敷いていた予定線路飛び越えて希望航路神様の指定空路踏み外し苦痛道路残された 自由 迷路
いつか見れると信じることで消去法を繰り返して毎日をやり過ごすことで見なかったことにすることで知らなかったことにすることで周りの人々は毎日そうやって殺戮を繰り返します表面穏やか性根は鬼以下束縛と強要を耳に突き立てる父と脳が溶けてしまう程過剰な独占愛の母と腫れ物を見る目で常に距離を置く自称聖職者と曖昧なまま不変を唱える馴れ合いだけの大衆と依存することでしか自我の平静を保てないDOGこと僕骨より硬く肉より弱い言葉の剣と心の壁達尻尾と愛想を振り回し出来上がった短絡的な幸せの形明日を見てるつもりがそれは過去から見た今日でしかなく日々過ぎるのはやはりDOGな僕が勝手に生み出したモノだと言うのか?言うは簡単試すは至難仲良し子良し影では疎外笑えば妥協反せば裏切りイジメれば共犯抜ければ被害罪と知って笑う加害者の皆様方くすんだブラウン管の中モザイクで消された自称無実の殺人者罪に笑い泣き叫ぶ被害者の皆様方毎日が作り出す不変とは如何様なものか?DOG=@犬 A欠陥品、バグ
真夏の病室 窓際の私は空を見る一羽の小鳥が 小さな羽根をはばたかせ大きな空に飛んでいたふと 部屋の前の木にとまる長い枝の先まで小さく跳ねて歩みよるとどくかなぁ私は部屋の窓を開け ゆっくりゆっくり手を伸ばす小鳥は指に頬をすり そのまま空へ消えて行く一瞬怖がるようではあったが 勇気をだして近寄った真夏の昼の 窓際の部屋 小鳥がくれた勇気という名の贈りもの。
もうあれから何回目の冬ラジオは懐かしいあの曲いつもは忘れているのにいつまでも忘れないひと雑誌の占いを読んでみる過去の恋が実るでしょういつもは忘れているのにいつまでも忘れないひとふっと湧いた友人の結婚気が付けばそろそろ年頃いつもは忘れているのにいつまでも忘れないひと今届いた自分宛ての手紙差出人が書いてない裏側いつもは忘れているのにいつまでも忘れないひと午前になってからの電話そんな事あるはずもないいつもは忘れているのにいつまでも忘れないひと
案の定あなたのくれたチョコレートには猛毒が入っていたみたいでじわりじわり毒はめぐり寝ても醒めても身体中にあなたの吐息を感じもっともっと甘い香りに酔い痴れたくて言ってはならぬ愛の言葉を独り言つ
※作者付記: 不倫風味。
キュウリが!キュウリが!キュウリが!本来の使い道とは違う方法で使用されているではないか!このキュウリは食卓に上るのか!キュウリ農家のがんばりは無駄になるのか!などと考えている夜である要するに私も一人だよ、と言いたいだけである
1蝉が殻から出てくるとき 感動と同時に そこに自分を見る何か死を急いでいるような… もっと中にいればいいのになんて思ったりして… 殻に閉じこもっている自分に気がつく 2力なく地面でもがいている蝉を見かける そこに社会の中でもがき苦しんでいる自分をみる 蝉は生きようとして… 僕はただ苦しみから逃れようとして…
あなたから りんごをもらいましたあなたは ただ微笑んでいましたわたしは そんなあなたを とても愛しく思いましたりんごは 日ごとに赤くなりますりんごは 日ごとに甘くなりますわたしの想いも りんごと同じ 日に日に 募ってゆくのです
赦されるときを待っている永遠に近いものだとしてもざわめいた季節の中にざわめいた心の中に例えようのない懐かしさと例えようのないもどかしさと散らばった破片は残り僅か完全ではないことに気を取られ僕は今 見失ってゆく 全て踵を返そうかここで戻ってしまおうかもう 忘れてしまおうか進むことができなくなったら休めばいいそんな言葉は気休めでしかなく気休めさえも受け取る余裕がない僕は一体 どれだけ 人を 傷つけて立ち止まる ではなく踏み止まる なのだと此処で待つ 僕はそれでいい認める強さを手にしたいなら赦せる力を赦されるときを
綺麗なドレスを着て踊り続けた日々同じことを繰り返す日々 退屈な日々だけどそんな日々が愛しく思える気づいたら私はもう少女ではなくて腐敗し始めた私の体では もう踊ることはできないのしわしわの私の手は あなたの手をとることもできないのでも夢の中では私は永遠に少女のままで ずっとあなたと踊りつづけるのあなたの温もりが とても嬉しくてだけど朝起きていつも泣いてるの 悲鳴をあげて泣いてるのだってそこには大好きなあなたも 少女だった私もいないから
「生きていくことに、何か意味はあるのかな」雲をみてるといつも思う風に流されている雲自由に浮いている雲雲になれたらって何度思っただろう全てを投げ出して雲みたいに空に浮かべたら何にも考えないでただ頭の中も雲みたいに真っ白になってただただ、次はどこまで風に運ばれるかだけを想えたらどんなに気持ちいいだろうどんなに、ラクなんだろうねでもできない逃げになるから自分から周りからこの世界から逃げることになるから、逃げるのはズルイから、そんなのはイヤだだから逃げない逃げたくないツライ時は空を見上げてそれ以外は一歩一歩しっかり地面を踏みしめてくよ存在が否定されないように一歩一歩足跡を深く刻んで生きていることを証明するように生きる意味なんて、その人にしかわかんないから答えは見つからないけどちょっとしたことでも「ああ、なんか幸せかも」って思えるそんな何かを見つけれたら、それでいいんじゃない自分にとって、大事なものが見つかればそれは幸せなことだって、思うから・・・
人々は、国や権力のためではなく、この世で枯れてしまった実感のために戦争を利用する。戦争をやめようと言うまえに、つまらぬ実感を求めないこと。戦後の実感ほどつらいものはない。
薄暗い浮世なら 蓮を浮かべれば良い 墜ちてくるものが怖いなら 其れに何かを願えば良い 僕は手が届かないから ずっと眺めていた 忘れたくはないから ずっと眺めていた 彼方側の重力に引き込まれれば 容易く、全ての思いは叶うのに
あなたが好きよ、なんて。小学生じゃあるまいし、恋の駆け引きの一つも必要かしら。でも、私は素直にあなたに言いたいのだって、駆け引きしてる時間がもったいないでしょ。そんな事してるんだったらあなたにもっといっぱいの言葉達を心から言うわ。好きよ愛してるお布団の白さも、この空の青さもあなたと一緒ならもっと鮮やかに見える。世界は繋がってる、だなんて。ヘタな詩人じゃあるまいし、もっとロマンティックな事でも言ったらどうなの?え?好きだ?愛してる?んもぅ、私が先に言っちゃったわよ。でも、そうね。二人ならこの言葉達が一番良く感じられるね。 好きよ 愛してる
天井から覗いてる時間旅行者がけらけら笑ってるのが聴こえるようだ気配が追い立てる朝に夜気配がまき散らす朝匂う このエネルギーをどうしてくれよう保護観察もつかずに仮釈放だなんてそんな甘ったれた交換日記まがいのお膳立てしかないのならおれの残り香なんていっそ記憶の向こうに追いやってくれ このエネルギーをどうしてくれよう このエネルギーはどうコウシよう抑圧された自由だのなんだの御託を並べる気なんかさらさらないがこれじゃドブに浮いてるぬいぐるみだ持ち主のお子様は遠い野原でボールに御執心わかってる、わかってるとも明日時間が止まっても世界中の誰ものようにおれだって時間が止まったことに気づきゃしねえそんなもんだそんなもんだご大層な口を叩いてたってふっとばすものもふっとばされるものもありゃしねえ嫌いなものなんかひとつもないんだただ、吐き気がするものがそこらじゅうで「特価」の札を提げてるだけだ
あたしのカタチを切り取って貴方の傍に置いて下さいつまりこれは、告白なんだけど「すきだよ」じゃぁ、つまんないでしょ?貴方はあたしに「ありがと」って言った何度も、何度も、何度もねぇ、それは貴方がここから居なくなってしまうから?永遠にどこかへあたしの知らないどこかへ行ってしまうから?零れ落ちる貴方の涙と溢れ出るたくさんの血をあたしは身体に取り込みながら一緒に堕ちて逝くそんな幸せを手に入れました。
君を好きになってしまった好きになってはいけない君を君を好きになってしまった好きになってはいけない僕がだから僕は鍵をかけた二度と想いが溢れないように閉ざした気持ちが扉をたたくその鼓動が痛みを帯びるその痛みを忘れる為にどうか僕に静かな眠りを
塩辛い海の味を 確かめにいかせてグラスに入った人魚じゃあるまいし
ベッドの中で足を絡めてくるあのこはあのこはいつもあのこはいつもこのこがここにいることを物凄くこわく思っていて物凄く消えてしまうんじゃないかと思っていてその威力はスサマジクッテ 誰もが気づいてるんだけど誰もが気づいてはいるんだけれどもねあのこはいつもあのこはいつもこのこがここにいることを確かめたくて確かめたくて仕方なくてその威力はスサマジクッテ遠く環七で走る車の音も冷蔵庫の電気音もこのこの足音もふとんが重なり合う音も音を無くしちゃうそしてこのこの心臓の音をこのこの心臓の音をコノコノシンゾウノオトヲキクンダあのこはこのこがここにいることをあのこはこのこがここにいることを物凄くいつもどこでもこわく思っていてその威力はスサマジクッテ今すぐ消えちゃうんじゃないかと今すぐ消えちゃうんじゃないかといや、もしかしてきっと消えてしまうものだと、それは一体いつ、何時何分地球が何回周ったときなのか、気になって気になって、夜も眠れないどうせ消えるならって、それならどうすればいいかっていろんな人に聞いたけどわからなくて色々考えたあのこがこのこといるときに雷が落ちればいいとかこの部屋が壊れるだけの凄く凄く小規模な地震が起きればいいとか毎晩おそろいのヘッドフォンをつけてMAXで音楽鳴らして眠らないようにするとかでもわからずにぼんやりと午前3時セブンから帰る途中歩いていた歩いていると新聞配達屋が通り過ぎていったあのこはおもう。このこを今白い小さなセブンの袋もってるこの手でこの手でこの手でさ強く強く強く強く、強く強く強く強く抱きしめて抱きしめすぎたらこのこが壊れて、溶けて、消えて、なくなってしまうのを、一瞬たりとも目を離さずに、溶けて、じわじわ溶けていってなくなって、涙がでそうで、でもじわじわ溶けて消えてゆき、そしてまるでなにもなかったようにまるでなにもなかったようにそしてほんとになにも無くなってしまい、無くなってしまい、無くなってしまい、もう涙が止まらなくってでも、このこが消えてなくなっちゃうのをそれまでを、一瞬たりとも目を離さずに凝視するしかそれだけしかできないとおもった5メートル程先の斜めになった「止まれ」の真っ赤な標識がだんだんだんだんゆがんであのこは涙が止まらなかった
ただ時と抱き 過ぎ去るのを待つ擦り切れてゆく心臓に目を伏せ月が沈むのを妬み焦がれる愛でる蕾も色付く頃には瑕無き姿を見せてやる
もう動けなくなったら空を見上げる今日この空をあなたと知らないでよかった私は詩を愛していなくて私は誰に出会ったのかなそういうことが好きだった知らないうちに好きだった地球が目を閉じて私は夢を見る星は瞬きをして私は手を伸ばす朝が来るんだ綺麗な朝だなのに地球は泣いている花が落ちるんだ落ちた花弁私は詩なんて好きじゃなかったあなたは花に埋もれてやがて空は桃色になって見たこともない雲が浮かんだ 今日私は空を見上げ一人で晩の月を待ちます一人で月に寝そべって私のあなたを想います今日この空を知らなくてよかった私は詩なんて好きじゃなかった神様願いを聞いてくださいわたしは星に埋もれて願いはちくちく刺さりますやがて空は桃色になり朱の地平のあらわれて私は あなたのあなたに出会います今日この空を私は独りでしか見れない
※作者付記: これは他人のことを想って書いた詩で自分のことではないです。未練なく死ねるように、書いた詩は捨てることにしましたが私はきっと詩が好きなのだと思います。という思いです。(或るネット詩人)
私はお陽さまが大好きですぽかぽかの日にはお布団を干しますお布団にお陽さまの成分が沁みこんで来るとねむねむ菌が芽を出して、お布団いっぱい広がりますほらね、お布団がゆっくり膨らんでるねむねむ菌がむくむく溢れてくるでしょう太陽が一番高いところに届いたら綿のなかまで沁み込むようにパンパンパンお布団を叩きますパンパンパンホットケーキみたいにひっくり返してパンパンパンねむねむ菌の胞子にお陽さまの成分がきらきらしてパンパンパン太陽がキツネ色になったらできあがりふかふか布団の取り入れですこの幸せな触感、芳ばしいお陽さまのにおいああ、夜が来るのが待ち切れないねむねむ菌に感染しちゃったみたいです8時間の潜伏期間が過ぎた頃お陽さまの布団に滑り込みますほわほわ空気に包まれているみたい意識が落ちていきます闇の底へ深く