≪表紙へ

1000字小説バトル

≪1000_4表紙へ

1000字小説バトルstage4
第70回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『原っぱの人魚』です!

投票結果
得票数 
1
おんど
1
2
narutihaya
1
3
サヌキマオ
2
4
詩人逮捕
ごんぱち
5
汽船の客
島崎藤村

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

お問い合わせ

推薦作品と感想

■Entry3
原っぱの人魚
サヌキマオさん

感想:
ファンタジーと自然科学のせめぎあいというのが面白かったです。 一番素直に楽しめました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
温泉に人魚が入れば煮えてしまいそうであるが、案外温泉に住む魚もいるという。
では、塩分の問題はどうなるかと考えれば、そもそも人間部分でどうにかなる可能性はある。
人魚が一体どのようなものであったか考えると、ジュゴン説が浮かびやすいが、あれを人魚と見なすのはやはり無理がある。どちらかというと、角の生えた馬や羽根が生えた馬系の、それキメラ発想と見るべきだろう。何にでもモデルがあると思ったら間違いだ。人間の想像力は、コラージュまでならオリジナルを生み出す事は出来るのだ。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry1
長編小説「途中まで」
おんどさん

感想:
「長編小説『途中まで』」
 真顔でボケてくるタイプの作品でとてもよかった。急に終わるのもさわやかさが立ち込めてよい。投票。

「あるサイトの話」
 AIもそうだけど、20年前、SNSの登場以前と今とではオンラインの風景もすっかり変わっちまったのであった。mixiでさえ2004年に誕生しとるからな。
 あるサイトも全盛期はSNS以前であるが、それからまだ20年も生き残っている。
 これは「レトロ」というよりも「時空の歪み」だと思っておるので、いつ消えてもしょうがないかもしれない。
 あるのかもしれない。知らんけど。
 そんなことを思いました。

「原っぱの人魚」
 娘が関係のない言葉のカード「原っぱ」と「人魚」で話をつくる遊びをしていたので対抗しました。

「詩人逮捕」
 池波正太郎だったかが「痛飲した翌日は腹の上から肝臓をよく揉んでおけば問題ない」と云っていたのを思い出した。
 採石場に舞台を飛ばせば話は展開する、と詩人ニチアサが云っていたのも思い出した。
 武器が硫化水素なのもいい感じに詩人っぽくいい感じに毀れている。いいぞ!

「汽船の客」
 藤村だ。情報量が多い。
 身の上というか、状況設定でちゃんと読者に共感させつつ、最後「助かったー」でカタルシスを与えてくる。
 これは感覚的にゃ書けないんだよなあ。ちゃんと読者の感情をコントロールしたろう、という意思を感じるんであった。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry2
あるサイトの話
narutihayaさん

感想:
読みながら激しく同意の首を縦に何度も振ってしまった。
じつは私もかつてそのサイトに投稿していた者である。
そのころ私は未来から来たという「アル・サイト―」という男の呟きに頭を悩ませていた。「アル・サイト―」は姿かたちはなく、私の頭に侵入して四六時中わけのわからないことを呟き続けるのだった。私はそれを書き取り、そのサイトに投稿した。それを小説と呼ぶ者もいたが、そういう事ではなかった。「アル・サイト―」の呟く言葉を身体から追い払わなければ正気を保てなかったのだ。
ある日突然、「アル・サイト―」は姿を消した。頭の中が生まれ変わったようにすっきりとした。さあこれで仕事にも没頭できるし夢でうなされることもないだろう。
ところがどうだろう、「アル・サイト―」の居なくなった私の頭は空っぽだった。元から空っぽだったのか「アル・サイト―」が何かを持ち帰ってしまったのかはわからない。身体じゅうから力が抜け、何も考えることができない。そんな生活を25年続けてきた。
そして今回「あるサイトの話」を読んで気づいたのである。
「アル・サイト―」はAIだったのだ。
無限に言葉を吐き続けるAIが未来からやってきて私の頭を支配していたのだ。
そしていま、「このサイト」に帰ってきた。
ただいま。これからは自分の言葉で書くことにするよ。
投票者: このバトルへの参加作者