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3000字小説バトル

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3000字小説バトルstage4
第24回バトル結果

ざんねん

一位作品の数が、その得票数以上となりましたので、規定によりチャンピオン作品はありません。次回にご期待下さい。

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
1
2
蛮人S
1
3
高野の火
高浜虚子

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

■Entry1
悪魔を憐れむ歌
サヌキマオさん

感想:
『悪魔を憐れむ歌』
やはり虚業、なのだろうか。父にとって、自分でもわからん理由で作品を賞賛される辛さと恐ろしさ。『執事ザンギエフも何となくスルーしちゃう汚なすぎる肉体労働者』である弟は、むしろ父にとって自身の劣等感の元なのかもしれない。ヘンリエッタは父とその仕事がもたらす裕福の危うさを薄々感じてはいる、が、理解はしてなさそうで、まあ父も鬱々とはするだろう。
とまあ、少々破綻気味の父親の自我をちゃんと窺わせつつ、わけの分からん作品とそのわけの分からん方向での評価っぷりが、それぞれ具体的に描かれてしまっているところに作者の力量を感じさせる。一読してアホっぽいのに、やはりしっかりしてる。

『レッツゴー履中天皇』
百舌鳥古市古墳群世界遺産候補推薦記念作品(嘘)
一説に河内王朝とも呼ばれる時期なので天皇はネタも兼ねて河内弁になったが、ちょっと言い回しが変な箇所はあるだろう(私も生まれ育ちは近い場所の筈なんだけど)。水歯別はアンドレ・ザ・ジャイアントをイメージしたら怪しいおフランスに。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry2
レッツゴー履中天皇
蛮人Sさん

感想:
「悪魔を憐れむ歌」
 冒頭の歌を菜箸で転がしていくうちにこんなんでましたけど、という作りかたをしているので計画性は皆無です。

「レッツゴー履中天皇」
 いやー、すげぇ。下敷きとなった履中天皇のエピソードを「てろっ」と調理してる。この「てろっ」とは煮玉子の黄身がまだ固まってなくて、半分に割ったときに流れ出してくる「てろっ」なんですが、吉本新喜劇、ではない。もっとこう火浦功とか岬兄悟日本のバカSFのノリ。
 非常によく出来ていると思います。面白かった。

「高野の火」
 明治四十三年、という時代背景を考えると「女にうつつを抜かしたから仏罰があたった」のか。
 ただそこ、単純に「仏罰」としないがために「源蔵さん、情死しましょうか」以降の下りがあるような気もする。今の感覚からすると、この状況下において「情死」も「駆落」も当てはまらないわけで、なんだろう……と思ったところで読解は終わる。単に女人禁制の坊様に恋い焦がれちゃった結果、というふうに考えるのが無難だろうか。
投票者: このバトルへの参加作者