君をおいて行きはしないよ一緒に行こう あるいは 一緒に留まろう僕が何もかも準備してあげる君は僕の手を握ればいいそれでいい君の輪郭を僕が確定してあげる君に名前をつけて必要としてあげる僕の目の届くところにいればいいいてくれればそれでいいできれば僕と笑ってほしい独りで困らないで・先走らないでどうか僕にも分けて・分け与えてだって君だけの僕らじゃないんだからねぇ、
この街の穴から続く虹彩で潤んだ昼の宇宙は哀しいほど朗らかにシャツを照らす溢れ出したプリズムを蒸発させるそよ風誰もが幸福にありますように自分の放つ響きをどうか覚えていますように僕は今感じる感情の為に生きて来たんだ穏やかに消えてゆく今日の空抱え込みたいけど 不可能だけど止めておこうその瞬間は真面目に微笑みを上昇気流に託すのです時々雨になって思い出すように
一人だけ 二つの脚で入り口を進む 沢山の作品を手に取った 部屋までの心。 ゆるせません ・・・と語るニュースの報道リアル?報道をただ見している人僕一人を撮影するテレビカメラは 何も事件を起こさないはずの僕を 密着報道する・・・事件。 心のような頭脳 ニュースの画面で動く 悪の人 二つの脚で入り口を進み 何かを沢山の画面に投げた? この夜は この人の言う真のセリフを良識ある僕にくれる日 報道された言葉が嘘 だったと僕だけに伝えて このドキュメントは終った。 心のような頭脳または頭脳のような心の僕を上映している天 下へ下へもぐりこんで行く 僕の前に広がる頭脳な心 箱へ箱へ閉じ込められたいと願う。 連続する描写の放映 放物線を描けず ・・・・ゆるせない と語る報道・・・・ 映し続ける連続した描写の箱。 箱の外側に居て佇む僕を映し続けるドキュメント 放物線を描いて周る軌道から反れて行って忘れるように物語をただ見ている。 夜が音を消して 心のスイッチをオフした だれが悪い? 心ははじめから悪い上映される心
午前二時 ベッドの中俺の隣には静かな寝息をたてながら眠る君だらしなく開いた唇から涎が垂れそうだと思ったと同時に、いつまで傍に居られるのかと思った人はよく、一生を道に例える作者は忘れたけど「道程」という有名な詩もあった‥はずもし自分自身の一生を道に例えたなら、きっと俺の一生は曲がりくねってるだろう人並みに曲がりくねって人より少し道が分かりにくくてだけど最後には、君に辿り着けたらいい静かな寝息をBGMに、だらしなく涎を垂らす君に苦笑して、思う
電車の窓から見る風景に、痛いほどの郷愁を感じた度々襲われる果てない意識帰る家があるのに この胸にこだまする 本当の声『かえりたい どこか 遠い場所』繰り返し繰り返し いつか聞いたオペラのように ナカの空洞に響き渡る『かえりたい かえりたい かえりたい』これをうたうたび どうしてだろう どこにもいけない気がしてくる『はやくおいで はやくおいで 待っているよ』『かえりたい かえりたい かえりたい』きっとどこにいても なぜだろう のがれられない気がしてくるまだ見ぬあなた。あなたは癒してくれるだろうか『待っているよ 待っているよ まっているから』
梅が終われば、次は桜桜が終われば、次はハナミズキハナミズキが終われば、次は紫陽花紫陽花が終われば、次は向日葵向日葵が終われば、次は秋桜秋桜が終われば、また冬がやって来るハナミズキの葉は、真っ赤に紅葉して銀杏の葉は、黄色に染まってやがて山に雪が降りる季節の移り変わりが時々 いとおしくなる涙も溢れることもある花火のように散っていく、花片の下で私は今年も微笑んで生きていきたい
すぐそこに見える あなたの背中手を伸ばせば届く距離 15cmの永遠この命を消費しきって 炎に包まれるまできっとこの15cmは 縮まらないのでしょうあなたはきっと この黒甘い感情なんて星が終わるまで 知ることもないままあなたのペースで あなたの幸せを存分に味わって 過ごすのでしょうでもそれでいいんです黒く焦がした飴は 味が濃すぎて苦すぎてすぐに吐き出されて ゴミ箱行きですから15cmの永遠は 絶対に縮まらないけれどきっとこの距離が 神がくれたベストポジションどうせなら 黒く黒く 形がなくなるくらい煮詰めて私の中心に 焼き付けてしまいましょうかね
1%の現実に、99%の妄想。日々、体中の一割はどこか不幸であるという贅沢。とんでもない現実逃避。明日を見ないで生きていく虚無。あいすると知る、ささやかながらも底知れぬ絶望。全てが真っ白になるような幸福。お金で買える夢。お金で買えない平穏。奉仕という自己満足。誰かにすきだといわれる事。誰かをすきだと思い込む事。チーズバーガーの美味しさ。宇宙に飛んだ蛙。濁った海。美しすぎる埋立地。全てを認める柔軟性。何もなくなる瞬間。 もったいなくて使っていない言葉がいくつもあってそれは使わないでいるうちに忘れた 話したい言葉が沢山あって話さないうち消えた 覚悟を決めるという事。ゴシック体が伝える真実。 どうしようもなく、誰かを欲したり誰かを好きでいたり誰でもよかったりするゲームみたくこの上なく楽しい毎日恋愛に勝ち負けがないなんて一体誰が決めたの 貴方を餌にして食らう夢それはとてもリアルで、珍しく恐いだから私は貴方に、出来合いのあいの言葉を吐きながら脳みそを軽くする貴方はあいの言葉を返しながらなにを思っている? 私と同じように途絶える思いを無理矢理に繋いでそれを幸せと思っていたりして。 なんて、結局息が切れるまであいしたらそこにあるのは独りであるというだけの真実 夢の一歩手前で挫折するような雰囲気。有り得ない乙女心。 私が漠然とした愛と平和を願いながら毎日少しずつ誰かを切り捨てている矛盾とあなたがまるで無垢な素振りで吐き出す言葉達が本当は少しも違わない事を知っていてくれているのか、どうか。そして私は密かにそれを幸せだと思い込み幸せだと そしてそれが幸せだと言い切って、眠る妄想
それはもう寒い日で子守唄でさえかき消されちまう雪の積もる音だけが響いてる日眠れ眠れそう言う小僧がいたもんだずっと私のためだけにねそう言う人がいたわけさ眠れ眠れ寒くて何にも聞こえないだけど心地良く響いててその声だけが響いてて眠れ眠れ安らかに耳を塞いでいた手もねいつの間にかその人の方へ静かに伸ばされていたんだよ悲しみも苦しみも全部抱えてそれでも幸せと思える日まで昔々寒い雪の日凍死してしまった少女がいた美しいまま眠る少女のそばに一輪の小さな花が咲いていた少女が埋葬された次の日その花は跡形もなく消えていた。
雪の日の、氷の張った水の中。太陽に彩られた雲の上。握られた子どもの掌。彼女のお腹。雪道に落ちた椿。おばあちゃんの小言。猫の欠伸。彼の歌声。真っ赤な満月。炊きたてのご飯。いれたての珈琲。貝殻。細い三日月。葉に溜まった水滴。茜色の窓辺。枯れ野。雲の隙間から射し込む光。書物の活字と活字の間。沈丁花の匂い。琥珀。古いピアノ。木々の窪。幸せな笑い。昼下がりの夢の中。蕗の薹の苦み。春の雨。ルネッサンスの絵画。薔薇の真ん中。ファインダーとレンズの間。太鼓の音。バレエをする女の子。エリック・サティの詩。***************************************気まぐれにそこに居る。そして、ちょっとだけ赤い舌を出して。春の風が悪戯をしたら、きっとそこに神様が居るのでしょう。