第6回詩人バトル
poem6
夕闇の中、枕もとの秒針の音が響きだす 音楽かと思う 電灯のちらつきも、好きな曲と同じように 外から聞こえる物音と協調した音色となる 次第に1つ1つの音を区別できなくなる その音楽を聞いていても、枕に耳をあてても 遠ざけることのできない強制的な音が響く 耳が高音の不愉快な音色で占拠されていく 取り除けないその音色はすでに体の一部だが 体内から聞こえるの鼓動とは違う 横たわる体の中では無数の臓器が活動し それを意識させるように時たま音をたてる 私には決して聞こえない音がある それが音となって響いているなら、間違いない その音を探すため耳に神経を集中させてみるが そこでは無数の音が倍音となりうるさく響くだけ
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