
おめでとうございます!
今回のチャンピオンは俊一浪さんの『かじったサンマ』です。
| エントリ | 作品 | 作者 | 得票 |
| | 04 | かじったサンマ | 俊一浪 | 6 |
| | 22 | ヒーロー | ぶっきら坊 | 5 |
| | 02 | 贖罪でショボい絵が | 松本 荵 | 2 |
| | 23 | 20XX年の雪だるま | ヘビトンボ | 2 |
| | 27 | ナイフ | 沙風吟 | 2 |
| | 09 | 暗い部屋 | kaco | 1 |
| | 11 | 仮の牢獄 | 遠野浩行 | 1 |
| | 19 | オンリーホーリーナイト・プレゼント | あお優 | 1 |
| | 20 | 流れ星を待つ少女 | 雪村氷雨 | 1 |
| | 21 | 一日の始まり・・・ | 坂本一平 | 1 |
| | 26 | プチ超能力 | 皇神泰斗 | 1 |
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感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」…… 掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。
■かじったサンマ 俊一浪さん
| 感想: | 1,000文字の小説とは、なんと中途半端な。極端に短いわけではなく、かといって登場人物のバックストーリーなんかをちんたら書いていたらあっという間に1,000文字なんて終ってしまう。まるで難しい年頃の女の子みたいな長さだ。 「かじったサンマ」という作品。着眼点が面白いと思う。良い意味で小学生的だ。 小学校の時、少し大きいマスの400字原稿用紙の前で、最初の一文に苦悩しながら作文を書いた経験が誰しもあるだろう。いつも主人公は自分で、使える言葉はまだ多くはなかった。サンマが喋るわけないことを小学生の私は知っていた。しかしそこに横たわっているサンマは喋っている気がした。イワシもアジも恐い顔の荒巻鮭も、私に聞こえないだけで、本当は口を開けて喋っているかもしれないと思った。その事を作文に書きたくても、書けるわけなかった。 分かりやすい言葉と分かりやすい構成、そんなもの作文の時間に習わなかった。「いつ、だれが、どこで、なにを、どうした」っていうことが私達の全てで、もちろんそれは正しいが小学生はただそれに縛られる。 厳しい事を言えば、物語というにはこの作品はいま一つかもしれない。しかしこれは物語の可能性を持っている。あの頃書けなかった私の消化不良の作文。それをこの作者は(たぶん)小学生じゃないのに、書いちゃった。 「難しくない」、それがどんなに難しい事か。
| | 票者: | 純粋読者
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| 感想: | 最高に面白い小説でした。動物が意思を持つ、というのは少し有り勝ち なお話でしたのでたいして大きな期待を持たずに読んだのですが、さんま と男の会話が傑作ですね。まず、男の通常ならば驚くべき反応を、さらり と流して、何気なくさんまと話しているところが気に入ちました。 中でも、男の料理する過程が、さんまの不審を煽らないように旨いこと おだてながら塩ふってこんろで火に掛けますよね?その地点でもうショー トコントな気がしました。こんがりと美味しそうに焼きあがっているはず のさんまが生きていた、とは驚きですね。だけど、水揚げされた地点でエ ラ呼吸のさんまが生きているはず無いんですよね。肺呼吸に構造が変化し ていれば別ですけど。とにかく、そんなさんまを一気に食べてしまう男も 相当な変り種だと思うのですが、どうやらさんまのほうが一枚上手だった ようですね。でも、ラストの展開からすると、男とさんまが共存でもする のでしょうか?
因みに、一番のポイントはさんまが同じ科白を繰り返すところと、彼の 一人称が「あっし」ということ。 知人でも「わたし」→「あたし」→早口で「あっし」という方がおられ るので妙に気を惹かれました。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | おもしろかったです。楽しく読めました。注文の多い料理店と少しダブりますが、さんまさんがかわいいので良いです。
他、好きな作品 エントリ5 欠陥商品 日生藍香さん 文章うまいです。話もおもしかったです。ただ、ロボットなら修理ができるのではないかと思ってしまって。ロボットが人間だったらわかるのですが。戦時中身体検査で兵隊になれなかった人が目に浮かびました。
エントリ10 森 青さん 青さんの作品、好きです。最後のオチがブラックユーモアでまさにショートショートって感じですよね。ただ最後のオチ導入部分が少し唐突かな、との印象です。文字数少ないから仕方がないですかね。。
エントリ21 一日の始まり・・・ 坂本一平 さわやかですねー。ゆずの二人って感じです。かなり完成度高いですよね。 見習いたいものです。
エントリ24 バニラアイス 泉 利緒 女の子とは初対面だったのでしょうか。あと体力が続くのかを心配したのは最後の文の伏線でしょうか。僕だけが残ったというフレーズは女の子が死んでしまった印象を覚えます。でも、青春って感じで好きです。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | こういう軽い小ネタを詰めた作品は好きです。ただ、段落開始の一字下げ・会話の後の一字下げなどの基本ルールが守られていたらもっと好感が持てたと思います(念のためカウントしてみたら、きちんと字下げした場合でも1010字です)。 軽妙な会話だけでなく、地の文で描写する作品も読んでみたいです。
| | 票者: | その他のQBOOKS作者
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| 感想: | どんなに綺麗な文章よりも、クセのある文章あるいは強いオチに惹かれます。1000文字に近い作品の中で考えると、4番、29番が気に入りました。4番は、どうやって海中で識字できるようになったのか、などというつまらない疑問は残るものの、全体の雰囲気がとても良い感じでした。なので、私は4番の「かじったサンマ」に一票を入れます。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | クリスマスとカップル、雪のネタがでてこなかったのがよかったです(笑) というのは冗談ですが、素直におもしろいと思えるアウトロー作品でした。 サンマに江戸っ子言葉(?)をいわせたあたりがいいですね。非常になごやかなムードで話が展開され、そしてホラー的ともいえるおちもよかった。 「あっし、文字もちいとばかしかじっておりやして。」 なんだか、これからサンマの目玉が見るのが怖くなる作品ですね。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■ヒーロー ぶっきら坊さん
| 感想: | 一人なのに声だして笑っちまいました。おもしろい!
| | 票者: | 純粋読者
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| 感想: | おもわず笑ってしまいました。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | 単純に気がつけばパソコンの前で笑ってしまっていた自分がいた。そんな理由で選びさしていただきます。読んでてごく自然にストーリーの中に引き込まれてしまい、本当にただ純粋に楽しませていただきました。技巧云々じゃなくて読んでて自分の中に喜怒哀楽それぞれの感情が自然な形で生じてしまう、そんな作品がやっぱりいい作品ではないのか?そんなことも再認識さしていただきました。ひじょうに痛快そして爆笑。個人的には遠野浩行さんの来月の作品も楽しみです。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | エントリー4 ……恐い。けれど、大変インパクトが強く読み応えのある作品だ。 エントリー11 終わり方が上手い。展開もスムーズでキレが良い。 エントリー20 素朴で飾らない、読んでいて気持ちの良い作品だ。敢えて謎を残しているのも後味が良い。 エントリー22 発想が突飛で実に面白い。切り返しも上手いしラストは歯切れが良い。 エントリー23 切ない気持ちにさせる作品だ。一番感情移入が出来た。
以上より、ぶっきら坊さんに一票。
| | 票者: | その他のQBOOKS作者
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| 感想: | ぴかぷー。 27 ナイフ 沙風吟 最後の一行でエロ妄想が炸裂しましたごめんなさい。なんかな、テンションが一貫していて、作品の外にイメージを膨らます余地があっていい。女の子よりもバターナイフに執心するあたり、ここが14なんだよねぇ。佳作。
26 プチ超能力 皇神泰斗 まとめたね。納得させたね。 男の語りは鼻についたが、女の方も負けず劣らずだったので割れ鍋に綴じ蓋でめでたしめでたし。まぁ、いいか。タイトルに考えのなさが見えるが。
25 クリスマスデート 諏訪 温まらない。人間の「関係」において浅い。筋や言葉はあくまでも最後の一押しで、それ自体が心を打つわけでは決してないのである。
22 ヒーロー ぶっきら坊 いいな、バカだな。好きだな。 映画での動きと、兄貴の彼女を目の前にしたときで、作り話とリアルに違いが出るような描写があると作品としても濃くなる。目の付け所は好き。
21 一日の始まり・・・ 坂本一平 吉祥寺か。あの街の雰囲気は地元なのでよくわかる。 ただ、プロローグだけで終わってしまったのが残念。長いもの向き。
11 仮の牢獄 遠野浩行 親類に犯罪者がいると警察官にはなれない、というのんがあった気がする。 小生が疑問に思うくらいだから、もっと設定に考証を加えた方がいいだろう。
4 かじったサンマ 俊一浪 動じないねえ、男だねえ、サンマ。 なんかもうはじめの「一緒に暮らす」からイリュージョンで、この力技が潔くて好きだ。シリーズで読んでみたい。
いつもより恋愛ものが多かったかな。ただ、単に彼氏彼女がいて、という二人の世界では薄っぺらくて、その二人ゆえの、という恋愛が書けるかどうかというのが決め手になってくる。男Aと女Bでは、書いている側もぬっぺらぼうの作家C氏であります。恋愛ものは押しなべてつまらなかったかな。 投票ですが、サンマ、ヒーロー、ナイフ。そうだな、後日談を期待してヒーローにしよう。この先が、ストーリーとして一番面白いところだと思うんだけれどもねえ。是非、挑戦していただきたく候。次点は「サンマ」「ナイフ」で。
| | 票者: | その他のQBOOKS作者
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■贖罪でショボい絵が 松本 荵さん
| 感想: | 最後まですらすら読めました。単なる二次創作だとも思いませんでしたよ。
ただ、気になったことが。 >僕は残酷な子供やった。 この部分がどこで表現されているのかが不明でした。 この少年に、特に残酷なところはないような。 あと、タイトルにもう少し捻りが欲しかったところですね。 「贖罪でショボい絵が」ではちょっとショボくないですか。
まあ、でも、面白かったです。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | ひょっとしたら、と思たけど。 やっぱりそやったか。
・・・てか、 付記はせん方がイイと思う。 シラけるわ。
けど、一票する。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■20XX年の雪だるま ヘビトンボさん
| 感想: | 表現や作り方がとても上手い。 情景が思い浮かんだ。 とてもキレイな作品だった。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | 「自分の日常の中の濃密だった時間を切り取った」というような感じの作品が多い気がします。自分自身もそういうのを書いたことがありますが、やっぱりそれだけだとそう簡単に「作品」にはならないですね。 1000字だとまとめるのが難しいですが、それにもう一つ何かないとと思います。 今回はヘビトンボさんの作品に一票、まとまりが良いと感じました。 タイトルはもう一工夫かな。
| | 票者: | その他の作者
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■ナイフ 沙風吟さん
| 感想: | 細部の描写に魅力を感じました。ただ、ナイフにこだわる女の子っていう設定がいまいちよくわかりませんでした。守ってほしいのかな…。 男の子の方の考え方や成長? はなんとなく理解できます。 空気感が一番良かったので、選ばせていただきました。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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| 感想: | 27 ナイフ 沙風吟 応募作品の中では1番だったと思います。 よって本作に投票します。
23 20XX年の雪だるま ヘビトンボ 正直いうと、今回投票した【27/ナイフ】より優れた作品だと思いました。 ただ文字数が1176文字と1000文字からは遥かにオーバーしているため、次点としました。
4 かじったサンマ 俊一浪 オチは若干弱いでしたが、ユーモアのある作品で私は好きです。 ただ文書を書く上での基本ルールが守られていないので(このことは他の応募作品にも意外と多く見受けられる)、次点としました。 『小説バトル作品規定』を確認してみて下さい。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■暗い部屋 kacoさん
| 感想: | kacoさんの、言葉の端々に散る純粋さが好き。 これからも素敵な作品、楽しみにしてます。
| | 票者: | 純粋読者
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■仮の牢獄 遠野浩行さん
| 感想: | ぞくっとしました。次回作を楽しみにしています。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■オンリーホーリーナイト・プレゼント あお優さん
| 感想: | いい話だ、と素直に思えたから。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■流れ星を待つ少女 雪村氷雨さん
| 感想: | 粗い作品が多かったように思います。出す前にもう一度読み返せばいいのになと思いました。 そんななか面白かった/上手いなと思ったのは3、11、13、14、20、22、23。 11「仮の牢獄」はシチュエーションが面白い。期待したほど話が発展しないけれど、つかみがとても良かったです。 13「ゴー イントゥー ザ オーバードライヴ」は話は心地よいのですが、字数に気を遣えれば、と感じました。 14「秋の情事」は、この技術があってどうして63字も誤差が出るのかなと思いました。あまり気にしていないのかも。 20「流れ星を待つ少女」は単純に好きです。もうひとひねりあってもいいと思う。 23「20XX年の雪だるま」は味わい深く楽しめました。 他に幾つか気になった作品について。 2「贖罪でショボい絵が」は、読ませるのですが、冒頭の「残酷」に応えるものがないまま終わるのが拍子抜けでした。 読ませるけど、冒頭の残酷に応えるものがないので拍子抜け 16「再会」は自分の事情だけを描いているのが惜しく思いました。相手の気持ちも示していればもう少し安心して読めると思います。 17「終わる町」は、人形劇だったというオチによって、最初に抱いた期待がかえって崩れてしまった感じ。 19「オンリーホーリーナイト・プレゼント」は他作品と雰囲気が違っていてちょっと面白かったです。 29「師走」は最後尾に位置していたこともあり、読後感と年末の雰囲気が相まった味わい深さがありました。 今回季節ものの作品も多かったですが、タイミングに気を配ったり「狙った」りする、読ませる工夫は好きです。 イチオシでこれ!という作品はありませんでした。14、20、23で迷いましたが、20に投票します。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■一日の始まり・・・ 坂本一平さん
| 感想: | 「特別な日ですか?聞かせてもらえますか?」なんて言われたら、僕はポケットの有り金はたいて白いホトトギス全部買っちゃいます。 幹也と一緒にバイトしたくなるいい花屋ですね。 ただフネさんの特別な日、もっと何かないかなあ……。 この作品に一票です。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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■プチ超能力 皇神泰斗さん
| 感想: | 現実と空想の混合ながら、うまい具合に話をまとめているところが良いです。 「朝のリレーのバトン」という擬態語(擬人法かも?)もうまいし なぜくじが当たらなかったかという結論まで書いていることで 読みやすくなっていると思います。 ただ、どうせなら全部フィクションにしたほうが良かったかもしれません。 特に「白木屋」は現実味がありすぎるので別の架空名の方が良かったかも。
| | 票者: | このバトルへの参加作者
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