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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage4
第98回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん『キムチ』です!

投票結果
得票数 
1
おんど
1
2
サヌキマオ
2
3
米倉涼子、書類送検されたってよ
ごんぱち
4
銭形平次 八五郎のバレンタインデー
Humanitext Aozora
5
冬の日影 (美文)
中村春雨

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

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推薦作品と感想

■ Entry2
キムチ
サヌキマオさん

感想:
「キムチ」
お土産にキムチをもらうことが年に15回ほどある。
匂いが散乱しないようによく縛って学校に持って行って理科実験室でこっそり食べるのが何よりの楽しみである。いくぶん日が長くなったとはいえ七時をすぎると真っ暗で、やおらふわふわとキムチが降りてくる。キムチの香りに惹かれてやってくるのだ。キムチはあんがいと小回りがきかないらしい。じたばたするキムチを左手に持ち替えて、あたためたちんちんをつまみ上げてびっ。キムチはちんちんに興味がないらしく、みんなキムチに群がっていく。
集められたちんちんがどうやってキムチになるかは興味があったが、今月はギガが足りないのでまた来月。来月になっても考えないことにしている。

「米倉涼子、書類送検されたってよ」
「米倉涼子って、米倉の中で涼んでそうな名前だよな。それに米倉斉加年ってモランボンだったよな。どっちが好きだった? 「ジャンは生きている」のほう? それとも「生き続ける味、朝鮮の味」のほう?」
「だめだめ、先月号のネームで「猟子っていう名前にはMajiで気をつけようね」って書いたのに、先生また今月号で涼子って書いてるじゃん」
「ジャンは生きている」
「麻薬の話どこに行ったんじゃい!」
「ママでも金っていう先進的なジェンダーフリーを公約に掲げた谷亮子が「生活の党と山本太郎となかまたち」副代表を務めていたことにはもう触れないであげて」
「えー? 時事ネタを拾ってみたんだけど、面白くない?」
「気に入らなかったら匿名で言葉のウンコを幾らでも投げつけられるんですよ。ウンコしながらでもね!」
「……分かったよ、見直すよ。見直すから近藤さん、ちょっとウンコ付き合ってくれない?」
「食べるウンコでいいですか? それとも飲むウンコ?」
「ココイチ行こう、ココイチ。ほぐして食べる粗挽きキーマカレーフェアやってるんだ」
「なすのトッピングはしませんよ」
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
生まれてこの方チョコボールを食べた機会は10を下らないと思うが、友人経由ですらエンゼルマークを見た事がないので、グリコがロッテを陥れるために流した誹謗中傷の類だと思っている。
その意味では、天使のちんちんも実物を見た事がないので同類だろう。
本作中の天使のちんちんが取れる様子は割礼のメタファーだが、実際のところ神の作った身体である筈なのに、人による加工を必須とする割礼のご都合主義感は、いかにもヨーロッパ的だ。そのようなイギリス仕草が勝者には必要なのだろう。ならば私は、敗者になりたい。
投票者: このバトルへの参加作者

■ Entry1
長編小説(途中まで)
おんどさん

感想:
「長編小説(途中まで)」
 どこでおめこ権が発動するかと思えば最後の最後でズバーンでございましたが、まあなんといっても3Pの提案で終わるところが奥床しい。奥床しいということは床上手であると御成敗式目にも書いてあるが、なし崩し的に寝バックはできても3Pには至れないというところに世間様との距離感をうかがい知るわけでございました。でもおめこ券だしなあ。おめこ券があるということはおめこ権が発動されるべきだし、だったら女連れはちょっと……となるのも無理はない。

「キムチ」
 ちんちんかペニスか迷った痕跡が残っているのがだめだなあと思いました。

「米倉涼子、書類送検されたってよ」
 問題はゴリラから「スープカレー」でオチとして成立するかといったところですが、ちゃんとしたスープカレーって食ったことがないな。新宿紀伊國屋の地下のスープカレーとも呼べようなうっっっっすいチキンカレーがスープカレーとして認識されているのでこれでは駄目なんだろうな。スープカレーのためにサッポロに行かねばならぬ。が、だとしたら大通公園ででっかいザンギを食べるのが先ではないのか。
 などと話は関係ない方にいってしまったが、結局本人がシロだったものはこれ以上掘っても何もでない、という教訓があると思いました。

「銭形平次 八五郎のバレンタインデー」
<江戸のバレンタインデーは、かくして事なきを得たようである。>なんとなくいい感じで締めてはいるが、では、なにをどうしたら「事がある」ことになるのか。八五郎の「てえへんだ」に平次親分が乗ってしまえば「事」が発生するのか。事があった場合、チョコレートは没収され、平次は恋の機微もわからぬ野暮な教頭先生として陰口をたたかれてしまうのか。
 まあ、阿片で江戸の民をなんとかしちゃおう、みたいな時代劇もあることではあるし、防犯には一層力を入れたほうがいいのかもしれません。こわいなーとづまりすとこ


「冬の日影 (美文)」
 それほどハンディカムの流行っとらん時代に、ハンディカムのような画角。いや、「映像で録る」ということを識っているからこそ「画角」という概念に縛られてしまうのか。
 とまれ、非常に映画的だとは思いました。元手のかからぬ映像技法といえば、そうともいえる。
投票者: このバトルへの参加作者