地獄へ至る川の水 それは芳しく私を虜にさせる ふわふわと流れ出た悲しみの合成皮膚 すべてを破壊したそれを拾い私は同属殺しの汚名をかぶる 甘美な地獄の業火 あふれ出た触手に犯されながら嬌声をあげた 焼いた鉄鏝に似た暑さのそれは 私の生殖器をすべてやきつくした これで良い 私は安心して触手に身を任せる 禁欲主義の塊が 私を非難し蔑む 『生きてるうちに醜態を晒すとは、なぜ苦しみばかりを選ぶのか?』 ならなぜ苦しみを避けるのだ? 己を傷つけ、その痛みに恍惚を感じて何が悪い? 結局欲の鬼にかしているのはお前らであろうに 欲のままに生き、その欲に食われ私は死のう そして繰り返そう 先行き不明な救済にその身を食われるくらいなら 私は欲のままに生き炉辺で死体を晒そう 哀れなやつらに 救済を