Entry1
長編小説(途中まで)
おんど
この長編小説の連載もかれこれ五年くらい続いたのであろうか。ステージがまたがってしまったのでうまく数えられないが、それくらい書いてしまった。それくらい書いて一周まわって思うのは、やはり女は尻(ケツ)ではないだろうか。
たしか連載を始めた頃は、登場人物として図書館司書の女がいた。梶原と書いてカジハラと読ませるのだが、往々にしてカジワラと呼んで梶原さんを怒らせたものだった。梶原さんは巨乳の熟女という設定にしていたと思う。短歌を詠み合う不倫カップルの話にするつもりだったが、短歌にはまったく興味を失ってしまった。熟女の巨乳はトルコアイスみたいによく垂れて下から舐めまわすと良い具合だ、などと書いていたような気もする。そしてこの長編小説に出てくる私のことをそろそろ彼と呼んでもいいのではないだろうか。
つまり彼は、五年間も同じ話を書いているうちに一周まわって女の良いところは乳ではなく尻(ケツ)だと考えるようになった。熟女の、あれはたぶんFカップかGカップくらいある乳を昼下がりの国道沿いのラブホテル、北鹿沼にある「ターメリック壱番館」の和室で3時間三千円のサービスタイムに揉みしだいていると、彼はちょっとしたマンネリを感じたしマン練りも感じた。
それは一見民主党とコウメ党(チックチョー)がひとつに合体して中道マン筋連合を結党したときの話だったような気がする。新党の党是はなんだったかというと「青い恥丘を命がけで守れ」ということ。つまり発育途上にある青い恥丘がスクール水着に包まれたとき、マン筋が右でもなく左でもなく中央にくること。くっきり浮かび上がったマン筋の右と左に均等に恥丘の盛り上がりが割れていること。そんな中道マン筋連合の党綱領を徹夜で書き上げた高揚感からこの長編小説は生まれたと言っても過言ではない。
そして彼は通勤時の乗換駅で階段を上がっていく女の尻(ケツ)を眺めている。つまりこういうことではないだろうか。女の尻(ケツ)というのは足のつま先から足首、すね、膝、太もも、ハムストリングス、そして腰、肩、背骨、丹田、つむじ、パーマヘアー、アンダーヘアーの巻きつき具合等さまざまな部位と連動しているから動きが一様ではない。動きが一様ではないから尻(ケツ)の肉のつき方も一様ではない。そこから赤子とかうんこが放りだされ血は流れ潮は吹く。そんな総合エンターテインメントはデズニーのエレクトリカルパレードと双