■Entry4
当院における貴腐死病の一例たかぼさん
感想:話言葉の多い作品の中、一際目を引いたのが、こちらの作品でした。かぎ括弧を使うと、どうしても柔らかい文章になりがちなので、こういった硬い文章は、読んでいて気持ちがいいです。ラストの問題提起も考えさせられるものがありました。フィクションと分かっていながらも、引き込まれるのは、作家さんの腕なのかも知れないと思いました。
時点は[9]サトコです。こちらの作品は最終的に主人公の作品が世に出なかったところが良かったと思います。
投票者: その他の作者
感想: うまいっ!
学会発表をするときに、学会誌に載る抄録のパロディなのだが、つくづくうまい。
実際どんなにどろどろとした、主治医も患者も家族も泣いた症例でも抄録に書くとそれが無味乾燥なすっきりスマートな症例に早変わりしてしまう。だけど、実は抄録の行間から「ああ、診断がつかない」「あああ、治らない」「ああああ。使いたい薬を使いまくったら病気は治ったけど、保険適応が無くて病院が大損。しこたま説教を・・・」などという叫びが聞こえてくることがある。
このパロディはそんな抄録の行間をちょこっと臭わせながらシニカルにクールに仕上げた秀逸なパロディだと思う。これ以上情感を入れたら抄録では無くなるし、これ以上厳密に抄録に近づけたらきっと無味乾燥になってしまう。そこら辺のさじ加減が絶妙。うまいなあと思う次第である。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:たぶん評価のはっきり分かれる作品だと思う。
前回とはまったく違い、
たかぼさん独自の皮肉がうまく展開され、最後にはドキッとさせられる。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
感想:今回心にぐっとくるやつがなくて選ぶのがどうも。あんなに作品があったのに。
これとは別にアナトーさんとぶるるるさんはファンです。今回もまたすてきな雰囲気の作品でした。ただ雰囲気だけという感が否めないんだよなあ。
投票者: このバトルへの参加作者