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5月の最初の週(1998/5/1)

5月の最初の週
釜にしゃもじが突きたった
飯はおにぎりとなり、
そして卵焼きは折り詰めを満たした

みやげ物屋のテントの下で
店主はききいっていた
全ての行楽地の
ざわめきと歓声に。

そのざわめきと歓声は
店主の目には
炎とうつる 5月の
行楽の隊列だ。

われらの5月の最初の週は
よいこの歌声にかがやきつつ、
弁当と時刻表をにぎりつつ、
片田舎の駅舎をもうばった。

その踏みしめられた駅舎は
これは5月のまだ暁、
ガイドの持つ旗にかがやきつつ
5月は前進していた。

われらの5月の最初の週−
暦に並ぶ赤丸は
通勤の路のうえに
行楽の軍団を起たせた。

新しい軍団は
係員の目にも
炎とうつる 5月の
新しい隊列だ。
遊園地よ、動物園よ、
5月のパレードを吹きまくり、
門扉を両手で開け放とう−
われらの週がきたのだ!

ききたまえ、労働者よ、
われらの天の言葉を。
「きみらは先週の事は忘れて、
とりあえず娯楽に転化しなはれ」

ビニルの風呂敷を打ち広げ
マーチよ、耳に轟け!
全ての5月の最初の週は
娯楽への行進だ。

5月は行進だ、
経済を担う娯楽への行進だ
千万の家族よ、全ての行楽地に
億万の足を打ち鳴らせ!

参考:
CD・ショスタコーヴィチ交響曲全集(ビクター音楽産業VICC40094〜103)解説書
ウサミ・ナオキ氏による日本語訳詞より



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 著作者   蛮人S   mail:banjin-s@gorakken.net