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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage4
第56回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『スイカ』です。

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
2
2
無敵の人
ごんぱち
2
アレシア・モード
1
3
こわれた飛行機
三宅やす子

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

■Entry1
スイカ
サヌキマオさん

感想:
河童はカエルの眷属かのか、それとも亀の眷属なのか、くちばし要素はどの辺りなのか。でも、亀の口は割とくちばし寄りかも知れない。
そこらの性質はともかくとして、あの右腕と左腕が繋がっているというのは何なのだろう。亀っぽさと考えるべきか。でも大丈夫、フロイト博士に尋ねたら、きっと手頃な性的表現に読み替えてくれるだろう。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
 まさに「どういう了見だ馬鹿野郎」というほか無い。
 笑いの師匠というのに限って、常識的な人間だ(※1)。常識的でない芸人は居るが、そういう芸人はよほど才能がないと大成しない上、大成しても師匠にはならないからだ(※2)。

 ※1 作中の師匠が笑いの師匠かどうか分からんが話が続かないので笑いの師匠ということにする
 ※2 世の中は中学校の物理みたいな理想世界ではないから計算外の存在は必ず居るが、考えていると話が続かないので考えないものとする。

 常識的な師匠は、産まれたての河童など受け取らない。面白くない人だなあ、非常識な弟子はそう思うばかりで理解はしない。
 常識的でない芸人は、常識的でないゆえ常識が判らぬ。当然、非常識も判らぬ。客は常識に立っている。だから非常識を笑って楽しむが常識に立たぬ芸人にはそこが判らぬ。非常識を磨くことが出来ぬ。判らんからだ。ただ自分の持ち前の非常識を振り回す。芸人の領域でなければ、およそ犯罪である。
 さてここに犯罪者が、拾ったスイカを持って道をやって来る。一家揃って喰ってもらえるものと思っている。外観的にもスイカでは無さそうだが、熱帯夜に煮えきったスイカ頭には判らない。まさに領域を越え、人の道を踏み外そうとする芸人を救ったのは、河童である。
 この立派な河童となら、うまくやれるかもしれない。師匠は思ったかもしれない。河童クラスでなきゃこの馬鹿野郎の相手はできないし、あわよくば常識を教えてやれるかもしれない。師匠は優しい。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry2
聖地爆誕
アレシア・モードさん

感想:
「スイカ」
 こんなひどいひとにならないようにしよう、と思い乍らごらんくだしあ。

「無敵の人」
 <社会に対して価値を見出す事が出来ず、その破壊に躊躇がない>というのは「そうかもなぁ」と思った。帰属意識がないというのは自由であるが、周りからすればたまったもんじゃない……。などと真面目に考えてしまったが、四谷先生は正当防衛に対して腕に覚えがあるんだろうなぁと思った。

「聖地爆誕」
 もはや「どうしてこうなった」とは考えないのであろう。考えることで人々はひとつにまとまる可能性が毫くらいはあるかもしれないが、頑張ったところでそんなもな長くは続かないよ、ということをこの作品は示唆しているのではないかなぁ。するかもしれないなぁ、まぁちょっとは覚悟しておけ。
 明確にカラーを分ける、ということは「誤認しない」ということであるので、案外これはこれでうまくいくのかもしれない。

「韃靼人の夢」
 最初から夢だとわかっていれば「壺を割る」という選択肢もあったかもしれない。今の若い人だったら壺を割るかもしれない。
投票者: このバトルへの参加作者