第16回体感1000字バトル結果
残念!
今月は一位作品の数が、得票数以上となりましたため
前回にひきつづき、規定により無効試合となります。
残念な結果となりましたが、次回バトルにご期待ください。


エントリ作品作者(敬称略)得票
11ライオンガール飯島辰裕2
1234丁目の明かりとじゅん2
14雨の夜にかな2
4シアワセニワトリ針風1
10明日の天気は気にしないザ・北風マン1
13薔薇になった絵描きユウキ1
15考え事黒マテリア1
16誰彼刻    石垣 供期 1
21螺旋熊田 聡1



感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
万一、掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願い申し上げます。




推薦作品と感想
ライオンガール  飯島辰裕さん
 
感想:タイトルそのままに突っ走るストーリーに惹きつけられました。

票者:QBOOKS登録作者



感想: このオチも何もない、何にもなさが却って光った。
 楽しそうな彼女と、それをみて途方に暮れるおれ。その比較も楽しいが、もっと作品を書くことに対してへらへらと気楽でもいい。ここまでぶっ飛んだことが書けるのならば、男がうじうじ途方に暮れるよりも、よほどの爽快感が読者にも現れてくるだろうからだ。自分の作風に覚悟を決めるといい。(M)
票者:QBOOKS登録作者



34丁目の明かりと  じゅんさん
 
感想:純粋にうまいと思いました。
読んでいて楽しいです
票者:純粋読者


感想:あぁ、うん。って思った。
グローバルな事なんて、結局楽観的にしか考えられず、先なんて曖昧でしかなく、想像力の無い自分にリアルを持ってくるのは数時間先の予測でしかない。
自分の置かれる状況についてはそう思ったし、また、数時間しか考えられない場所もあるのだと。

他に気になったのは、針風さんの『シアワセニワトリ』。
ほわんとした幸せになれて、読んだ後の気分が良い。
票者:純粋読者


雨の夜に  かなさん
 
感想: 一番まとまりがあった。ただ見知らぬ店員にすぐ惹かれるあたり、どうやらあったらしい恋人の裏切りとか、破瓜したショックやら、そういったもの対するものはどこへ行ったのかな、という印象。「昔の恋人の本性」にけちつけた以上、何らか、そういうものに対して解答を提示して欲しかった。
票者:純粋読者

感想:猫と女と、深夜のコンビニ店員という絶妙な組み合わせに、はっとさせられた。情景描写がとてもよくてすらすら読めた。
票者:純粋読者


シアワセニワトリ  針風さん
 
感想:読後、コロンと、掌に転がる小さな玉子の感触が残りました。
ささやかな非日常の作品は、とても、好きです。
票者:純粋読者



明日の天気は気にしない  ザ・北風マンさん
 
感想:言葉の選び方がとても気に入りました。
最後の一文はどうにも、やられた、という感じだ。
票者:純粋読者



薔薇になった絵描き  ユウキさん
 
感想:題名もストーリーも気に入りました。
「薔薇」に似合うような綺麗な文章で、読みやすかったです。
丁寧語調にはすらっとした文が一番だと思います。
感心しました。
票者:純粋読者


考え事  黒マテリアさん
 
感想:普段学生なら誰でも行う、一般的な普通の授業風景。けれど、授業を受けるのは一人一人違う人間。当然、考えることも一人一人違う。この作品もその一つだと思う。普通だけどどこか普通じゃない。そんなところが気に入ったので、これにします。
票者:純粋読者



誰彼刻      石垣 供期 さん
 
感想:いいっ!なんか色っぽいというか、何と言うか。こういう感覚大好きです。
票者:純粋読者



螺旋  熊田 聡さん
 
感想:面白いですね。
自分にとっては新機軸な書き方に思えました。
文字数過大が無ければほぼ完璧だと思えたのですが(^^;
あれ以上カットする部分は無いと作者の方は感じたのでしょうか。
カットすると作風が失われることも否めませんし、
「カットか、過大か」のどちらを取るかは自分にとっても非常に悩む問題であります。
票者:純粋読者