俺動かない粗大ゴミ時計は止まってるけど氷は解けたもう既に電池切れ
地球儀 見れば地球は 丸いと 知るだけで終結する国々の名を 読み上げれば国の存在のみ知る指を 指すだけでは地球儀は 冷たいと知るだけこの部屋に座るだけでは国の痛みは 感じない文化の尊さに 触れない人の 涙は 拭えない
※作者付記: 二年前に起きたパキスタン地震のニュースを見た時に、テレビの横に地球儀がたまたまあり、この詩を書きました。日本という国で育った私は、何不自由なく育ちました。私の地域では大きな災害もなく、平和に暮らしています。このニュースを通じ、自分だけ幸せに生きる事に胸の中で何かふつふつと不自然なものを感じました。この詩は、ごく当たり前な事を書いています。当たり前な物事ほど、人は忘れがちです。この詩を読んでいただいた方達には、自分の身の回りで世界平和の為に何が出来るか、(例えば、募金やCO2削減の為のリサイクル等)そして行動に移して頂ければ、と願っています。ご朗読、ありがとうございました。
自分を縛って如何するの言葉の使い方を間違えたんじゃない殻に閉じこもれば全てが済むと思ってる鎖に繋がれてれば何もしなくて良いと思ってる目を伏せればずっと幸せだと思ってる顔を上げて前を見て現実を見据えて確かに汚い世界だけど捨てたもんじゃないわ口を尖らせて文句を云いたそうな顔ストレス溜めてどうすんのそんなモンは全て空に向かって大きく吐き出せ!自分を縛る鎖は貴方が自分で断てる筈言葉なんて誰でも如何にでも操れるわ生かすも殺すも自分次第さぁ 云って一言叫んで楽になってよ準備は出来てる何時だって両手広げて受け止める
ぼくの心は誰よりもぼくの言うことをきかない意識するな、と考えるな、と何度も何度も言い聞かせるのにぼくの心はぼくを無視して今日も、ひとりでに加速していく
何処へ行けば いいですか何をすれば いいですか何もかもが燃え尽きて真っ黒い灰と真っ赤な炎だけが渦巻く今足掻いて足掻き続ければ綺麗なものが見付かりますか意味の無い言葉の羅列はもういらない
風が目に見えるかのような細くて長い道終わりがあるかもわからない誰かに会えるかもわからないけれどただ女神が見守るさぁ踊ろう君の頬 濡れたままでも構わないすべてを包み込む 静かな僕だけのステージいくらでも待つよ朝が救いにはならないけれど僕は祈ることを許される柔らかな 羽毛とともに
今 私の目の前にあるのは銀色に鈍く光る 円柱状の入れ物恐る恐る 私は「それ」に近づくああ… いよいよ この時がきてしまったのだ蓋を開ければ 間違いなく息さえ出来ぬほどの苦しみが 私を襲う逃げ出すことなど 出来はしないもし万が一 今逃げることを選んだならば「それ」の中にある苦痛の種は より禍禍しさを増しやがては器である「それ」さえもを 腐食させてしまうのだろう大丈夫 今ならまだ命まで取られることは ない…意を決した私は 大きく息を吸い込み肺が空気で満たされるのを感じたら 呼吸を止め勢い良く「それ」 の 蓋を開けるっ!!!……取り出した内容物の袋の口をきつく縛り臭気が漏れ出さぬよう処置を施した上で『消臭・除菌 クイックルパンチ』 なるものを噴射し……用意してあったサンダルに履き替え 勢い良く玄関を飛び出すっ!……いざゆかん… 目指すは…「定められたゴミ捨て場」っ!!!!こうして私の 「火曜日の憂鬱」 は毎週ほぼ同時刻に訪れ 慌しく過ぎ去ってゆくのだ…
※作者付記: 私の住む地区は、金曜日と日曜日は、ゴミの収集がありません。また、月曜日は、プラスチックゴミの収集日であり、一般ゴミ(主に生ゴミ)は収集されません。怠惰な私は、ほぼ毎週、土曜日の一般ゴミの日を逃し…結果、木曜日の昼間から、生暖かい湿気たっぷりの台所に置かれた…生ゴミ用ゴミ箱の中身は…次の一般ゴミ収集日の火曜日が来るまでには…本当に本当に…とんでもないことになっているのです…。そのすさまじいまでの破壊力たるや…もう…詩にする意外、表現の仕方を思いつかないくらいです…。
位置+位置=荷荷+荷=死死-位置=産産+産=ROCK(RO×CK)+(RO×CK)=煩悩カテゴリーなんてクソくらえってことさ