頬を紅潮させている」という部分。
次点は麻葉さんの「とめられた自転車の隣で」。巧さを考えると、ばんりさんの作品を次点にしたいところだが、好みを重視した。
日常の光景に、ちょっと足を止めてみた、という感じが、なんだか心地良い。
頭の部分を逆にして繰り返しているのが面白かった。逆なのに、あんまり違和感がなくて不思議。
他には、ヒヨリさん、大覚アキラさん、詠理さんの作品が良かった。アキラさんの作品は好みじゃないから入れないけれど、これがチャンピオンだったら納得できる。(日向さち)
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
 スクロールしながら読む面白さと言うのが、ネット詩にはあると思います。
 この詩では、檸檬さんの内側から言葉が噴出してくる瞬間を、追体験する楽しさが味わえました。(植木)
投票者:QBOOKS登録作者


僕は深海魚  小笠原 寿夫

感想:
「結晶」と迷ったが、こっちにした。文体が不思議だった。少しくるりの歌を思い出した。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
 詩バトルの傾向として、全体的にもそもそしてるんですな。自分も含め、なんか鬱屈して、もそもそしている我がおおくて、それこそ8148さんの「スーパーマーケットに行こう」じゃないけど、生鮮食品の中で生鮮とそうでないもの、みたいな。あと、生活に疲れてるんだけどそうでもないふうに装っている空元気も、今回は除くと。そう、小生かて新鮮味が、ほしい。
 これに個人的な好みを加味して削っていくと、「僕は深海魚」小笠原寿夫(いい名前だ!)、「利鈍リベラリズム」歌羽深空 、「砂と草」詠理、あたり。利純リベラリズムは感想にも書いたとおり、あとはその暴走するエネルギーをいかに調教するかだし、「僕は深海魚」はこの行明けが無意味にガンだと思うし、「砂と草」は、この時々言葉にさらわれる、使う言葉の端っぽだけしかとらえていないところが、どうしても引っかかる。
 さぁ、難しいところだが、ここは久々にサイコロで。えーと4。「僕は深海魚」に一票。<そんなとこ探しても何もないわ>が最後に効いてくる。ツッコミの旨さも、これまた視線の旨みであります。(M)
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
コミカルだけど硬派。
自然の厳しさ、生命の力強さを感じます。
投票者:QBOOKS登録作者


結晶  大覚アキラ

感想:
文句なしで、コレ!
最後の3行、しびれました。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
結晶、舐めたら冷たくて、かなしい味がした。ああ、聴こえちまったよ。あんなにアタマの中掻きむしられるような、それでいて涙が止まらなくなるような曲、聴かせるなんてひどい。でも好きだよ、この詩が。本当に痛いくらい好きなんだ。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
スパッとした感じの展開が、気に入りました!
最後の方の曲と結晶の関係みたいなとことか、ジクッときました。
投票者:QBOOKS登録作者


巡礼者  有機機械

感想:
主題にしているものは負の感情なのに、雰囲気がキレイなところが気に入りました。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
有機機械さんの作品は、僭越ながら僕の作品と対照的で、
なんとなくカッコよくて好きです。
応援してます。
投票者:QBOOKS登録作者


衛星中継  佐藤yuupopic

感想:
わたしは、こんなに愛らしい詩を、
未だかつて読んだことがないぞ、yuuよ。
ピピピ。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
かわいい詩ですね
良かったです
ピピピ
投票者:QBOOKS登録作者


煙  天内日月

感想:
普段煙草を吸わない私には
煙が目に染みて……という言い訳は分かるが
やはり煙が喉に染みて声がしゃがれもするわけで
別に「いけね」っていうほどのことでも無いように感じてしまうが
そつが無く無難な感じが好きだったので投票します
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
(I"あっ”わたし”と同じだE#‚タと思ったので(笑)、E"‚タわたしE#‚タとどちらにしようか凄く迷いましたが、雰囲気がこちらの方が好きなので、今回はこれに一票。
投票者:QBOOKS登録作者


スーパーマーケットへ行こう  8148(略)ソラン

感想:
有り触れてるけど、誰もが書いたことあるような詩だけど、どこにもない感じ。
こういう気持ちって皆持ってて、上手く処理できない。
怒られないんだったら、自分も実行してみたいわ。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
きもち、よくわかる。
投票者:QBOOKS登録作者


LIVE  児島柚樹

感想:
洗練された表現というわけではないのだけど
言葉に込められた想いが、何だか強くて痛かった。
だから、一票入れたくなった。

次点はさとさんの時空への手紙。
無条件に好きだなと思った。
投票者:QBOOKS登録作者


キミドリミドリ症候群  ヨケマキル

感想:
素敵。その一言につきる。
投票者:QBOOKS登録作者


レディ・エフェメラ  ヒヨリ

感想:
影とウェンディ……これはスゴイ良いです。
是非もなく一票を投じます。
投票者:QBOOKS登録作者


20’04”  ぶるぶる☆どっぐちゃん

感想:
文章のリズムがとても良いと思いました。詩にとっては大事なことですからね…。
投票者:QBOOKS登録作者


目の裏 手の果て  鈴矢大門

感想:
これだなあ、と思う。なかなか感心しました。
投票者:QBOOKS登録作者


掘り起こしてみたらば  ながしろばんり

感想:
 第2連でスパンと詩の方向が定まるのがすごい。寒いんだか怖いんだか、暖かいんだか分からない気持ちが伝わる。頑張れぇ、などと主人公にいらない世話を焼きたくなったりして、楽しませてもらったのでこれ。

 以下、次点。
「僕は深海魚」 小笠原寿夫さん
 何だろう、という感じ。関西弁(どの地方かは分からないけど)でだだだっと言われて、不思議な読後感。虚無なんだけれど、自嘲的に聞こえるのか、くらい影が薄い。このテイスト、良かった。

「衛生中継」 佐藤yuupopicさん
 あぁ、可愛いなぁ。縫ったのはセーター、じゃなくてスリジャヤワルダナプラコッテによく合いそうな派手なシャツ。自分は寒いところにいて、こうして相手のことを考えられると言うのが、ちょっと羨ましくも思った。今回も、いい栄養頂きました。
投票者:QBOOKS登録作者


情熱  木葉一刀

感想:
短いものだが、清々しさが感じられ、ここで言っている「情熱」という、なんとなくもう一つの情熱みたいなものがあったよな、などと思わせる詩でした。
投票者:QBOOKS登録作者


砂と草  詠理

感想:
ざわめく草と「ぼう」と吐き出される胞子、朱色の風の吹き渡る砂浜。セピアカラーの無声映画のようなイメージ。徹頭徹尾、本質を理解できたとは思わないけれど、全体を貫く凛とした曖昧さみたいなものに、とても惹かれました。
投票者:QBOOKS登録作者




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