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かたつむりの調理法サヌキマオさん
感想: なめくじというと、母がシンビジウム蘭の鉢植えをいくつか育てていたのだが、これをダイニングに飾っていた。自分に似て割合にずぼらな彼女は、あまり几帳面に手入れをする方ではなかった。
ある夜、兄と自分だけで留守番をしていた折、件の鉢からナメクジが這い出した。
素手で触る程ではないものの、さほどの忌避意識はなかった我々は、さっさと塩をかけて退治したが、それは始まりに過ぎず、次から次から次から現れた。ナメクジの塩漬けが一山出来た辺りで、もう我々のSAN値は五パーセントに近い減少をしかけていた。
翌日かその後、殺虫剤をかけたところ、鉢とその周辺は、無数の真っ黒く干からびたナメクジだらけになった。
そんな訳で、今でも大量のナメクジは少々苦手だ。仮に火の鳥未来編を実写化するクラウドファウンディング企画があったとしても絶対に出資はしないだろう。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:かたつむりの調理法を考えるうちに、何かに追い詰められている自分の内面に気付く。ラストに出くわすナメクジで、日常なのか非日常なのか分からなくなる奇妙な世界に誘われました。かたつむり&なめくじの季節になると、思い出しそうになる作品です。
投票者: 純粋読者
感想:『かたつむりの調理法』なにやら得体の知れない不気味さを残す作品。調理法なんて何も考えていなくて、ただカタツムリ様のものを食べたいという食欲しかない。きっと****に侵略されてるのだろう。
『やまわさび』うってかわって爽やかな食欲(?)を誘う作品。こういう酒の席を設けたいものです。でもステイホームなご時世ならやはり公園のかたつむりに惹かれてしまうのか。
『ラーメン(略)』かなり投げやりな食欲。ナインなのは1000字だからであって、きっと3000字だったら27くらいあげていただろうってくらい投げやりである。
『奇妙な話』喉に流れ込むシロップ薬のくっそ甘さへの食欲を描いた作品。実は『住んでる町がいい加減で市電も遅れ放題なのにムカついて書いただけ』みたいな気もする。
投票者: このバトルへの参加作者