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今回のチャンピオン作品は、 
愛留さん作の『どっぺるげんちゃん』です。 
 
| エントリ | 作品 | 作者 | 得票 | 
 |  | 12 | どっぺるげんちゃん | 愛留 | 3 | 
 |  | 15 | やまい | 青木 優 | 2 | 
 |  | 10 | 砂の上に建つ家 | 明日より | 1 | 
 |  | 11 | I can do no more | タガキミツキ | 1 | 
 |  | 14 | 坂崎炎上 | 浦島太郎 | 1 | 
 |  | 16 | 彼女とヒルと詩人 | ヘビトンボ | 1 | 
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感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。 
「私の投票がない!」「内容が違うような」…… 掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。
  
 
 
■どっぺるげんちゃん  愛留さん  
 
| 感想: | 見上げた情景が浮かぶような綺麗なお話だったと思います ペコリ 
 |  | 票者: | このバトルへの参加作者
  
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| 感想: | 主人公はゲンキを嫌いと言ってますが、心底ではやっぱり双子の兄弟愛があったのでしょうね。 少し悲しいお話ですね。 
 |  | 票者: | 
  
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| 感想: | タイトルの上手さ・話の運び方など完成度の高さに1票。 タイトルはつかみとして面白いし、いいバランスでストーリーと調和が取れていると思います。こういう話はよくありますが、それを流暢に進めて最後まで読ませてしまう構成はかなりの力ではないでしょうか。
  次点で、14の浦島太郎さん。最初のほんの日常と最後の描写の格差はすごいと思います。自分自身が燃え尽きていく様の迫力が他と比べると弱い気がします。 04のアイディア、連作にできそうな面白い設定ですね。 05立ち合いのシーンを描ききるのは難しいですが、もう少し。 07、心情の書き方は上手いと思います「女でも男でもないただの私に戻らなければ」好きです。 13、肩に力入りすぎな気がします。タイトル、テーマ、ストーリー、今。もう少し「切り取って」書いた方が分かりやすいです。 
 |  | 票者: | その他のQBOOKS参加作者
  
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■やまい  青木 優さん  
 
| 感想: | 15 やまい 青木 優さん  黒板って匂う? よく嗅いだことないだけなのか? チョークの匂いかな。細かいところがひっかかるけれど、逆に挑戦的な表現がいくつもヒットした。面白い。
  今期の作品への感想。
  01 結局は 国忠さん  文章のリズムが素直で読みやすい。結局は救急で受け付けてもらえばいいと言ってしまえばお話にならないのであるが、理不尽な待たされ感には共感する。
  02 死のうと思っていた 黒霧 島男さん    独特の表現を選ぶ努力をされている。一方、句読点の位置とか小道具の見せ方とか、文章のリズムが自分の好みと違うようで、失速感があった。例えば、左ポケットの天国、天国の階段の入った壜、という描写で左ポケットに毒薬の壜を入れて飲みに出たことがわかるっていうのが工夫されているわけだが、読み進めて考えて組み合わせてああそうか、という感じになる。
  03 ミミズと私の関係 さすらいさん  ミミズ=少年、私=転生した少女、と解釈するのだろうか。ミミズは土を肥やす益虫なので、気持ち悪くてもあまり粗末にしない方がいいのだけれど、それは個人的な見解。   04 7年前 竹空さん  話を聞き、それを別な人に話す商売、という設定は面白い。「人の過去を売買する」というブラックユーモア的ショートショートをかつて幾つか読んだが、そういう話として発展する余地が十分にある。例えば結婚式のスピーチで、仕事で聞いた話をしてしまうとかするのはどうだろうか。
  05 真剣勝負! 平本雄一郎さん  最初の一文だけで弟が四つもある。  剣の試合は緊迫感があり良かった。
  06 月夜 土目さん  …かぐや姫?
  07 ドロップアウト 妃咲さん  彼の容姿を喩えるのに銀色のシャープペンシルと冷奴というのは面白かったが、両者には随分差があるので、シャーペンにも豆腐にも言いたいことがあるのではないか。  そして避雷針の彼はシャーペンと別な人物で、お話のツマミにされただけ。きっと彼女はこの後、この雷よけとくっつく。私の古い青春の血が、そう呪詛している。
  08 ひとりぼっち あゆこさん  彼と別れて、学校サボって気晴らしするお話…ってわかりにくかった。でも最後が良かった。ここにもう一歩踏み込んだら、もっとすばらしい話に化けたような気がする。
  09 願望 COCOさん  昔からこういう風な作品は見かけるのだが…妄想や幻覚に苦しみ、その上偏見に苦しんでいる人の話を聞くと、軽い気持ちではこんな話を書けないと思う。精神疾患に理解のない数十年前ならまかり通ったのであろうけれど。よほど苦しんで、こういう話を書くしかなかったのだろうか。
  10 砂の上に建つ家 明日よりさん  面白い。惹き込んで読ませる雰囲気がある。けど、意味は良くわからない。家が「砂の上に建つ」である意味が、物語とリンクしない。もう少し本文に砂っぽさが欲しかった。
  11 I can do no more タガキミツキさん  小説としては、この三角関係はネタとして非常に使い古されていて、余程のことをしないと面白い小説にならないので、題材に選ぶのは難しいと思う。
  12 どっぺるげんちゃん 愛留さん  いい話。ゲンチャンも夢をかなえたってことで。
  13 生と死の意味 くるみさん  お姉さんに近づいてきた女性と、よく話をした方がいいと思う。人を疑って生きていくよりは。
  14 坂崎炎上 浦島太郎さん  灰から甦るのはフェニックス。さあ伝説の誕生だ。  タイトルと、辛さの表現が良かった。後半をカットして1000字でまとめても良かったかも。
  16 彼女とヒルと詩人 ヘビトンボさん  血を吸わせる、ってエロティック。それだけでも素敵。  ところでヒルジンを含む(というか蛭を加工した)タブレットが血液サラサラ健康食品として売っているらしいけれど、経口摂取して効果があるのだろうか。
  17 朝七時 せいじさん  朝っぱらから恋の相談なんてうらやましいこって。  本気の相談を決意するところで話を終わらせるなら、もう少し姉妹の信頼関係か、少なくとも妹の悩みをもっと書いたほうがいいかもしれない。あくまで時間つぶしだとすれば、相談することより相談の中身が物語として大切になるだろう。するとこの先を書かなければ物語は終わらない。 
 |  | 票者: | その他のQBOOKS参加作者
  
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| 感想: | 雰囲気が出てますね。直接的じゃない手法が良いと思いました。 
 |  | 票者: | このバトルへの参加作者 
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■砂の上に建つ家  明日よりさん  
 
 
■I can do no more  タガキミツキさん  
 
| 感想: | 『どうして彼女の隣にいるのが、俺の大事な親友なのだろう。』 よくある! 会話を増やして、葛藤を描ければもっと良いですね。 
 |  | 票者: | このバトルへの参加作者
  
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■坂崎炎上  浦島太郎さん  
 
| 感想: |  今回はこれで決まり。  書くべきものががっちり書けている点、自分のリズムで書けている点、他の追従を許さない出来であったように思う。  難を云えば、小説よりも映像のほうが面白いだろうなぁ、という点。  小説だからこそ出来るもの、というレベルにはいたっていない。(M) 
 |  | 票者: | その他のQBOOKS参加作者
  
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■彼女とヒルと詩人  ヘビトンボさん  
 
| 感想: | いい話ですね。ぐっときました。傑作だと思います。本当に! どこがよかったかというと(蛇足かもしれませんが)、彼女の個性と主人公の個性がどちらも魅力的で打ち消し合わず、パズルのようにピッタリ合わさった快感、というふうに感じます。彼女も彼も凄く複雑なピースなのに。難しい問題が解決したとき。悩みが晴れたとき。何より色気のある文章(血を吸われる女性の描写だけでなく、グロテスクな生き物と叙情的な言葉の対比や、陰鬱さに豊かなグラデーションがあって…うまい)でした。荵 
 |  | 票者: | その他のQBOOKS参加作者
  
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