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第17回3000字小説バトル Entry1
オレンジの香りがほのかに漂い、先程のケンカを思い出した。
「しんどいの?」...答えがない。(死んだんかなぁ。)と彼の目を見つける。
「ガラスのいいものがあっってんけど、丸末屋の8階の時計売り場の前の特設売り場やってん、ステンドガラスやで、パン買わなあかんから、19時で閉店やったし、後で報告しようとして、帰ってきてん」やっぱり返事がない、昨日はガラスのいいのがあったら、見てくるように頼まれた気がしてただけやったんや、と1人で解釈して、パン袋をあけて鬱を忘れてパンをパクパク食べた。
彼は、43才のバツイチ。
子どもはいないが私の推理では、某有名小学校に通っている子が1人いてそうだ。
「今日はもう帰り、明日又おいで」とまるで、ネコをなだめるかのように、おまけに、出てきたからと言って、目覚まし時計までくれた。
「じゃぁね」と、我ながら、ハードボイルドのかわいい子のフリで明日又来るようになでめられたフリか、頼りにしているのか、笑顔で帰った。
未練。
何故か、惨めだ。
家に辿り着き、コンビニエンストアで孤剣丸出しで買った、マカデミアンアイスクリームを食べ、映画雑誌を見て、余韻を踏んでいた。
今日のはじまりは、お買い物にパン。幸せにワンピースを着て笑顔のつもりが、どうして、話にならずに帰ったのか、明日は本当に楽しくなるのか、まさか、灯油を持って、軍手を差し入れたら仲直りになるのか、まさかそれは結婚した後の話で、今は恋愛中、モンペ姿の偶像とのケンカになるなんて、信じられない。
私の考える恋というものは、絶対笑顔。明日は又、がんばって、ピンクのギンガムチェックのサブリナパンツで気をひこうとカールをがんばった。
今日のケンカはロンングワンピースだったのか、、サンダルだったのか、、、と私は眼を閉じ、眠りに入った。
彼女メグは知っているのか、あんなバカな高校生タイプの女は久し振りだ。
「あいつは、又明日ピンクの似合わないパンツでやってくるのであろう」と吾郎は、車にガソリンを入れ、メグがいてたら、もう少し作業がすんだのにとメグのサンダル姿を目に思い出した。
眠った。
起きた。
メグは来なかった。
吾郎は急いで、銀行へ行く支度をした。もう来ないであろう。昨日眠っている間に殺したハズだ。
事態は急変したんだ。あのメグがまさか、マフィヤの友達にヤクルートを売るなんて、バカなことをしたもんだ。
目覚まし時計を持って帰り忘れたのに後悔を残し、今日の悲しい仕事に急いだ。
メグへの婚約指輪を買うためにお金を銀行から下ろす予定だった。
ムシャクシャするので、下ろすのをやめて、ゲームをすることにした。
メグはもういない。
1,2,3と足の歩みをはじめ、あなたは横見てネコになる。明日私の家来になる。だから、友達だ、恐がらずに私の元へ、帰っておいで、後は私の思うままだ。
「鐘を鳴らせ」と、窓越しにはメグがいた。
死んだのは夢だったんだ。正確に今日の夜中メグの首をはじいたハズだ。
楽しくお金を数えるメグは、
「吾郎に今日も行くね」と、手渡した、額は300万。
このメグに出会った後に私はひどく貧乏神になった。
指輪に、倉庫、車に木。
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