コンクリート冷たい悲しい生き物たち美しい馬の瞳の涙誰か気が付いている?私は…君の声に目覚め君が生きるから生きたけれど残ったのは生命の悲しさだけ私に…音に気が付いた異国への憧れにもだけれども君は私を…美しい雨の恵みは?それなら地中の体は?私は気が付いた目の前にあるものは悪夢だって明日はゆっくりくるから君の声が聞こえなくなりやっと本当の目が覚めた
生まれ持ったこころの破損関心や執着は常に生か死か血の流れるこの体が不思議どうやって殺そうかいつもそんなことばかり笑っていられるうちは笑っていたい願いどうやって殺そうか私をそうして生きること不思議笑いながら泣いた泣きながら歌ったそうして生きること無意味気付けば精神異常そうして願う願いどうやって殺そうか私をどうやって生きてきた私はリセットボタンで終了の合図願う願いを
昨日と今日が交わって朱色の風がふいた知らない場所から流れついた黄色い糸であなたと繋がっているような気がして少しだけ熱くなった、わたしの掌歩き続ければめぐり会える世界は、そんな風にできているから。ちっぽけな言葉並べたら 少しだけ強くなれる気がした今も俯いているあなたへ今も戦っているあなたへいつか分けてあげたい わたしが得たすべてのもの思い出 喜び 切なさ 希望すべてを今、ちからにして歩き出す次の世界に出会えたならあたらしい始まりの朝、あなたに見せたい曙光(ひかり)がある
さっぱりとした朝顔に霜を降ろした冷夏私は萎れた向日葵の下に居る腰が曲がった向日葵はガサガサとしていて季節に置いていかれたみたいだ小振りなチョウが不安定に飛んでくるすっかり乾いているこの辺りで、みずみずしい蜜を探しているのだね秋風が波になって襲ってくる月を待つこの空間は死のかおりで満たされていた情けなくなる、僕ひとりの輝く生命
あの人相変わらず、小っさい箱にいる。ときどきつまんないこと、さも重大そうに話しかけてみる。それから手の平に包んで、ピカピカあの人が答えるかどうか、賭けてみる。まだそこに、いてくれるのかどうかを。
深く刻み込まれていく 星の音(ね)愛を抱(いだ)いた其方(そなた)へと届くことを 祈る毎夜翳る三日月 深葬よ まだ私を消さないで欲しい淋しさと涙を拭う術知らず其方を待つ私は無様でしょうか?望みが儚くとも 忘れられぬ其方今宵こそ 綴る言葉よ 彼(か)の人を振り向かせて…千年待っても 叶わない 恋と知りつつ捨てきれない何度も綴る恋文を 数える暇なく 愛溢れ幾年経っても 変わらない 愛と知るこの切ない願い指折り数え焦がれては 眠れる時なく 今宵も愛と涙が咲く紫陽花を眺め愛でる横顔に傍らで揺らぐ心が淋しくて雨音その香りに 重ねあわす心迷いこそ されど月夜よ 彼の人を消さないで…千年待っても 叶わない 恋と知りつつ消しきれない幾夜も綴る言葉さえ 集めることなく 迷いつつ幾年経てども 変わらない 愛と知るから祈る恋文紫陽花の花が咲き散る この道の角 先には其方の背中だけが…
イメージの中 笑う少女の影描くほどに滲んでゆく色セピアの空気感歳月を辿る旅路、果ては蜃気楼ダークブルーの摩天楼掬い上げる砂は、たださらさらと物憂げに冷たい雨 温かい雨広がる波紋、弾ける音鈍い水の色生ける衝動に虚空を抱いて紡いだ音に哀願の手を伸ばす届かない空、そっと嘆いて黄昏の心苦しさ
特に用もなく歩く 俺ちっぽけな俺を俺より少し小さめの影が後ろから追いかけてくる本当は今日はあいつと会う予定だったのにせっかく服まで 選んでから寝たのになんであいつはあいつには両親がいないだからしょうがない家計が苦しいだから今日会えなくなっちゃったそんなことは聞き飽きた聞きたくないその言葉は俺の無力さを表すものだからわがままなのは分かってるでも 会いたいんだなんで神ってやつは人間に欲を与えたんだ欲がなけりゃ戦争だって殺人だって起きないだろうにでも でもやっぱりそれじゃ 人生つまんねぇんだろな弱気になった影を見つめる 俺影ってのは変なやつだ決して離れることのない俺の分身決して喋るわけではなく決して俺に危害は与えないでも今だけはこいつが憎たらしく思えるそういえば俺って人間はこんなにもちっぽけなのにあいつはなんで俺のことを受け入れたんだろうあいつに会いたい会って理由を聞きたい俺はあいつの笑顔が好きであいつのそばにいると安心できたあいつはどうなんだろうあいつに会いたい会って理由を聞きたい急に影が動いたなんだ二つになった俺 分身出来たっけかそんな馬鹿な俺にごめんねといってきた影そういったのは当然 影じゃなかったあいつだ驚く俺をあいつはただ笑顔で見つめてた理由なんていらない俺たちを導くように偉そうに大きくなった影は俺たちの道を指し示すまるで一つの影のように
川沿いに黒と緑とその二つより多い赤がやって来るそいつは仕事を辞めたいって郵便屋をやめたいって最近まで働けば無駄なことを考えずに済むってでも変わったって人工植林にはもう懲り懲りだって樹皮を凝視して道をバイクで走るって全部見たら終わってしまうからね後頭部でスプレーをやられたみたいに脳内でね自分を責めてるって、郵便屋「猫が学校の前で目玉が出て転がってるだろそれをただ小学生が可哀想って見るだけださらし者じゃないか、猫次の日そこを通るとまだそいつが横たわっててまた次の日どっかの管理者がやっと来てなるべく触らないように消すだろでも、猫も馬鹿じゃないからね見てた、その光景全部ね取れて転がった眼で奴らのことをねたとえば、バイクの車輪とか」そんなふうってさ、郵便屋川沿いに黒と緑とその二つより多い赤がひろがっていく
ピンクのものを部屋に置いてみた恋愛運あがるかな恋の色はなぜピンクなのときめきって気持ちはピンク色どきどきすると頬がピンク色だからかなピンク色女の子の好きな色ピンク色だからかな恋をすると綺麗になるの
ヒマワリ、太陽をずっと追いかけるようにあなたをずっとみていた向日葵葵傾、太陽をずっと追いかけるようにあたしは あなたへと傾いていく夜はうつむきあなたはどこにもいなくてでも待ちわびた朝あなたはあたたかい光とともにあたしを金色に染めてくれるだから葵向日葵のように切ない恋に涙、するのではなくだから葵向日葵のように愛する人に照らされる喜びをこの子は知る
※作者付記: 向日葵→むこうびあおい、葵傾→きけい、とそれぞれ読んで下さい。恋の詞…ですが“葵(アオイ)”という名前の方に対して、名前の由来?みたいなのを伝えたいと思い、書き始めたものです。
でっかい空 星ひとつ 輝く星 星ひとつ夢見るうち 星が消えた声に出して呼んだ星の行方 さがしたメロディー刻む この部屋ひとり 声震えた窓 あけて 空 眺めたまだ光らない あの星 ひとつ何度 泣いただろう何度 夢見ただろう声枯らす 疲れてたんだ きっと声に出して呼んだ星の行方 さがした信じたい また光ると目をひらく 見えたんだ あの星声に出して叫んだありがとうのメロディー
くるくるくるくるぱちぱちぱちぱち渦にまきこまれてくるくるくるくる油のようにはじけてぱちぱちぱちぱち人ってそんなカンジくるくる巻き込まれたらぱちぱちはじき出されるそんなときもあればくるくる表情がかわったりぱちぱちテンションがはじけるこんなときもあるしちびっこが笑顔でくるくるまわると大人たちは「カワイイ」とぱちぱち手をたたくなんてときもある自分は今、くるくる?ぱちぱち?よそはなんとなくわかっても自分だとやっぱりわかんないんだなあくるくるくるくるぱちぱちぱちぱちでも花火みたいにぱちぱちしてるのは悪くないかなかざぐるまみたいに風にまかせてくるくるしてるのも悪くないかもよ結局は「自分」っていうのを持つってこと?かもねだって「自分」があればまきこまれても大丈夫でしょはじきだされても大丈夫でしょ「自分」で歩いていけるんだからくるくるくるくるそうだねぱちぱちぱちぱち気付くきっかけなんだよねくるくるぱちぱち
今までの僕にケリをつけよう。争いを避け、事なかれ主義でその場をしのぐ。何事においても平均点をとる姿勢。やたらと上手い愛想笑い。納得のいかない仕事。現実をぼやかす酒。瞬時の損得勘定。暇潰しの煙草。愛なき言葉。醜い情。虚栄。嘘。その全てにケリをつけること、最も苦しかりケリ。
僕は今、溺れているんだ。救いようもないほど、もがき苦しんでいるんだ。必死の形相でさ、滑稽なほどにね。だってさ、浮き上がろうとすると海草が絡まるんだよ。冗談じゃないよな。君、知っていたかい?気持ちが溢れて、浸水して、僕を飲み込もうとするんだよ。愛する君よ。僕は今、混濁した流れに翻弄されている。君は何処にいるのだろう?流れの渦に、君の姿が見えた気がしてね。思わず飛び込んでしまったんだよ。でも、その先に見える黒い闇に僕は恐怖で慄いた。そうか、罠だったんだね。そして真っ暗な闇は僕を蝕んでゆく。愛する故に僕は、僕を、溺れ死なせてしまった。したたかな君はそんな濁流に身を委ねるはずもなく。その美しい手を差し伸べるでもなく、せせら笑う。ああ、その顔。愛して止まない、僕の君。
昨日と今日が争いをはじめた 原因は 夢 僕が寝ている時に見る夢が 昨日の終わりに見た夢なのか 今日のはじめに見た夢なのか 昨日の終わりに見た夢なのか 今日のはじめに見た夢なのか 境目は明日しか知らない
消えない愛情。消せない想い。もしもこの世に果てない夢があったなら、貴方を連れて行ったのに。髪を撫でてくれたはずの、貴方の大きな手はもう側にはなくて、目の前に広がる虚空の青が、私の視界を撫でていった。何を失ったらいい?何を求めたらいい?誰を信じればいい?何処に行けばいい?生きる苦しみ、死ぬ喜び。私は自らを絶つ勇気すらないし、生きる希望もない。ただ、生きているだけの物体。