第5回高校生1000字小説バトル
Entry1
一昨日21歳を迎えて最近に思う。なぜか一人になると哲学的思考 にふけっていることが多くなった気がする。なんなんだろ。この年 でまだ大学1年じゃ、先を考えれば疲れもするかなぁ。このごろ外 がやたら暑いのと関係してるのか?はぁ、やっぱ疲れてるのかな。 人生に。……。 うーん、そもそも人生ってなんなんだろう、ってまたこんな考え が頭をよぎる。まぁ暇だからいっか。 とりあえず人生って未来には存在しない言葉だと思う。人生って 言葉は過去を振り返って自分を確認するときだけに必要で、過去に しか成立しないものだろうから。過ぎ去った時間、つまり過去を積 み重ねてきて残ったもの、ていうかよかれ悪かれ後からついてくる うっとおしいもの、それが人生っていうものじゃないかな。だから 未来には人生って言葉は存在しないだろう。もし未来に人生が付き まとうんであれば、今の自分を変えようといったことができなくな るし。イコール人生が決まっちゃってることになるだろうし。仮に そうだとしたら、未来の決まった時間を過ごしてることになるから。 そんなつまんない事があるとしたら、俺はもうこの世に未練がなく なっちまうよ。だから、失望しないようにって意味も含めて、未来 には人生なんて存在しないと思う。 現在には人生ってあるのかな。ないだろう。人生って戦略と共通 するトコがあると思う。もちろん戦略を立ててる過程じゃなくて、 結果からみた戦略のこと。見やすいのは全体なんだけど、細部を全 てまとめたものが結果、つまり全体だっていう面において。だから 現在に人生って言葉を存在させると、その言葉に依存したりして細 部細分にベストなものをはめ込めなくなってしまうと思う。つまり、 妥協を生むと思う。だから現在にも人生って言葉は必要ない。 でも俺は実際には、人生なんだからと何度他人に妥協を強要され られたことか。困ったものだ。なによりその言葉を待っていたかの ようにすぐ根をあげてしまうてしまう俺が全く許せない。 「大輔く〜ん、またなんか考えてるの?気にしちゃだめだよ、人生 なんだし」 それでも俺は優しいこの声を聞くと、ついつい簡単に妥協してし まうのであった。
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