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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage4
第85回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん『帰ってきた猫の話』です。

投票結果
得票数 
1
おんど
1
2
サヌキマオ
2
3
狩人とお坊さん
ごんぱち
4
銭形平次 八五郎婿入(1)
野村胡堂
5
銭形平次 八五郎婿入(2)
野村胡堂

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

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推薦作品と感想

■ Entry2
帰ってきた猫の話
サヌキマオさん

感想:
「帰ってきた猫の話」
内田百閒のパロディとして秀逸だった。女人に変わり果てたノラの乳房の描写がねりねりと繰り広げられるあたりにフランス書院の薫りが漂う。風情がある。
「翁の無明にぼんやりと兆すものがある。」
翌朝までにその兆しをどうやって処理したのだろう。案外細君の小牧といい感じで無明に堕ちたと思えばいっそう味わい深い。

「狩人とお坊さん」
読んでいるうちになぜか狩人が水原一平に見えてきてしまった。水原一平、いまどうしてるんだろう。大谷さんはちょっと人間的に出来過ぎていて鼻につくんですね。お坊さんっぽい(個人の感想です)。最後の地蔵先輩とのくだりがいまひとつよくわからなかった。
投票者: 

感想:
人以外のものが人になる時、一体、どこが何に相当するのかというのは難しいところだ。
何しろ比較的近い猫であっても、乳首の数も違えば足の構造も違う。歩こうと思っても、指をクニクニ動かす事しかできない。
まして、哺乳類以外の昆虫なんかだと、能動的な呼吸という概念が薄く、数秒で昏倒というのもありそうだ。
投票者: このバトルへの参加作者

■ Entry1
長編小説(途中まで)
おんどさん

感想:
「長編小説(途中まで)」
 小学生の頃にモルモットのお腹をマッサージしてはうんちを出させる遊びをしていた櫛田くんは今はなにをしておるだろう。
 「防鳥ネットをかぶって当時住んでいた都営住宅の周りを遊び回っていた」という小学生はなんか記憶の片隅にいたような気がするのでそれが櫛田くんかというと別にそうでもなくあやうく話の流れで同一人物化するところでしたあぶないあぶない。だがなんかいたよな。いた気がする。

「帰ってきた猫の話」
 本稿を書くにあたり「ノラ・ジョーンズ」で検索したら思ってたんと違ったけどノラという名の外国人がいることはわかったのでそれで良しとしました。
 重いおっぱいはいいですよね。

「狩人とお坊さん」
 これがお大師さん(とは作中に書いていないが)のキレだとすると、「キレる」とはなんだろうという思いはある。「君は短気だ」とはなんだろうという疑問はある。
 いやそもそも、お大師さんは人を諭すようなことをしていたっけ? というところが違和感なのでうっすら調べると「猟師に扮した地元の神様に高野山を案内してもらった」とか「猟師が間違えてお大師様を射殺しかけた」とかは出てくる。違う、という断定はしかねるが、なんかこう、解釈違い(厄介オタクしぐさ)。

「銭形平次 八五郎婿入(1)」
 AI作かと思ったら元本があってアルェェェ? となった。必殺仕事人の「主水 忘年会の幹事でトチる」みたいな。「主水、ワープロをうつ」みたいな。
「髷節だって真っ直ぐに今年の恵方の未申の方を向いている」というのも妙なこだわりがすごくAIっぽく見えてしまうのはなんなんだろう。作者本人の着眼点のはずなのに。

「銭形平次 八五郎婿入(2)」
 そして夢オチ。勝手な仕打ち。
 いいんだけど、これが「アッハッハ」で済むのがわりとかつての感覚で、いまだと「いけずうずうしい」って八五郎が糾弾されてしまうのであろうな。
 そのへんの物事に対する鷹揚さのちがいを垣間見た。どっちがいいかったら、うーん、なんともいえねえ。今は窮屈だけど八五郎のデリカシーのなさはちと受け付けない。
投票者: このバトルへの参加作者