第2回チャンピオンofチャンピオン詩人バトル Entry4
真っ青に澄み渡る空から
誰かの割ってしまったガラスの欠片が
太陽光をきらきらと七色に反射し
雨のように降り注いでいる中
子供達は
手を取り合って
ポルカを踊っていた
あたしはステッキを置き
シルクハットを脱いで
「やあ」
と子供達に挨拶をする
あたしのタキシードの胸ポケットに
ずっと前から一輪の花が挿してある
その花の名を古い友達に聞いてみたところ
彼はあたしと同じようにその皺深い手で花を触り
「これは造花だ」
と言った
「道理で図鑑に載っていない訳ね」
従ってこの花には
種も無く蜜も無く
花言葉も無い
欠片達はますますその勢いを強め
がしゃがしゃと音を立てて大地に落ちる
子供達の踊りは
ますます冴え渡り
眠くなってしまいそうなくらいに
スローだ
あたしは眠気を押さえ
一歩前へ進み
昔のような見事な踊りはもう踊れないので
子供達に
手品を見せる