Root of mine あなたとおばあちゃんが出逢ってくっついたから お母さんがいて私がいる思ったとおり行かないことも たくさんあったのだろう時代の流れに惑わさた 苦しい過去 たくさんの愛情に包まれてた 温かな過去口ずさまれたあなたの通ってきたストーリー今もしっかり覚えてるから それでもあきらめず 何度も立ち上がり胸の張り裂けそうな いくつもの夜を越え腰も砕けるほどの たくさんの山を越え最後までがんばりぬいた あなたの姿そっと 瞑った瞼の裏に焼きついてる私が立ち止まりそうになった時にはいつもあなたの姿 思い出すだろうしてあげられなかったことへの後悔は少し残るのだけど毎日書きためていた日記にはたくさんの愛の言葉があってたくさんの痛みの言葉があって残るものを気遣う言葉がいっぱいあったそれでも最後のページに書かれた「満足してる」の言葉が心底しびれるほどにうれしかった すべての痛みからすべての苦しみからようやく開放され新しい箱舟に乗りこんだのだろうその先にはあなたの好きだったお花が凛々と香り果てることなくこれからの花道を象ってることでしょう ありがとう また会える日まで ちゃんと生きてみせるよあなたの誇りを抱いてありがとうこころからあなたと血を分けあえたことうれしく思うよ
時として体は心は手は足は目は口は言葉は気持ちは本当に望むことに反してしまう何がそうさせるのかどうしてそうするのか迷っているのか考えているのか受け入れているのか逃げているのか体は大丈夫な振りをして心は何か手ごたえを感じた気になって手はそれを掴もうとして足はそれに追いつこうとして目はそれを追おうとして口はそれを言おうとして言葉は鋭く曖昧で気持ちは素直な振りをしてそれはまるで知ってはいけない秘密のように毎日わたしに問いかける
なんでかな いつの間にか一人ぼっち私に安定を与えてくれた彼方は消えてしまって。。。私は彼方のものではなくなって、いつの間にか真っ暗な場所に放り込まれた拭っても 拭っても 拭っても 涙は枯れてはくれなくてただ苦しくなるばかり。彼方のコトを考えて、惨めな気持ちになっていく彼方は私から消えてくれなくて、彼方のことを嫌いになんてなれなくて信じたくなくて現実逃避、逃げても逃げても追いかけてくる現実怖い 恐い コワイ 暗闇は、一人ぼっちは、寒い身体は・・・すごく・・・すっごく 寂しいよ・・・不安で・・・不安で 苦しいよ・・・
煙草とコーヒーの飲みすぎで身体がわけわからなくなって何もする気がなくなってしまい外の空気に触れようと外に出た風がびゅうびゅう吹いている、ああ、さっきラジオで言ってたっけ、台風だってアパートの廊下から街を眺めると曇った空が夜のネオンで赤らんでいる天候に関係なくやってるじゃないか。人間ってすごいなあ、と思った雨は降っていない、風は気持ちいい。濡れたアスファルトの上赤らんだ夜を歩いていくとどうして、やりきれない気分になるんだろうか、ねえ野良猫さんあんた、どっかにお逃げよ。そろそろやってくるよ、台風が猫はこっちに顔を向けもしない畜生!人の忠告を無視しやがって。とんでけ、とんでけ、野良猫さん小さなころ、台風の目が来ると街を自転車でつっ走った風が常ならぬ強さで俺の足を止め、俺はうぬー、と叫んで足を動かした台風だから、人はまったく居ない。気兼ねせず、うぬーと叫びに叫んだ俺はいったい何をしてるんだって、その真っ只中自分でわかっていただが、空が真っ青で笑っている風をこんなに吹かし、人を殺す台風の目は穏やかに笑っていたのだそれで俺が叫び走る理由は十分だった台風と戦ったときの古傷のある腿の上に野良猫を乗せて穏やかな殺し屋の訪れを待つだがさっきから降り始めた雨が強くなるだけで俺は怖気づいて夜の道を濡れながら帰る台風で近くの病院も締まっていたし台風に怖気づくことのない子供も病院は恐れたそれで、俺の腿には台風がつけた傷がミミズのようにいまだに這っている開け放したままの窓から雨が入って床を濡らしていた俺は窓を閉めて床を拭いた猫は隣でニャーと鳴いた台風は戸を叩いたが俺は戸を開けてやることが出来なかった
「サラ」 いつも決まって日の沈む午後に 通りに面した店できみに会い 一緒にお茶か軽いお酒を飲む夕陽を浴びて光り輝く姿は 息を呑むほどきれいで 生命力に満ち溢れて見えるすべての西の空が 夕日に照り映えている この瞬間に 僕らは全てを集中して音楽の余韻を楽しんでいる朝の光の中だときみは僕を 僕はきみをうまく見つけられないかなこっちだよ、皆の素敵なサラ・サンセットこの夕暮れの時間を一緒に買おうここならば掛け値なしに満たせる満たされる
※作者付記: よろしくお願いします。
いつも 私の肉体にアナタは触れてくれない。それでも アナタは私を笑わせてくれる。 泣かせてくれる。 感動させてくれる。だけど やっぱり、腹が立つときもある。でも 私はアナタが好き。 愛しいの。けれど 決して触れてくれない肉体は冷えていく。その分 心には触れてくれ、心はいつも温かい。 心にアナタの温もりを感じる。恋をする 私はこの先、死ぬまで書物に恋をする。
※作者付記: 書物(本)に恋をしてしまう。書物の登場人物に癒され、心を動かされる。書物を愛してしまうが、肉体の温もりを感じずにいく。肉体の温もりは決して書物は答えてくれないのだった。
あかしろきいろあおくろみどり色はイロいろ赤といっても一つじゃなくて明るい赤や暗い赤薄い赤に濃い赤もあかしろきいろあおくろみどり色ハいろイロ緑といったり青といったり人によって見え方違う表現だってみんな違うむらさきぴんくおれんじちゃイロは色いろ光が反射しヒトの目に色がイロとして見えてくる光によってイロ変わるヒカリニヨッテ色カワル肌色なんて色なくてしろくろきいろみんないいお日様の下みんな自分色に輝いてあかしろきいろあおくろみどりむらさきぴんくおれんじちゃ色はいろいろヒトもいろいろ
幼いころは周りにあるもの全てが真実で世界が広いと知らないからこそ世界は無限に広がっていた君とボクとそれに不思議は無く友達に母や父が居るのと同じで当然のことだと思っていた鈍く肌を打つ痛みと苦しみと嫌悪君がボクから持っていったすべてのものそんな時はいつも息ができなくて今すぐ死んでしまうんだと何度も何度も何度も呪文のように反芻したひとつの殻に重なり合うように君とボクは存在していて手を伸ばさなくても声を上げなくても君はいつもボクの悲しみを理解して感じて泣いたあのころ世界が広いと知らなかったボクたちはお互いをお互いへ捧げ全から一を抜いて孤立するように理不尽に絶えるしかなく何もかもが真実と知りながら何もかも否定していた多くの時間が通り抜けた今だって君はボクのためにありボクは君のためにあるけれど世界にも優しく伸ばされる手があることを知ったから知ってしまったから少しだけ話してみようと思ったんだ君以外の誰かに人のぬくもりを得たいと思うボクを許してそこは君が居たから見えた世界なんだ生きていくことはとても苦しいことかもしれないけれど賭けてみたいと思うこの気持ちは真実だと思うから話してみるよ君以外の誰かに
灰皿の下に写る小さい影から闇雲に手探りし見つけ出す希望を・・。老婆の言いつけはもう守ったよ。反転し宙にさよならして僕は終わりの始まりに乾杯する。出来る?出来ない?長いモノには長いだけ厄介な小話。眩いライトにしぶとい奴等口悪い女の子に、口悪い兄弟に、口悪い友人にそれに口汚い自分自身に少しの忍耐をグルグル回る観覧車、埃まみれの誇り。流れる方向と行き着く先 もう君の食べ残しはいらない。
※作者付記: 感じるままにタイプしました。なので自分自身のあまり分かってないですすいません
助けて私はここ誰か気付いて助けて私はここ誰か助けてこの黒い海の底冷たく暗い孤独の底どうしてここにいるのかどうしてここにきてしまったのかわからないわからないわからない両手で髪をかきむしる度に右手に付けられた鋼鉄の鎖がじゃらじゃらと鳴り静かな海底に木魂する悲痛な嗚咽とたくさんのあぶくが天に昇り肺に氷のような水が満たされた頃私は悟るあぁ私が本当に欲しかったのは、私を抱え上げるほどの大きく強靭な手ではなく、その強靭な手を振りほどけるほどの強固な意志であったのだと。その瞬間、右手首の鎖は赤茶けた酸化鉄に変化し、私は天の真白なヒカリを思い出す。生きたい生きたい生きたい磯の匂い飛び交うウミネコの群れそして私が帰りたい場所それはあの居心地のいい宝石箱の中ではない。どこまでも続くアスファルトの上全身を切り裂くような凍て付いた風私の帰るべき場所それはこの自由。