第107回体感バトル詩人部門

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エントリ作品作者文字数
01救済と地獄思也325
 
 
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エントリ01  救済と地獄     思也


地獄へ至る川の水
それは芳しく私を虜にさせる
ふわふわと流れ出た悲しみの合成皮膚
すべてを破壊したそれを拾い私は同属殺しの汚名をかぶる
甘美な地獄の業火 
あふれ出た触手に犯されながら嬌声をあげた
焼いた鉄鏝に似た暑さのそれは
私の生殖器をすべてやきつくした
これで良い
私は安心して触手に身を任せる
禁欲主義の塊が
私を非難し蔑む
『生きてるうちに醜態を晒すとは、なぜ苦しみばかりを選ぶのか?』
ならなぜ苦しみを避けるのだ?
己を傷つけ、その痛みに恍惚を感じて何が悪い?
結局欲の鬼にかしているのはお前らであろうに
欲のままに生き、その欲に食われ私は死のう
そして繰り返そう
先行き不明な救済にその身を食われるくらいなら
私は欲のままに生き炉辺で死体を晒そう
哀れなやつらに 
救済を