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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage4
第100回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、アレシア・モードさん『リモート』です。

投票結果
得票数 
1
長編小説(途中まで)
おんど
2
サヌキマオ
1
3
南女子トイレのトト
凛々椿
4
ごんぱち
1
5
アレシア・モード
3
6
銭形平次 さらば八五郎
Grok
7
冒険
小口みち子

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

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推薦作品と感想

■ Entry5
リモート
アレシア・モードさん

感想:
「江ノ島三角野郎伝説」
社内で新しいプロジェクトが立ち上がると必ずいっちょ噛みしようとする参画野郎が休みの日に男女共同参画推進センターでジェンダーレスな活動をしていると聞きました。裸弁天目当てで鎌倉の街を練り歩く三角野郎を取り締まるのも参画野郎のお役目です。観音さまだと思っていたら弁天小僧だなんて間違いはトランスジェンダー界隈ではしばしば起きます。しかしよくよく見てください。三角野郎の見た小ぶりな珍棒というのは肥大化した陰核だったのではないでしょうか。助べえな女の人が陰核を弄りすぎたり弄らせすぎたりすると、どんぐり大に肥大するという話を実話ナックルズで読んだことがあります。ジェンダーに関わらず性的に興奮して肥大化するのは良いことだと思いませんか。

「南女子トイレのトト」
もう20年ほど前になるでしょうか、私は一般社団法人トイレ清掃協力隊の指導員として主に関西地方の女子トイレを担当していました。半分ボランティアみたいなもので、報酬は出来高払いでした。その仕事に就くまでは女子トイレというのは芳醇な花の香りが漂う楽園だと思い込み、少しでもその雰囲気を味わいたいとダクトに忍び込んで換気扇からの排気を胸いっぱいに吸い込み、そのまま息を止めて男子便所に駆け込みきんたまをしこたま擦り、それが見つかってS級指導員のライセンスをはく奪されそうになったこともありました。しかし関西地方の女子トイレの惨状を目の当たりにして、いかに己が平和ボケしたお花畑野郎だったかを思い知らされました。お食事中の方もいらっしゃるので詳細描写は控えますが、お前ら全員血便患者かよ、と叫びたくなるほどそこは汚れ切った世界でした。それでも私は幼い子どもと年老いた母親を養うため使用済みタンポンを集めて本部に献上しました。タンポンひとつにつき1ドル98セントがその当時のレートでした。固定給をもらえるようになったのはつい最近のことです。もしかして「トト」と「TOTO」を掛けてるんですか?

「6が揃う日」
6のことを考えていたら、さいきんシックスナインをしていないことに気づいてしまった。ほかのみんなはどうなんだろう。さいきん成人向け映像作品を鑑賞していてもシックスナインの場面を見かけないような気がする。それとも気のせいだろうか。性愛からシックスナインという概念がなくなってしまったら奈良漬け業界はどうなってしまうのだろうか。互いの股間に顔を埋めて発酵食品のような香ばしい性器をべろべろ舐め合うウロロボス的なエンターテインメントがこの世界から消えてしまったとしたら何を励みに生きていけばよいのだろう。やがて眼前に現れるであろうシックスナイン現象のことだけを考えていれば退屈な賃労働もやり過ごせるというのに。話の腰を折るようで悪いけど、朝礼の15分を超勤にするのしないので揉めたのは私です。

「リモート」
ただいま席を外しておりますという受付の前で5時間も待っているのに誰も出てこないので、この文章を書いている。よほど強力に席を固定してしまったに違いない。そういった意味で絶対に外せないメンバーという者がいて、不祥事を起こしたTOKIOの山口メンバーやジャングルポケットの斉藤メンバーも驚異的な粘り腰でメンバーであり続けている。作者の云う肉体的な断絶と霊的な接続というのは凡そそのようなメンバーシップのことだろう。ハンジャン麺の持つハン性とジャン性はマルちゃん正麺に絡まれて、やがてセブンイレブンとのコラボ商品として辛さの牙を抜かれ恨醤麺の文字をあてがわれ、ぬらぬら抜き挿しされたヘゲモニーとして大衆に消費されつくされてしまうのだろう。疫病の折、リモートワークと称して妹ワークをしていたころが懐かしい。どんなに深いラフからだってハン・ジャン・メンのリズムで玉を弾けば妹の18番ホールにチップインを決めてみせたのに。あの子は当たり前のように同じ部屋で寝起きして、朝になるとハンジャン麺を食べていたけど本当に妹だったんだろうか。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「長編小説(途中まで)」
 きんたまがかゆいがかつて皮膚科に「生きているとわるいものがきんたまに溜まってかゆくなるのです」という説明を受け、ぢゃあ悪いものがそのまま射出されるのか、体内で変換されて精液として出てくるのか、というささやかな疑問が生まれたもののきんたまのかゆさとは関係ないじゃんとか云ってるうちに歯の話となり、いつしかどんぐりの性の話になっていったものと推測される。どんぐりは受精卵のようなものであるが、拾って持って帰って発芽したことは1度くらいしかない。生きるのって難しい。

「江ノ島三角野郎伝説」
 このシリーズはみんな楽しそうにしていることにしました。

「南女子トイレのトト」
 トイレの花子さんのような話をタイトルから想像していたら裏切られた。そりゃあ体に「TOTO」と書かれていればトトである。恐れ入った。確かに上蓋にヒビが入るとしたらよっぽどの……と考えたところで、あれ、和式便所じゃなかったっけ? というところで混乱する。「上蓋のあるタイプの和式」あるのか? 和式でヒビが入っていると水が漏れそうな気配があるし。
 どういうことだってばよ……? あ、そうか。「リノベーション以前」ということは、"いまは"洋式なのか。となるといちおう成立はするが……。

「6が揃う日」
 これは陰謀論的ではあるが、二足歩行釣り大会の情報電波を人間側で「キャッチ」した電波に叡い人間がいたから「噂になってた」んですな。魚側が人間たちの釣り大会の情報を事前に察知する状態。釣り堀では逃げようがないが、釣り針は釣り堀を破壊しないところが大きく異なるところだ。
 捕まえた二足歩行はどうするんだろうな。動物園に売るにしては量が多すぎる気がするが……

「リモート」
 これに似たものを「ためしてガッテン!」で観たことがある。唐辛子の辛いのは種部分で、莢(というか果肉)方は旨味成分が濃縮されているとかで、これを煮出すと美味かったという。
 案外そういう記憶の深いところでは正しい知識を握っていることがある。でもまあ辛いには違いないですな。種も煮込んでいるからね。
 叔父に対しての感情がどうたら、ではなく、何かをきっかけに体が勝手に動き出すタイプの話だと思って読みました。

「銭形平次 さらば八五郎」
 やべえ最終回だ! ちゃんときっちり風呂敷を畳みきった! 大したもんだ!
 今回は八五郎に投票したいところだが出来ないらしいので使役した人にいれるというのでどうだいということになった。

「冒険」
 タイトルはなんだろうと思ったが文字通り「険を冒す」だったわけだ(たぶん)。語り手はいくつだろう。ほぼお喜美と同じくらいか、5歳くらい下か、3歳くらい上かでちと作品の受け取り方が違う、というのは今の時代の読み方だろうか。語り手の、状況の整理の仕方に時代がにじみ出る。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
まずは記念すべき第100回バトル、開催おめでとうございます。
新参者ではありますが、これからも末長くよろしくお願いします。

Entry1「長編小説(途中まで)」
おんどさん

なるほど、今回は結構色々詰め込んだはずなのに1000字に届かず、それをそのまま書いちゃったんですね。
ふつうは1000字じゃ足りなくて削るんですけどね。やはりおんどさんは日本性界のドンですね。
それにしても「約25年ぶりに参戦」と聞くと、その歴史の長さに驚かされます。
あれ?
もしや、ちゃんと「100回バトル」という大ネタを拾っている……?
馬鹿な。ドンに限ってそんなことはあり得ない。
そうは思いつつも、これだけの文学的マテリアルズをクリナーメンしているのですから、「おっしゃあ、100回獲ったるど!」なんてペロンと剥きながら(できれば袖であってほしい)しこしことしたため(できればペンであって欲しい)、「あれ、1000字いかないなあ……」とぐいっとひねり(できればねじり鉢巻きであってほしい)、ぶち込むに至ったのでしょう。それも電車の中で。
そう思うとなかなか感慨深いものがあります。ドンもなかなか可愛いところがあるんですね。

Entry2「江ノ島三角野郎伝説」
サヌキマオさん

なるほど、鳩だけでなく、カラスやカモメやトビも食に困っているんですね。
それは切実な問題だ。かくいう私も、最近では税込23円のうどんで空腹を凌いでおります。
しかし、三角野郎さんが「こんなところでケチな凌ぎをしてねえで働いたらどうなんでい」と真っ当なことを言いつつも、自分がいちばんケチケチなのが身に沁み入ります。
出前宅配サービス初回4000円引きチケット+αは、あれですね。郵便受けによく入っているあれですね。
おそらく、マンションのゴミ箱に捨てられているそのチラシをかき集めたのでしょう。
その努力は認めますが、ちゃんと珍棒は動画に収めたのでしょうか。XかThreadsあたりに投稿し、バズりを狙ったのでしょうか。それよりもパンタグラフでの感電やトンネルで頭を強打したお体の具合は大丈夫なのでしょうか。そして、裸弁財天を拝むためだけによもやサヌキさんご自身が江ノ島へと向かったなんてことは……さすがにないか。おんどさんじゃあるまいしね。

Entry3「南女子トイレのトト」
凛々椿

正確には「北側女子トイレ」です。
「職場内の情報はネットに書くなよ!」と口酸っぱく言われているのですが、「フィクションだもん!(半分実話だけど)」と割り切りました。

Entry4「6が揃う日」
ごんぱちさん

やはり100回目だからなのか、私以外の人はむっちゃ気合い入ってますね。その日あった出来事をふわっと書いただけの私は、過去の自分をいまさら恥じております。
大災害や大事故などで生き延びた方々は「この命を無駄にしてはいけない」と余生に励まれるようですね。
「あの仕事」が、この状況下ですぐにできるようなものであればいいなと思いました。
ところで二本足で立つレッサーパンダや猫などは無事でしたでしょうか。
このぶんじゃ人間はほぼ全滅でしょうから、次に世界を支配するのはどの生き物なのでしょうね。野生化した飼い犬でしょうか。しかし、犬もたまに二本足で立ちますから犬ではない。猿やゴリラやチンパンジーも似たようなものですからないでしょう。その先の支配者がどの生き物なのか、ものすごく気になります。もしかして、この生き延びた主人公だったりして。でも、それだとあまりにふつうか。
次の「6が揃う日」に向けて、私も引きこもりセットを準備しておきます。「猫砂」が意外と使えるらしいですよ。私がかつて住んでいた実家の部屋は現在「災害の備蓄庫」と化していて、猫砂が大量に積まれてあります。

Entry5「リモート」
アレシア・モードさん

「この一杯麺を共に喰らうがよい。あ、漢字だとそう書くのか」あたりで「ハンジャン」を検索してみましたが、なるほど、実際にそういう意味なのですね。
叔父さまからの天啓で、朝から激辛ラーメンを作る。マルタイラーメンではなくマルちゃん正麺を使うんですね。なるほど。マルちゃん正麺は食べたことがありません。なぜなら出前一丁派だからです。
唐辛子を自家栽培とはなんてニッチなことをしていたのでしょう。
私は一度だけ食べ損ねたニンニクを水耕栽培しましたが、ベランダがニンニクくさくなって多肉植物に影響が出かねないと思い、ニンニクの芽を詰んだところでやめましたが、それと似たようなことでしょうか。
それにしても、朝からラーメンはお腹が強くないと到底不可能です。
どうでもいい連休を取って、今度チャレンジしてみようと思いました。まずは唐辛子の自家栽培からですね。

Entry6「銭形平次 さらば八五郎」
今月のゲスト:Grokさん
蛮人S/原案

そうか、ここで最終回なのか!
まるで24時間テレビのキャッチフレーズのようなラストですね。愛が平次さんを救うんですね。しかし、エレキテルでゼットンと戦うのは賭けに近い気もします。前回の大河ドラマを見ていたのでさらに不安です。やはり、そこは3分以内なのでしょうか。なにはともあれ八五郎が生きててよかったです。そのうちまた親分との新しい恋に暴走するかもしれませんしね。
次回、新作を楽しみにしています。お疲れさまでした!

Entry7「冒険」
今月のゲスト:小口みち子さん

家父長制度の強かった時代にそのようなことに思いを馳せること自体、当時は斬新だったのかもしれませんね。
今ならお父上は嫁と娘にフルボッコにされていたことでしょう。
それを「心の試験」と表現するのはちょっと面白いなあと思いました。当時この文章を読んだ女子は「あ、それでいいのか」と胸がスッとしたことでしょうね。
投票者: このバトルへの参加作者

■ Entry2
江ノ島三角野郎伝説
サヌキマオさん

感想:
サービスチケットをお金と間違えてガッカリする話と言えば、大学時代に学生部が主催した新歓コンパを思い出す。
ゲームの上位賞品で「4000円相当のカラオケチケット」を貰ったのだが、1回1枚ずつしかしか使えない500円チケットで、ガッカリしたものだ。
hontoでもイオンでも金額を出す割引というのは信用ならない。表現は統一された方が安心だが、逆に言葉が狩られていって、最後に1つの単語だけで全てが表現出来る、みたいなのも願い下げだ。
投票者: このバトルへの参加作者

■ Entry4
6が揃う日
ごんぱちさん

感想:
恐るべき正常化バイアス。物語は矮小な?日常の問題から窓の外へ、ラジオへ、地球規模へ、宇宙へと拡がっていくが、そこで行われているのはUFOキャッチャーだという。この視点の展開とナンセンスさの対比が良い、まあ良いのだが、問題はそんなの主人公にとってはどうでもよく、どうも全てを日常の範囲内に置いたままにしたいらしいことだ。「あの仕事」ってなんだろう。やっぱヒャッハー向けの用品店とか理髪店とかではなくて、もうすこし保守的な仕事だろう。実際、私たちは生きてさえいれば後は全てを日常として受け入れようとする存在だ。我々は社畜であろうとアメリカの犬であろうと中国のロボであろうが宇宙人の釣り残しであろうが、とりあえず生かされてさえいれば2次元の娯楽とSNSで幸福を保てる存在だ。それが我々の強みなのだ。たぶん、たぶん…
投票者: このバトルへの参加作者