第3回チャンピオンofチャンピオン詩人バトル Entry2
動き出すスクランブル交差点
アスファルトの水面 揺れる
灼けたアキレス腱
に
アゲハ蝶
ひらり
突如 吹き上がる熱風
煽られ
て
鱗粉
はらり
此岸 から 彼岸 へ
踊れない 脚 と 羽
細胞が乾きに呻く
水 が 飲みた い
陽炎
が
嗤う
ゆらり
嗚呼
本物の 水 な んて 知らない
か ら 水 な んて 本 当に飲みた いのか
解らな いけど 全 身が 求めてや まない
のは 水だ から 水を飲 みたい と 思うの は
きっと 間違いじゃな い と信じ る 他な くて
嗚呼
否 信じ る とか 信じな いじゃ な くて
身体 の 内側 叫ぶ 水 を 下さ い
水を 下 さい 水を下さい みズを下さイ ミズヲクダサイ と
私 の知らな い 深 い 所が 水 を 知ってい る
飼い馴らさ れ た 水で は なく ホンモノノミズヲ
水を下さい
嗚呼
干上がっ た こ の舌 に喉に 腹 に 手に 肌 に 臓腑に細 胞に
焦 燥 消して 満ちる 知りた い か ら
嗚呼 水を下さい
アゲハ蝶 遠く 今 太陽の黒点