開きすぎのチューリップを買いに行ったときあまりに開きすぎで紹介してやった仲間は文句を言ったそれでも彼は買ったその間、俺は芸術学校に落ちたちょび髭男が同民族を殺した花束を受け取った白人の犬的我が国について考えた核爆弾は科学者と政治家のコンプレックスによるチューリップの香りが充満した部屋理性は失われ、だからこそ花ビラをプールに撒くとくるくる回って音も無く浮かぶそんな俺の楽しみを役所の変体が風船を割るかのようにPM8:00に赤ら顔だ胃を痛めた頬のそげた俺の同僚が彼を撃つ溢れた血がチューリップの赤と混じり俺の笑い声、仲間の笑い声欲望にまみれて殺しもしょうがない異国の人と俺は生物学的に起源が違うのだから俺は昼食のステークに涙を流せない俺は夕食のラディッシュに涙を流せない花は咲き乱れいつしか枯れゆくチューリップを食べた仲間が帰ってきた「おれは、核爆弾を作らなくて済みそうだ、 しばらくの間は」
踊る君が好きだった。タン、タタン。一定のリズムで踏まれるステップ。くるくる回る君。目が合うと笑顔で、僕だけにくれるサイン。ウインク一つ。そんな君が好きだった。タン、タタン。今は聞こえないステップ。くるくる回る君がいない。目が合うと笑顔で、僕だけにくれるサイン。ウインク一つ。そんな君がいない。今は雲の向こう。君がいつも踊っていたスタジオは、今もそのまま。いつも誰かが踊ってて、笑顔がたえないのも相変わらず。何も変わりはしない。君のステップが聞こえない以外は。何も。だけど、寂しいなんて言ったらいけない。僕は、満足だ。タン、タタン。耳を澄ませば、ほら、聞こえる。君のステップ。タン、タタン。目を閉じれば、ほら、見える君の姿。くるくる回る君。今は、もっとうまくなっているのかな?今度、君のダンスを見に行くよ。飛行機に乗って、海を越えて、雲の向こう。君は気づいてくれるかな?僕以外にもいっぱいお客さんがいるから。今はもう、一流のダンサー。いつも踊ってたこのスタジオから、巣立っていってしまった。大きな舞台の上で、大きく羽ばたく君。僕の気持ちは結局伝えられなかったけど、後悔はしていない。この世界のどこかで、君は笑顔で踊っているのだから。だけど、できれば時々でいいから。僕のことを思い出して。舞姫。君に会えてよかった。タン、タタン。一定のリズムで踏まれるステップ。くるくる回る君。目が合うと笑顔で、僕だけにくれるサイン。ウインク一つ。そんな君が好きだった。
鳥よそんなこえでなかないでおくれだれも君をあいしてくれないのだね君は あいが欲しいとなくのにだれも君をあいすることができなかったうそもいつわりもない 君のその翼にぼくらは 見てしまうぼくらを 見てしまうそれは君のせいではなく君にうつる おのれの自身をあいすることができないぼくらの醜さ鳥よそれでも君はなくまだ君はあいをうけとっていないのだね
彼/彼女は歩いていた。 歩き始めてからどのくらいたったのか とうにわからなくなっていた。 日は何度も昇り、そして沈んだ。 そうして、広大な砂漠を 彼/彼女は歩き続けてきたのだ。 砂丘をまた一つ、這うように越えると 今までそうやって越えてきた数の 幾百倍もの砂丘が目に入った。 砂の海は、絶望的なまでに果てしなく続いていた。 彼/彼女は、箱を背負い直した。 この箱を運ぶことが彼/彼女の使命であり 唯一の存在理由だった。 この小さな箱に、彼/彼女は生かされているのだ。 箱を捨てることは、死を意味した。 しかし、箱の重みが苦痛だった。 重い足を引きずり、彼/彼女はまた歩き始めた。
私は土に還る体を焼かれた瞬間あっというまに細胞は土に人生は全て土にお父さんとお母さんとおばあちゃんとおじいちゃん私が幼い頃殺してしまった小さな虫けら飼っていた金魚 轢かれてしまった哀れな猫記憶の断片そのとき全てに逢うことができるのだ今生きている私は 土から栄養をもらうちっぽけな草のよう目をツタウノハ 涙ではなく、海と繋がった潮の一欠片 土に還る私の心
情けないの一言で片付けられる私の未練分かっていたのに 傷付くだけだと覚悟していたのに 報われない涙をボロ雑巾のようになり果てても血の涙を流しても自分の全てのプライドを捨ててでも出てくる言葉は一つだけ私の目に映る未来にあなたはいないあなたの目に映る未来に私はいないその笑顔の傍に私はいないあなたの幸せだけが私の救いいつもいつでもあなたが愛しい
※作者付記: 不完全燃焼だ…
青と赤と白の、どれか助かる道は一つ三分の一の確立生きる限り常にそんな選択いつも手にしたものを見捨てて行かなくてはならずどれか選べないの、もまた、事実ですそんな葛藤の最中『赤切って』僕の横で涼しげな顔して居る君の『アタシ赤色好きなの』なんとも単純な決断胸に抱く乳飲み子の少し形崩れした頭を撫でる手にこりともせず、ただ涙のなくなった瞳が躊躇する僕を捉えて締め付ける命託した赤は何事もなく容易く切れてほんの一瞬残念な色の君そして一言『行こう』常に死の方へと留まることなど 決して許されないのだ。
#1好きな人ができて幸せにしています。そちらもうまくいくといいですね。お互い大切な相手を大切にしましょう。#2いい人するのは勝手だけど、別なところでやって。迷惑なの。#3振り回されるのがつらい。お願いそっとしておいて。#4まあ、どうぞ、お構いなく。