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詩人倶楽部

第6回詩人バトル
poem38

ピクニック

作者 : ぶるぶる☆どっぐちゃん
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明日は花柄のバスケットを持って
その中にトマトを挟んだサンドウィッチを入れて
青く広い草原に
ピクニックに行くの

明日が有るなんてみんなが言うから
日はまた昇るなんてみんなが言うから

だから

明日は花柄のバスケットを持って
その中にレースのハンカチーフを入れて
花が咲き乱れたあの街へ
ピクニックに行くの

明日を待つ間にあたしは1箱のLSDと2本のマリファナをキメた
明日を待つ間にあたしは自分の体の13ヶ所をカミソリで傷つけてみた
観たくも無いテレビ番組みたいに
ゆっくりとあたしの足下に血液が流れていった

明日を待つ間にあたしは蝶々を追いかける夢を見た
明日を待つ間にあたしはあたしに追いかけられる蝶々になった
あたしがちぎった綺麗な緑色をしたあたしの羽が
風に舞って消えていった

明日が有るなんてみんなが言うから
日はまた昇るなんてみんが言うから
明日は来るなんてみんなが言うから
明日は来ないなんて誰も言わないから

言えないから
だから

だから明日は花柄のバスケットを持って
その中にトマトを挟んだサンドウィッチを入れて
青く広い草原へ
花が咲き乱れたあの街へ
ピクニックに行くの

たったひとり
たったひとりバスケットを持って
ピクニックに行くの

さよなら






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