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第3回チャンピオンofチャンピオン詩人バトル Entry1

きれきれて


君は最高の夢を見るんだ

今世紀最高の夢だ


これがジーザスシアン
とてもキレイな青だろ
単なる頭痛薬だ

これを服用する本当の目的は

人によって異なる症状の
副作用なんだ


死は見えるかって?

さあどうかな


とにかく君はこの薬の力を借りて
今世紀最高のメタリック叙情詩を書き上げるんだ
世界中が震え上がるようなやつを

タイトルは



きれきれて



レヂデンスハイヌーン11階北側非常階段踊り場

僕の名はエルキィ

ジーザスシアンを1錠服用


金魚鉢のマンションと深海病院
しんしん しんしん
古代遺跡の団地と誇大宇宙の塵の住宅
しんしんと しんしんと
DNA状の高速道路と地下の天空のサーカステント
みりみり みりみり
死体動物園と死細胞ミュージアム
みりみりと みりみりと

ヒカヤ氏の言ったことは本当だった
思考カリエスを患った地球の断面がびっくりするくらいはっきり見える


足元には計画書

深夜の学校の屋外プールの栓を抜く計画

プール嫌いの僕のために 
プール嫌いの世界中の生徒諸君のために



さて
青写真は完璧だったが 金網が高すぎた

計画ハ失敗ダ

教訓その一
計画通りに物事は進まない






それは凶弾の螺旋と緑の廉図で潜行し
ゆれゆれ水の深淵に魚の負荷夢の伝道火薬を光速で反転し
連動試験管装置で攪拌し割礼された



トコロカワッテ
微音通りの映画館 
キネマヴィオンにて

上映中のウルトラB級映画「密猟時計」

ガタガタの椅子に座ってシアンを3錠

退屈な映画が3週間分の叙情詩に早代わり

横を見ると少し離れた席に美しく清楚な女が座ってる

「隣に座っていいですか?」

何も言わない女

かまわず座って映画を見る

女を見た
女が尼僧に変わっていて

唇が血みたいな赤だ

ボ僕の前にヒ跪いてのオオーラルセッククスス
ススクリーンでは奇形人間が無残に死んでらあ
映画を見ながらイクククク

アーメン 死ね


僕は今現実を飛び越えた





再びプールの前

脚立を上り金網の一番上にロープを縛りつけ
向こう側へロープをつたって降りる

見事計画通り

プールが不気味に横たわってる

排水のスイッチは

見つからない
また失敗か


ポケットからシアンを取り出し水無しで一錠飲み込む


プールの 水が 生き物にい なって
襲ってくるくるくるう



僕はしくじった



そ〜れからそれからあ


コンビニの前の少年たちが
びしょぬれの僕を見て笑ってる

世界中が僕を笑ってる



あったあった物置に古いタイプライター

いよいよだな
誰かが言った


シアンを5錠服用



さてコンビニに戻ろう


そ〜れからどした〜


少年は5人


僕の首にはさっきのタイプライターが下がってる

「なんか用?」と少年のひとり
「なんだそれ」とまたひとり
「タイプ?」とまたひとり
「なんか銃口みたいの付いてるぞ」と
「ばかじゃねえの」と

さて

打つか

いや

撃つか

タイプライターカチャカチャチャ
kirete kirete  kirekirete konyanousotsuki dokoheiku
kirete kirete  kirekirete konyanousotsuki dokoheiku


あそれ〜
それにあわせて それにあわせて タイプの銃口火を噴いた
血だらけだ あ 血だらけだ 少年5人はあの世逝き〜
あそれ♪



僕は名前を変えた

新しい名前は[うそつき]

いよいよ世界最高の詩人の誕生だ
喜んでくれたまえ



午前零時ちょい過ぎ
一億数千万人の目の中
[うそつき]は闇と同化

残酷で平穏
清廉と性欲
間欠的に能動的に

さあ読者諸君 ここからが本題だ

港町のバーQQにて
ヒカヤ氏と会う
そしてきわめて道徳的秘め事

命題
21世紀はクソ詩的レヴォリュウションにて確立する

僕とヒカヤ氏はZルームへ

テーブルの上に鉛筆とノート

僕の下半身はすでに裸 

ズボンのチャックを開けヒカヤ氏は簡易再生装置を取り出す

それを僕の中へ


さあ幕は上がった 
なめらかにたおやかに僕の詩的が滑り出す

モンスターとファックしたいけない修道女が「きれきれて」
「密猟時計」の奇形人間が映画から飛び出てきて尼さんを犯している

地下鉄構内に放置された針針爆弾が「きれきれて」
僕は地下鉄のホームのゴミ箱に
針針と書かれた球体の爆弾を入れた
ゴミ箱の横のベンチに神父が座り
ゴミ箱をチラッと見た瞬間爆発 
顔が吹っ飛ぶ神父 
爆風の中には無数の針が入っているのだ

顔の無い殉教者が郊外のスーパーで万引きして逮捕されたそうですよ
首から上が吹っ飛んだ神父が
スーパーでチョコレートをポケットに入れている
出ようとすると天井から主が逆さになって降りてきて
神父の腕をつかむ
主 宣く きれきれて

ああおそろしく現代で古代なシ的が生まれそうだ
神父の腕が主に引きちぎられました

引き続きファックでサックでリリカルな詩的を朗読しよう


高所恐怖症の骨骨が
たちの悪い肉腫に冒されて

下半身だけ骨の男がビルの屋上の手すりの外で震えてる
骨からは次々と肉腫が生まれ
男は恐怖が臨界点に達し飛び降りる
宇宙空間へと

落下

グシャッと首の骨が

人が集まってくるのを僕は屋上から見ている

とても宇宙的土着的

振り向くと尼僧が全裸で赤ん坊を抱いて立っている
赤ん坊の口から大量の虫がぞろぞろと

口腔いっぱいの虫虫があわれな嬰児に寄生する

尼僧は笑い
嬰児を下に落とした
嬰児の口からは更にムム虫があ

尼僧が大きな白い旗を担いで
「あなたは今世紀最高の詩人になるのよ」

旗を僕に渡そうとした瞬間

旗がバラバラに砕け散り


ギえギええ



Zルーム

ヒカヤ氏が耳元で
死ねないの?


再び屋上

バラバラになった旗が舞っている

カタカタオルガンと詩的革命論の種子を乗せた浮遊船
轢断死体を敷き詰めたダンスフロア
高架水槽のひびから血が流れ
生贄と淫売がケタケタアコーディオンと笑ってる

水槽が割れて中から斧を持った顔の無い片腕の神父が飛び出る







今日はぴったりの日
なにもかもがぴったりとあてはまる日だ






僕の頭に


斧が振り下ろされ 


到達 
俗に言うイクというヤツ




Zルーム 
床に精液が飛び散っている
人はいない



微音通り 
人はいない

僕は倒れてる
傍にクラシカルな装丁の本
表紙に金の文字で

きれきれて

上半身を起こした

風がある

ポケットから鉛筆を取り出し
本を開き1ページ目の余白に
「うそつき」と書く

眠りへ



死後の名声を手に入れた










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