第21回体感1000字バトル結果

おめでとうございます!

今月のチャンピオンは、 千早丸さんの作品『それでも多分、幸せか』に決まりました。
千早丸さん、おめでとうございます!

エントリ作品作者(敬称略)得票
11それでも多分、幸せか千早丸3
9お墓遠野浩行2
15破天荒いちこ2
18Breathin'沙風吟2
1ひとりぼっちの指揮者忠 美希生1
2届かぬ手紙椿1
4神に関するひとつの可能性ヘビトンボ1
5SZZYAPAN1
6舞雪朧冶こうじ1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」
……掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

それでも多分、幸せか  千早丸さん
 
感想:たった1000文字という短い文章で、
すごくまとまっていたと思います。
どれだけ人間か溢れているかが
ちゃんとよくわかるように綿密に書かれていたので
冒頭の「地球は窒息した」という印象的な言葉が
すごくしっくりきました。

この作品にはちょっとした衝撃を受けました。

票者:純粋読者


感想:現実に起こりそうな未来だったので考えさせられました。
票者:このバトルへの参加作者


感想:未来の地球。ありそうな話と言えばそうだが、小説としてまとまっていて、面白かったです。伸びるからの発想とは凄いと感心しました〜。
話作り上手です。

票者:このバトルへの参加作者



お墓  遠野浩行さん
 
感想:文章がキレイです。
票者:純粋読者



感想:今回気になった作品は以下。敬称略です。
「ひとりぼっちの指揮者」(忠 美希生)→レトリックが最後までよくわかりませんでした……。
「神に関するひとつの可能性」(ヘビトンボ)→前作もそうでしたが、ラス1行にオチがあるのがキモチイイです。設定や雰囲気には目新しさがないかな。
「A N A」(ヒロトモ)→構成・文章は上手いとは思うけれど、面白くはない。オチもない。ちょっと村上春樹を思い出しました。男の一人称が途中で変わってるのが気になりました。
「小さな美術館」(松原正一)→題材も物語も悪くないけれど、表現の仕方が朴訥に過ぎるように思いました。文章がこなれていない印象。
「ほんとのほんと。」(武宮久遠)→ちょっと気になる文章。なんだかリアル。こういう文章って書けそうで案外難しいものかも、と思いました。
「それでも多分、幸せか」(千早丸)→うーん、ちょっと紋切り型かな。もう一ひねりほしいです。
「未来の夢」(レオ)→物語としても表現も好きですが、少し無理に詰め込んだような印象。もっとじっくりと描くか(そうしたら1000字ものにはならないけれど)ずっと省略するかどちらかの方が合っているように感じました。
「恋のから騒ぎ」(妃華 寒水)→完全にマンガ。筋もオチもなくシチュエーションのみ。でもこういうの好きです。
で、今回は「お墓」(遠野浩行)に一票です。
私の場合、ショートショートは導入・題材・オチの意外性に注目して読みます。この作品はその点で抜群でした。そう来たか、と思ってしまいました。
こんな機能が墓石につけられたら、案外歓迎する人も少なくないような気がしますね〜。
票者:このバトルへの参加作者


破天荒  いちこさん
 
感想:いちこさんの「破天荒」に投票します。
笑い死ぬかと思いました。
文章的な云々より、ものすごいインパクトです。
クラス全員が女装(?)に走ったのは、委員長の影響というより、
生徒で結託した先生(「おいら」)への嫌がらせだと思いました(笑)
ただ「やくざの息子」という設定は余計なような気が。
ついでに、髭は永久脱毛ではえなくなります。
……余計なツッコミです(汗)

次点で、沙風吟さんの「Breathin'」
とても綺麗な小説だと思います。テンポも流れるようで読み易い。
好きと素直に言えなくて、でも気持ちは届けたいと願った「彼女」が、切ないほど可愛いです。
しかし、申し訳ないのですが、「彼女がいなくなった」=「死んだ」の図式は安易過ぎると思った。
体感小説バトルの特徴と化していますが、滅多やたらと人死にが多い。
そんなに気安く「死」は転がっていないと思うのですけど。
「死」の表現に食傷気味だったので、綺麗なんですが、申し訳ない。
ついでに細かい疑問点を上げると……
ハンドルが折れる一瞬前の状況がわかりづらい、とか
「四角い小さなオルゴール」に入るほどのレコードはどう作ったのか、とか
ハンドルを回し続けてレコード針はどう返っているのか、とか
たった一言の台詞で、レコード溝が何周なのか、とか
……細かいツッコミでした。すいません。
票者:このバトルへの参加作者



感想: 作品に、ひいては作者のやっていることに多少なりとも魅力を感じたのは13,15,18番。小説たら舞台に上ってなんか芸やるのと一緒で、舞台の上でかしこまっている作品はおよびではない。もちろん、シリアスでもしみじみとした作品でも、言葉以上のものを出すべく、表現することにたいして廉恥の心があってはならんのである。体感バトルではあるが、全体的に、これでは読者は満足しないのではないか。
 と、考えると、グズグズでもめいっぱいムチャクチャをやろうとしているこの作品に一票。心意気を買いたい。なお、次点は「Breathin'」沙風吟さん。小説を演ろうとしているのがわかる。(O MAke_B)
票者:純粋読者



Breathin'  沙風吟さん
 
感想:光景が見える文章で書いてあることが美しく、クリアに見えました。
日常とそれ程遠くない世界で静かに、特別なことが起こる。そういう物語が自分は好きなので。
票者:その他のQBOOKS作者



感想:悲しくて切なくて泣けた。
票者:純粋読者



ひとりぼっちの指揮者  忠 美希生さん
 
感想:最後の「breathin`」とどちらにしようか迷いましたが、最終的にはこちらに一票することに決めました。
はじめ「ホラーか?」などと思いましたが、人形時計の話だと気づいて、「やられた!」と感じました。展開の意外性でいえば、郡を抜いていると思います。
ただ、羊飼い「僕」と時計人形の結びつき弱いように感じます。羊飼いでなくても…というのが本音です。もう少しはっきりとわかる関係性をもたせれば、別のオチでカチッとした話ができたと思います。
票者:このバトルへの参加作者


届かぬ手紙  椿さん
 
感想:主人公が痛切に訴えようとしている事に、とても共感を持ちました。
他にもあと一作品、沙風吟さんの「Breathin’」と迷いました。
どちらも実に切なく、爽やかな哀しみを感じました。
票者:このバトルへの参加作者



神に関するひとつの可能性  ヘビトンボさん
 
感想:何だかあっさりした雰囲気が好きです。
宗教関係者のくせに無神論者というのは、
…現実にいては、やばいンでしょうね…。
票者:このバトルへの参加作者


SZ  ZYAPANさん
 
感想:無機物なモノをテーマにしているだけあって
文章も無機的に感じましたが、不思議と淡々と読めました。
票者:その他の作者



舞雪  朧冶こうじさん
 
感想:「お前、俺のこと好きだよな?」以下の5行がべた塗りなのは気になりましたが、それ以外の部分では、冬の雰囲気や二人の爽やかさがうまく伝わって来たように思います。他の応募作品には無い生き生きとした物語性が良かったです。
票者:その他のQBOOKS作者