第51回体感バトル詩人部門

エントリ作品作者文字数
01アルヒ メザメルトモモ314
02恋無永愛314
03記憶に現れし君黒霧島男125
04トザサレタココロ191
05橋を渡れ!鵯 砂弐依132
06希望神上小鳥256
 
 
 ■バトル結果発表
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エントリ01  アルヒ メザメルト     モモ


 真っ暗な所にいた。
 他に誰もいない、ただ寂しいだけの所にいた。
 何もしないで、座っていた。
 誰かの声がした。
 「ココハアナタノココロノナカノヘヤ モウアナタハモドレナイ」
 どういう意味か、訊こうとしたけれど、誰もいなかった。
 私の行いが悪かったからなのか、これはただの悪い夢なのか考えた。
 悪い夢だと思うことにした。
 けど、確かに私は眠りから覚めたはずだった。
 ここが私のココロの中の部屋だとしたら、私は孤独なんだな。
 気がつくと、頬がぬれていた。
 そして私は涙が涸れるまで泣いた。
 ココハワタシノココロノナカノヘヤ
      イノチガツキルマデコノコドクカラハ
              ノガレラレナイ           



※作者付記: 始めて詩を書きました。
下手でごめんなさい。
ちなみに私の夢に出てきた話です。
さぞ読みにくかったとおもいます。
最後までお読みくださって本当にありがとうございます。






エントリ02  恋無     永愛



強くなったら褒めてくれる??

可愛くなったら褒めてくれる??

「イイコだね」って、頭を撫でてくれる??

彼方の笑顔が見たくて
彼方だけの私でいたくて

だけど、頑張りすぎたみたい・・・。

捨てないで

置いてかないで

一人にしないで

お願いだから。。。私を見捨てないでいて。

お気に入りのセーターも、大切にしてたアクセサリーも

もぉいらないから。彼方がいれば。。。

彼方のいないベット。

彼方の声の聞こえない携帯電話。

寂しいよ。恋しいよ。

身体が熱いのに涙が出ない。

嗚咽がこぼれる。止めたくて、唇を噛んだ。

口の中に広がる血の味。

携帯電話を力任せに投げる。

胸が痛くて・・・

苦しくて 苦しくて 

叫んでみるけど声が出ない。


空気の漏れる音だけが、静かな部屋に細くこもった。



※作者付記: どうぞよろしくお願いします♪






エントリ03  記憶に現れし君     黒霧島男


記憶を誘い
燃える闇
絵画に裂かれた
時流の予言
光にぼやく
色の壁

頭の中で撒き散った
雨、暁、夕焼け
頭の奥で混じりあう
君のまなこ、白い波

世界を見下げ
触れる珠
刹那に抜けて
感ぜぬ音波
形を紡ぐ
君の色

心の中で巻き起こす
航海、救世、歪曲
心の奥で共鳴し
模倣が成した波紋の目







エントリ04  トザサレタココロ     彗


冷たい・・・。

外の空気が冷たくなってきました。

雨が冷たく感じるようになりました。

秋・・・。

夏がすぎ、秋がきた。

暑い空気と陽射しは過ぎ去っていった。

空気が冷えるのと同時に私の心も冷えっていった。

冷たく、殻に閉じこもってしまった。

夏の衝撃に耐えられなかった私。

体が壊れていった。

私は、自分の望みを叶える権利はないのだろうか?

したいようにしてはいけないのだろうか?

私が生きる事は罪ですか?







エントリ05  橋を渡れ!     鵯 砂弐依



脆い湖岸の果てから
覗いた新しき区域

ただ少しの荷物を持って
一撮みの麦が零れても気にしないさ
まだ確かには見えないけど
必ずどこかに造るから

レイン レイン レイン
サニー サニー レイン

また泣きそうになったら
あの湖、思い出すから
もし君が彼岸に居たら
大声出してもう一度泣くから









エントリ06  希望     神上小鳥


一歩踏み出す

少年少女はまだ発展途上で

誰彼構わず信じ傷付けられ

それでもまた笑顔で歩き出した


二人で手を繋いでいれば

何があっても大丈夫だと思った


大地蹴飛ばして

盛大な愚痴をこぼしながら

それでも次のステージへと歩みは止めず

いつだって夢に溢れてた


歳を重ねるたび

そんなことを忘れていって

繋いだ手もいつか

いらないなんて拒絶して

悲しみを恐れ続けて

動けなくなってく


あの日当然のように持っていたはずの勇気を

忘れないで

知識や経験にがんじがらめにならないで

閉じた視界

見えない場所にはほら

希望が溢れているのかもしれないから


もう一度手を

繋いで